【若松71周年】「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[11月]」は瓜生正義や篠崎元志ら福岡勢が桐生順平の連覇を止められるか!?今節で使い納めのモーターが万舟券的中の鍵を握る?
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【若松71周年】「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[11月]」は瓜生正義や篠崎元志ら福岡勢が桐生順平の連覇を止められるか!?今節で使い納めのモーターが万舟券的中の鍵を握る?

UPDATE:2023.11.07
ボートレース情報

ボートレース若松の開設71周年を祝う周年競走、「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[11月]」の開幕です。1月に続き、当年2回目となるこのシリーズ。2023年のボートレースも、いよいよ終盤戦へと突入します。

今回、注目選手としてピックアップした瓜生正義選手のように、「ボートレースグランプリ2023(住之江競艇SG)」はおろか、「チャレンジカップ2023(三国競艇SG)」への出場もギリギリという名選手たちが複数存在します。

それぞれに事情があり、十全の力を発揮できなかったかもしれません。だからこそ、この舞台で悔いの残る戦いはしたくないでしょう。

一方、グランプリ出場の当確ランプが点っている馬場貴也選手や磯部誠選手といった面々にしても、グランプリで俄然有利になるトップ6入りを目指すためには、”ポカ”をすることはできません。まして、トップ層に入るような選手なら、その負けん気は人一倍でしょう。

最後の最後まで諦めない。1年という長いスパンの努力を実らせるための、ギリギリの勝負駆けが求められる。11月のボートレースを象徴する攻防に注目のグレードレース、「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[11月]」について、舟券予想に役立つデータや優良おすすめサイト情報とともにお届けします。

この記事でわかること

  • 若松パイナップルナイターの1号艇強し!近年の結果と前回の優勝戦を振り返る
  • 今回の「覇者」は誰だ!SG優勝経験者がずらりの豪華メンバーから注目選手をピックアップ
  • 今節が若松モーターの使い納め!蓄積したデータから”最後のご奉公”を発揮してくれるエンジンを分析

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「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[11月]」の詳細情報

開催年 優勝選手 所属支部
2018年 田村 隆信 徳島
2019年 峰 竜太 佐賀
2021年 丸野 一樹 滋賀
2022年 羽野 直也 福岡
2023年(1月) 桐生 順平 埼玉

「全日本覇者決定戦」は、ボートレース若松(若松競艇場)の開設を祝う周年競走です。同じ九州地区の唐津周年「全日本王者決定戦」、および芦屋周年「全日本王座決定戦」と名前が似ていますが、いずれ劣らぬハイレベル競走になる傾向があり、”名前負け知らず”のグレードレースと言えるでしょう。

ここ5回の優勝者一覧は上記のとおりであり、地元九州地区を始めとして西日本勢の活躍が目立つなか、今年(2023年)1月の70周年記念では埼玉の桐生順平選手が優勝。今節も桐生選手は出場を予定していますが、すでにグランプリ出場の当確ランプが点っている状態がどのように影響するか、慎重に予想する必要がありそうです。

2015年6月11日「全日本覇者決定戦2015(若松競艇G1)」[優勝戦]/3号艇3コースの篠崎元志選手が1周目1マークで鮮やかなまくり差しを放つ

なお、上記5回の優勝戦は、いずれも1号艇のイン逃げ決着でした。1号艇以外の逆転優勝は、63周年記念だった「全日本覇者決定戦2015(若松競艇G1)」までさかのぼります。この時に優勝したのは、地元福岡の篠崎元志選手。

6艇がコンマ03からコンマ07までギリギリの踏み込んだスタートを切った優勝戦は、篠崎元志選手の3号艇3コースからのまくり差しが1号艇の湯川浩司選手の懐を捉え、勝負を決めました。

<前回優勝戦回顧>「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[1月]」は桐生順平が快勝!

