近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)を熱烈予想!
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近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)を熱烈予想!

UPDATE:2022.02.02
ボートレース情報

近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)が、2022年2月12日(土)から2月17日(木)までの日程で、ボートレースびわこにて開催されます。

近畿地区は「全国最強」の呼び声も高い大阪支部を始め、勝負強いボートレーサーがそろっていることで知られています。

そんな選手たちの集う近畿地区選手権を攻略するにあたり、わかりやすくてためになる情報を的確に押さえました。冬のびわこ決戦のおともに、当記事をご活用ください。

この記事でわかること

  • 今回の近畿地区選手権の有力選手がわかる
  • 実力を底上げするエースモーターを把握できる
  • 舞台となるびわこ水面の狙いどころを掴める
  • 近畿地区選手権の近年の傾向から予想力を向上させられる

▼三連単や転がしが当たる優良競艇予想サイト

近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)の詳細情報

近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)の詳細情報

近畿地区選手権において、忘れられない出来事があります。これはボートレースファンはもとより、すべての人に知っておいてほしい事実です。

2020年、ボートレース尼崎で行われた近畿地区選手権。その優勝戦において、1号艇1コースから完璧な逃げ切りを決めたのは、大阪の太田和美選手でした。太田選手は、優勝インタビューでこのように語ります。それは勝利の喜びも小さい神妙な表情で、涙さえ浮かんでいるようでした。

「みんな命をかけて走っている」

この開催の4日目。地元兵庫支部のA1級で、根強いファンがいたレーサー、松本勝也選手が事故で亡くなっていました。太田和美選手の1期先輩にあたる松本選手は、転覆後に他艇と接触。水中に没し、救助後に病院へ搬送されたものの、死亡が確認されました。

どんなレースでも、死はすぐそこにある。それを証明したかのような悲劇でした。自身の勝利よりも、その悲しみに眼差しを送った太田和美選手に対し、ボートレース界やSNSのファンからは感謝の声が飛びました。

当記事から見て、つい先日にあたる2022年1月12日。東京支部の小林晋選手が転覆し、やはり他艇と接触。亡くなる事故が起きました。

「みんな命をかけて走っている」という太田和美選手の言葉は、いつも、いつまでも重い響きとともに、ファンの心に残り続けるでしょう。

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

「今年もこれわからんな」

近畿地区選手権は、6地区の選手権のなかで最も「カオス」といっていいシリーズでしょう。超豪華メンバーの大阪支部の存在があり、それに食らいつく滋賀、兵庫、福井の各支部もあって、目移りするなというほうが無茶な状況を作り出しています。

  1. 近畿各支部の才能が集まって乱戦必至
  2. 大阪支部のすごいやつ!藤山翔大に注目
  3. 勝ち運モーター?優勝4回の46号機

今開催の地元有力選手として、馬場貴也選手と丸野一樹選手は後ほど別項目で詳しく解説しますが、ともあれシリーズ全体で見たら「大乱闘ボートレースブラザーズ」状態であることを把握していきましょう。

シリーズ展開予想①/近畿各支部の才能が集まって乱戦必至

大阪支部だけで、何人のSGタイトルホルダーがいることか。そのような大阪のある近畿地区選手権が、死闘にならないはずがありません。

歴代優勝者にも大阪支部に所属する選手の名前が目立つものの、各支部のエース級が打ち倒すこともしばしば。

中央競馬においては「1年の計は金杯にあり」と言うことがありますが、ボートレースにおいては「1年の計は地区選にあり」かもしれません。当年のボートレースクラシック出走権が得られることからも、地区選の持つ意味は計り知れないのです。

とりわけ、近畿の地区選は「旬」さえも決めてしまう存在感があります。いったい誰がこの場を勝ち残るのか。大局的な視野からも注目の一戦であり、そのレースぶりを見据えていくことで、今後の開催も含めた舟券検討に良い効果を与えるでしょう。

シリーズ展開予想②/大阪支部のすごいやつ!藤山翔大に注目

シリーズ展開予想②/大阪支部のすごいやつ!藤山翔大に注目

とてつもない実績を持った選手がずらりとそろう近畿地区選手権。しかし、伸び盛りの若手選手の活躍が楽しみなのは、ほかの地域と変わりません。

「最強軍団」たる大阪支部に、特にこれからビッグタイトルを勝ち取ることが期待される逸材がいます。それが藤山翔大選手です。

藤山選手は1991年2月5日生まれの30歳。もっとも、この年齢は2022年1月下旬現在のもので、近畿地区選手権が始まる頃には31歳になっているでしょう。

まだ一般戦でしか優勝がない藤山選手ですが、2021年の成長はとてつもないものでした。2020年2月に初優勝を飾り、それから1年は静かなものだったのですが、2021年3月の「スカパー!・JLC戸田ルーキーシリーズ第5戦(戸田競艇一般)」を勝ちきってから覚醒。なんと8つもの開催で優勝をもぎ取りました。

しかも、2021年11月から2022年1月途中までの期別勝率は8点台に乗っています。明らかに超一流の数字です。

もちろん、これからグレードレースに呼ばれるようになると、再び壁に打ち当たることでしょう。それでも、操縦のみならず整備にも定評があることから、より高い次元への飛躍が期待されます。

シリーズ展開予想③/勝ち運モーター?優勝4回の46号機

エースモーターというほどには、勝率が図抜けているわけではありません。なのに、なぜか勝負どころで勝つ。そんなモーターが、今期のびわこにはあります。それが46号機です。

勝率5.88、2連対率42.5%は良いデータです。実際、各数字は全体から見ても2番目に良い数字であり、これより上には25号機しかありません。

しかし、絶対的な数値で見ると、「超抜機」や「エースモーター」と言い切れるほどの怪物感には欠けています。

ただ、46号機には優出7回、優勝4回という輝かしい数字があります。優出回数では31号機の8回も大したものですが、さすがに優勝4回に並ぶものはありません。「勝利へ導く高出力」という観点からも、46号機は節間を通じて舟券予想の軸となりうる魅力を秘めています。

ボートレースびわこの水面の特徴

ボートレースびわこの水面の特徴

かつて、「インがすさまじく弱い」と言われていたびわこ水面。ファン歴が長い人ほど、「びわこは荒れる」という持論があるパターンが散見されます。

しかし、最新のデータは、それが思い込みに過ぎない「過去の傾向」であることを示しています。

  1. びわこ水面は優等生になりました
  2. 1マーク移設で昔のデータは使えません
  3. 標高と観光船の影響がちょっとだけ

現在のびわこ水面の「真の姿」を知りましょう。それは同じ舟券を買うライバルに差をつける一手になりえます。

また、当サイトで公開しているボートレースびわこの特集記事は、舟券力向上とレース場の魅力を知るための効果的なツールです。ぜひ、当記事とあわせてご覧ください。

特徴①/びわこ水面は優等生になりました

かつて、びわこ水面は「えげつないほど」インが勝てない時代がありました。まさしく近畿はおろか全国有数の「イン受難水面」であり、実際に走る選手から予想するファンに至るまで、懊悩のどん底に叩き落とす性質を持っていました。

しかし、まるで心優しい不良少年のように、令和のびわこ水面は全国屈指の優等生水面になりました。1コースの勝率は概ね全国平均で推移し、どのコースからも、あるいはどの戦法でも勝負できる、総合力を試されるレース場として整えられたのです。

特徴②/1マーク移設で昔のデータは使えません

特徴①の理由にもなりますが、以前のびわこ水面のデータは、2022年1月現在のデータとはまるで傾向が違うため、単純に当てはめると痛い目を見ます。

その大きな要因となったのが、2010年代に全国で進められた減音モーターへの移行、持ちペラ制の廃止、そして2020年10月の1マーク移設です。これによってイン艇の競走しやすさが増し、非常に公平な条件で戦える水面に変わりました。