艇番 選手名 所属
1 桐生 順平 埼玉
2 茅原 悠紀 岡山
3 池田 浩二 愛知
4 篠崎 仁志 福岡
5 瓜生 正義 福岡
6 羽野 直也 福岡

前回開催「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[1月]」は、2023年1月26日(木)に優勝戦が行われました。70周年記念大会の「覇者」となったのは、埼玉支部の誇る大エース、桐生順平選手です。

「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[1月]」授賞式/写真撮影の時間に報道陣に応える桐生順平選手

初日第12Rのドリーム戦(グランプリDR)こそ、4号艇4コースからの5着となった桐生選手。しかし、当選した20号機は2連対率43.75%のハイパワーモデルでした。2日目の第1Rで5号艇5コースからのまくり差し勝利を決めたのを皮切りに、4日目の6号艇6コース2着など大暴れ。初日の大きな着もなんのそのとばかりに予選1位通過を決め、そのまま準優勝戦、優勝戦とパーフェクトな競走で駆け抜けました。

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

2023年11月、今年2回目の若松周年「全日本覇者決定戦」。1月は埼玉の桐生順平選手が卓抜したポテンシャルで優勝し、この時点で通算16回目のG1競走Vとなりました。そして、6月には地元の戸田周年「戸田プリムローズ2023(戸田競艇G1)」でも優勝したことで、G1の通算V回数は17に伸びています。

  1. 瓜生正義が勝負の時!選手会の重責と地元の期待さえも背負ってなお輝く伝説へ
  2. 桐生順平はグランプリ当確済み!それでも連覇がありえるすごみ
  3. 篠崎元志の完全復活がファンの願い!久々のG1獲りからSGへ突き抜けろ

そんな桐生選手よりも、やはり先に取りあげたいのは瓜生正義選手です。さらに、同じく地元福岡の篠崎兄弟の兄、篠崎元志選手もピックアップ。一時期の壮絶な低迷から復活しつつある彼に加え、前回の「覇者」である桐生順平選手。この3名をぜひ注目すべき存在として、各項目で詳しく見ていきましょう。

シリーズ展開予想①/瓜生正義が勝負の時!選手会の重責と地元の期待さえも背負ってなお輝く伝説へ

シリーズ展開予想①/瓜生正義が勝負の時!選手会の重責と地元の期待さえも背負ってなお輝く伝説へ

福岡の瓜生正義選手は、2022年6月に日本モーターボート選手会の選手会長に就任しました。それも現役として選手を続けながらの兼職であり、相当な激務をこなしながらトップクラスで戦い続けています。

そして、そのうえで、苦しみの途上にある。少なくとも、獲得賞金額という面だけ見れば、このように表現せざるを得ないでしょう。

こうした内容については、先月(2023年10月)に開催された「福岡チャンピオンカップ2023(福岡競艇G1)」の特集記事においても触れました。また、同記事においても注目の1番手として紹介したものの、結果は予選31位で準優勝戦進出ならず。

一方で、前節の「つるやパン提供/第8回みんな大好き!サラダパン賞(びわこ競艇G3)」では予選2位通過、準優勝戦1号艇の好枠を得ます。

ただ、勝負は恐ろしいもの。迎えた5日目の11R、準優勝戦。コンマ11は4号艇4コースの権藤俊光選手と同タイムのトップスタートタイ。にもかかわらず、1周目1マークで実にらしくない「鋭さを欠くターン」になり、後続艇の勝機を作ってしまいます。

やがて優出圏内の2連対が遠のいたのみならず、3周目2マーク、ゴール目前のターンも思わぬ膨れ方。これで権藤選手との3着争いにも競り負け、5-2-4は93番人気の122,790円という、超荒れを招くことになったのです。

当時の天候は晴れ、風速2mに波高2cm。予選2位通過とあって全体的な出来も良好だっただけに、「激務の疲労」と「加齢による消耗」の両面を感じてしまいます。ただ、それでも「正義のヒーロー」は立ち上がり、きっと再び栄光へ――そんな願いが、地元若松に満ちることでしょう。

シリーズ展開予想②/桐生順平はボートレースグランプリ当確済み!それでも連覇がありえるすごみ

シリーズ展開予想②/桐生順平はボートレースグランプリ当確済み!それでも連覇がありえるすごみ

埼玉の桐生順平選手については、優勝候補の冠を取り上げるほうが困難でしょう。もちろん、今回はSG優勝経験者が20人以上もそろった超豪華メンバーであり、ほぼSGと同等のレベルにあることから、接戦気配が濃厚な点は否めません。

また、少し前まではコンディション面での不安がありました。これを不安点として数えるのもまた、間違いではないはずです。3節前の「びわこ大賞2023(びわこ競艇G1)」では予選28位、さらに2節前の「福岡チャンピオンカップ2023(福岡競艇G1)」では初日ドリーム戦3着からの途中帰郷。レース中の右手首負傷による公傷でした。