進入コース 1着率
1コース 54.4%
2コース 15.3%
3コース 13.7%
4コース 10.4%
5コース 4.6%
6コース 1.6%

2021年の1着率分布はこのとおり。各コースごとに、技量や展開に沿って戦えることがわかります。

特徴③/標高と観光船の影響がちょっとだけ

びわこ水面におけるリスク要因としては、「標高」と「観光船」が挙げられます。これらは劇的に競走を変えるわけではありませんが、びわこの特徴ではある要素でしょう。

内陸の琵琶湖に作られたびわこコースは、標高が85メートルの地点に位置しています。海や川などに作っているレース場と比べれば、標高が高く、気圧が低いロケーションです。この環境は、モーターの出足を鈍らせ、スタートタイミングを取りづらくします。

また、琵琶湖は観光スポットでもあるため、観光船が定期的に運航しています。この波は物理的に防ぎようがなく、時折1マーク側に「うねり」を発生させる要因になります。

ただ、「標高は桐生ほど高くない」「船舶とそれが作る波は福岡ほど大きくない」という見方もできる点は、あわせて書き添えておきましょう。

近畿地区選手権の歴代優勝者の分析

開催年 優勝選手
2011年 松井 繁
2013年 中島 孝平
2014年 松井 繁
2015年 太田 和美
2016年 吉川 元浩
2017年 今垣 光太郎
2018年 野添 貴裕
2019年 丸岡 正典
2020年 太田 和美
2021年 馬場 貴也

近畿地区選手権の制覇回数にフォーカスを当てると、「王者」松井繁選手の偉大さがわかります。1995年、2000年、2010年(2月)、2011年、2014年のV5。かつ、その技量はなお円熟味を増し、今年はV6への野望を燃え立たせています。

過去10回の制覇について、所属支部ごとに振り分けてみると、大阪6回、福井2回、滋賀1回、兵庫1回。大阪支部の大暴れっぷりがわかります。さらに、ほとんどの選手が2022年現在も現役であり、今回の近畿地区選手権に登場します。

唯一、大阪の野添貴裕選手が2021年10月に電撃引退を発表しました。野添選手もまた高い技量でG1を2勝した名選手。当時もなおA2級に在籍し、さらには直前までA1級でしたが、股関節の難病を患っていたことが最大の引退理由になりました。

激しい痛みと戦いながら、すばらしい成績を残した野添選手。それほどのメンタリティがあってこそ、G1の誉れに手が届くということなのかもしれません。

今年の近畿地区選手権では地元滋賀の2人が大本命!

今年の近畿地区選手権では地元滋賀の2人が大本命!

2022年、びわこ開催となる近畿地区選手権。先の項目のとおり、近畿地区選手権においては大阪支部の存在感が強く、事実ここ3回のびわこ開催では石野貴之選手、太田和美選手、野添貴裕選手と、大阪支部勢がタイトルを奪取しています。

ただ、最近の潮流として、滋賀支部勢の進境が著しい点に注目しました。昨年2021年、三国開催の近畿地区選手権について、滋賀の馬場貴也選手が制したのが好例です。

その馬場選手、そしてグランプリ優勝戦にまで駒を進めるなど超一流の仲間入りをした丸野一樹選手。この2人を今開催の優勝候補と考え、実際にどういった強みがあるかをデータから紐解いていきます。

2022年近畿地区選手権の優勝候補①/馬場貴也

2022年近畿地区選手権の優勝候補①/馬場貴也

馬場貴也選手は、2018年から2021年まで4年連続でSGまたはG1競走を勝利。SGでは6コースから勝ちきって11万舟の成立に貢献するなど、いかなる時でも目立つ存在に成長しました。

前節の全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)でも調子は良好。優勝戦1号艇をゲットします。ただ、ここで2号艇の羽野直也選手をブロックして流れ、3号艇の毒島誠選手に優勝を奪われる結果となってしまいました。

それでも、全体的な調子では問題ないことは明白です。ホーム水面のびわこでは96節走って47回の優出、14回の優勝。その中には、地元周年である2020年のびわこ大賞を含みます。近畿における滋賀支部の勢いを象徴する存在として、今開催で目の離せないトップレーサーです。

2022年近畿地区選手権の優勝候補②/丸野一樹

2022年近畿地区選手権の優勝候補②/丸野一樹

当サイトでもたびたび触れてきた丸野一樹選手の活躍。2021年、G1およびプレミアムG1を3勝。年末のボートレースグランプリでも卓抜した技術を見せ、いつSGを制してもおかしくない強さを証明しています。

ホームのびわこ水面では66節走って19回の優出と4回の優勝。これには、びわこ大賞2019(びわこ競艇G1)を含んでいる点を特記せねばならないでしょう。

前節の全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)でも予選5位通過。準優勝戦で敗れはしましたが、馬場貴也選手ともども滋賀支部の柱であることをアピールする戦いぶりでした。

1991年8月5日生まれの30歳。ようやくルーキーシリーズを卒業したばかりですが、すでに完全なるトップクラスであることは疑いようもありません。今年も高額賞金を獲りまくり、ボートレースグランプリ本戦へ乗り込むために、ビッグタイトルでの活躍が望まれます。

近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)のまとめ

近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)のまとめ

ボートレーサーは、常に危険と隣り合わせ。命懸けで栄光に向けて走っている。その事実とあらためて向き合わせてくれた近畿地区選手権。

今年もあらゆる大レースで名を成してきた選手から、そのキャリアを強く輝かせることを願う若手選手まで、楽しみに満ちたメンバーがそろいました。

総合力が求められるようになった令和のびわこ水面で、さながら2022年シーズンの吉凶を占うようなシビれる戦いが始まります。

[※現地観戦希望者向け]ボートレースびわこ(びわこ競艇場)のアクセス

[※現地観戦希望者向け]ボートレースびわこ(びわこ競艇場)のアクセス

住所 滋賀県大津市茶が崎1-1
電話番号 077-522-1122

近畿地区選手権は、滋賀県大津市にあるボートレースびわこで開催されます。名前の通りに琵琶湖に作られたコースであり、標高85メートルと高所に立地していることから、ボートレース桐生と並んで低気圧水面に数えられます。

大阪や京都からのアクセスが容易な立地であり、ビッグタイトルの際にはこれらの大都市圏を中心に、大勢のファンが詰めかけます。

しかし、今年の近畿地区選手権に関しては、くれぐれも注意しなければなりません。今なお新型コロナウイルスの感染拡大が進んでおり、不要不急の外出は決して推奨されないからです。

政府は全国各地に「まん延防止等重点措置」を発出し、本格的な第6波対策へ乗り出しました。これを受け、ボートレースびわこにおいても、開催における指針が発表されています。

2022年1月下旬現在、近畿地区選手権は有観客開催を予定していますが、状況は毎日のように変わります。現地での観戦を希望される方は、常にボートレースびわこの公式ウェブサイトにて最新の情報をチェックすることをおすすめします。

  • マスク着用が義務づけられています。
  • 入場時に検温を実施し、体温が37.5度以上ある場合は入場できません。
  • 明らかな体調不良が認められる場合にも、入場不可です。
  • 入場は、北1階入場口に限定されます。
  • 選手の入り待ち、出待ち、プレゼントの受け渡しは禁止です。

参考記事:ボートレースびわこの入場時の注意事項について – ボートレースびわこ

電車・無料送迎バスでのアクセス

電車・無料送迎バスでのアクセス

ボートレースびわこの最寄り駅は、JR京都線の「大津駅」、およびJR湖西線の「大津京駅」です。大津駅と大津京駅からは、いずれも無料送迎バスが運行しています。徒歩ではかなりの時間が必要になるため、バスを利用したほうが良いでしょう。

また、京阪石山坂本線の「大津市役所前駅」から本場まで徒歩10分の距離です。ただし、こちらは無料送迎バスが運行しておらず、徒歩移動が原則となります。

自動車でのアクセス

自動車でのアクセス

ボートレースびわこには、約1,000台が収容可能な無料駐車場が用意されています。本場開催日の午前9時から、本場の営業終了時刻まで利用可能です。

ボートレースびわこの最寄りインターチェンジは、名神高速道路の「大津IC」、および「京都東IC」です。下りてから本場までは、約15分の道のりになります。


▼三連単や転がしが当たる優良競艇予想サイト