かてて加えて、8月の「ボートレースメモリアル2023(福岡競艇SG)」でも私傷病による途中帰郷だったため、ボートレース福岡(福岡競艇場)では2節連続のリタイアとなってしまいました。

ところが、こりゃいかんかと思われた前節の「ボートレースダービー2023(蒲郡競艇SG)」で目覚ましい活躍。優勝戦においても、峰竜太選手の復活走を阻止こそできなかったものの、3号艇3コースからの2着準優勝。大きく賞金を積んでグランプリ出場当確を果たしたのです。

してみると、「今節こそは無理はしないのでは」に対し、「グランプリのシード権獲りにガチだろう」の2つがせめぎあいます。

前回開催の文字通りの「覇者」は、またも大暴れするのか。ここ若松水面での成績(11節通算勝率7.88など)が非常に良好なことから考えても、容易に軽視できる存在ではないというのが、当記事における結論になります。

シリーズ展開予想③/篠崎元志の完全復活がファンの願い!久々のG1獲りからSGへ突き抜けろ

シリーズ展開予想③/篠崎元志の完全復活がファンの願い!久々のG1獲りからSGへ突き抜けろ

福岡の篠崎元志選手にとって、2010年から2015年までの2010年代前半はまさしく輝かしい時期でした。しかし、2010年代後半は不調からの大怪我、長期欠場によるB2級降格と、数多の試練が「篠崎兄弟の兄」を襲います。

ですが、時は待ってくれませんし、他方で悪いことばかりが巡ってくるわけでもありません。2020年には弟の篠崎仁志選手が、「ボートレースオールスター2020(住之江競艇SG)」でSG競走初制覇。同年には初の年間獲得賞金1億円突破も果たしました。

すると、兄の元志選手もまた、大怪我からもたらされた深刻なスランプの時期を乗り越え、2021年には3つの一般戦、2022年には5つの一般戦で優勝するに至ります。

今年、2023年。実はまだ一度も優勝していません。しかしながら、獲得賞金は最後にG1競走で優勝した2016年に迫る勢いで積み上げています。つまり、A1級のなかでもグレードレースに出続け、しかも常に質の高い競走で準優勝戦や優勝戦に顔を出すステージへ戻った。その事実が垣間見えるのです。

2023年10月終了時点で、篠崎元志選手はランキングで第18位につけています。積み上げた賞金は約6,300万円。第19位の重成一人選手は約5,900万円の一方、上を見れば第14位の中島孝平選手が約6,500万円の団子状態ですから、当然に「すべての開催が勝負駆け」状態と言えます。

「再び、あの聖地へ」

篠崎元志選手が最後に勝ったG1競走は、2023年11月初め現在で「高松宮記念2016(住之江競艇G1)」です。ならば、年末の「ボートレースグランプリ2023(住之江競艇SG)」で最高の栄誉へ。そのために、地元の開催で覇者へ。そうした想いとともに、運命の11月が始まります。

ボートレース若松の狙いモーター情報/現行モーターの最終節で蓄積データ狙い撃ち!

ボートレース若松の狙いモーター情報/現行モーターの最終節で蓄積データ狙い撃ち!

今回、勝負を左右するのは水面の特性か、それともモーターの力か。基本的には水面との相性を重視しておりますし、実際にそのほうが舟券成績が安定する傾向にありますが……。

今節に限っては、事情が異なります。すなわち、「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[11月]」が、若松の現行モーター使用の最終節という事実です。

したがって、ボートレース若松の水面がどのようなものであるかは、当サイトが公開している以下の特集記事や、優良おすすめサイトの考察をご覧ください。

今回は、「最強に仕上がった若松モーターはどれか?」に絞って、6日間開催の”濃い決着/美味しい配当”を狙い撃ちにできる可能性のあるデータを抽出します。

モーター番号 2連対率(%) 優出 優勝
24 42.48 9 2
29 43.36 5 0
20 38.29 6 2

現行ラスト開催で狙いたいのは、この3つ。「24号機」「29号機」「20号機」です。項目最初の画像で示したとおり、24号機は専門記者も認める「現行若松のエース機」です。優出9回は当然トップで、優勝2回も安定。2連対率は42.48%、勝率も5.88の高水準にまとまりました。

しかし、記者の方がモーター分析を書いたのは9月末のこと。それから3節は事故点を積み重ねる結果が続き、優出にはつながっていません。

であれば、最近の成績を軸に考えていきたい面はあります。そこで、29号機です。「マスターズリーグ第6戦/九州スポーツ杯(若松競艇G3)」では岡山の平尾崇典選手(A1級)、「第29回北九州市長杯北九州市制60周年記念(若松競艇一般)」では群馬の亀山雅幸選手(A2級)を相棒とし、ともに優勝戦まで駆け上りました。平尾選手は3号艇3コースから3着、亀山選手は5号艇5コースから2着準優勝ですから、見事な成績です。

2連対率43.36%は、現在の若松で第2位の数字です。目立ってしまうとは思いますが、数字の割には最近そこまで時計も出ていない40号機(2連対率:50.00%)よりは、近走でも結果を残している29号機のほうが楽しみと言えるでしょう。

2023年11月初旬/すぐれた性能の若松20号機のデータ

さらに、20号機です。2連対率37.29%は高率なものの、ベスト10に入るほどの高さではありません。となると、注目も集まりにくいメリットもあります。

20号機は最近の動きが良く、「マスターズリーグ第6戦/九州スポーツ杯(若松競艇G3)」は静岡の坂東満選手(B1級)と節間3勝を挙げています。

何より、直近開催の「若松夜王シリーズ第3戦SkyFight福岡日総希カップ若松ダービー(若松競艇一般)」において、香川の近江翔吾選手とともにオール2連対予選通過からの開催優勝へ駆け上りました。近江選手は福岡周年で不完全燃焼だったぶん、若松で”ごちそう”を味わった形です。最終節の今節、数字以上の働きをしてくれるかもしれません。

「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[11月]」まとめ

「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)[11月]」まとめ

今回で71周年となるボートレース若松の周年競走、「全日本覇者決定戦2023(若松競艇G1)」。2023年1月に続き、今年2回目の開催となる戦いは桐生選手が「同一年・同一選手制覇」の権利を保持して乗り込んできます。

しかしながら、地元の九州地区を始めとして、各地のSGタイトルホルダーがずらりと勢ぞろい。さながらSG競走級の濃厚メンバーがそろうからには、一筋縄ではいきそうにありません。当記事のシリーズ展望に伴う「注目選手ピックアップ」「狙い目モーター情報」、そして「優良おすすめサイトの耳寄りな知見」を軸に、”舟券の覇者”も目指していきましょう。

ボートレース若松のアクセス

ボートレース若松のアクセス

福岡に3場あるボートレース場のうち、県内第2の都市にして100万人以上の人口を抱える北九州市に立地するのが、「ボートレース若松(若松競艇場)」です。

北九州市は公営競技の宝庫。近隣には「小倉競輪場」と「小倉競馬場」があり、市内で3つの公営競技を楽しむことができます。ただし、小倉競輪場は小倉北区、小倉競馬場は小倉南区のために自動車で約10分と比較的近いものの、ボートレース若松が立地しているのは市域西部の若松区です。

したがって、それぞれの施設とのあいだは自動車で約25分ほどかかる点について、”重ね打ち”計画を立てている場合は考慮する必要があるでしょう。それでも、十分に近接している事実に変わりはありません。

加えて言えば、北九州市の隣接自治体である福岡県遠賀郡芦屋町には「ボートレース芦屋」があり、先に挙げた「小倉競輪場」や「小倉競馬場」よりも短い走行時間で到着することが可能です。

さらに、自動車での約1時間圏内という条件を付加すると、ボートレース若松を中心に「飯塚オートレース場(約50分)」「山陽オートレース場(約1時間)」「ボートレース下関(約1時間)」「ボートレース福岡(約1時間10分)」とアクセス可能。条件を緩和すれば「佐賀競馬場(約1時間35分)」も現実的な範囲に収まっていて、”公営競技好きにはたまらない”風土が広がっているのです。

住所 福岡県北九州市若松区赤岩町13-1
電話番号 093-791-3400
最寄り駅 JR筑豊本線「奥洞海駅」
JR・北九州モノレール「小倉駅」
最寄りIC 九州自動車道「小倉東IC」
無料駐車場 有(2,000台)
公式サイト ボートレース若松