誉れ高き「日本一の静水面」ことボートレース多摩川の開設を祝う周年競走、「ウェイキーカップ2023(多摩川競艇G1)」が開幕します。今年はすでに3月にも開催しましたが、そちらとの違いについても詳細にお届けします。それらは、今回の開催のゆくえを占う上でも参考になるでしょう。
多摩川には、分析しがいのあるデータがそろっています。競艇らしい競艇、ボートレースらしいボートレース。それを提供するが水面こそ多摩川である、とさえ言えるかもしれません。府中市是政に位置する、愛される水面での仲秋決戦。良い内容でもって「ボートレースダービー2023(蒲郡競艇SG)」へ弾みをつけたいのは、選手もファンも同じです。
さあ、当記事で、また当サイトで、毎日を心躍らせるきっかけを掴んでいってください。2023年のウェイキーカップの総展望が始まります。
- 近年のウェイキーカップは遠征勢が圧倒!名選手続々の最近の結果と傾向をおさらい
- 濱野谷憲吾は今が全盛期だ!東都のレジェンドを目指すベテランに、毒島誠と茅原悠紀が迫る
- 多摩川もまた東日本のイン受難水面の仲間?その水面の知っておきたい特徴について
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目次
ウェイキーカップ2023(多摩川競艇G1)の詳細情報
開催年 | 優勝選手 | 所属支部 |
2018年 | 峰 竜太 | 佐賀 |
2020年(2月) | 菊地 孝平 | 静岡 |
2020年(4月) | 毒島 誠 | 群馬 |
2021年 | 茅原 悠紀 | 岡山 |
2023年(3月) | 毒島 誠 | 群馬 |
SG競走を中心とした持ち回りのビッグタイトルの開催が多いのが、「大箱」であるボートレース多摩川の特徴です。したがって、周年競走の開催時期も不定なことが多いと言えるでしょう。
実際、上記の一覧からもわかるとおり、2020年は2月と4月に近接した開催でした。加えて、2018年は8月に、2021年は9月に開催されています。そのうえで、今年も3月に「開設68周年記念」のウェイキーカップが催され、今回の10月開催は「開設69周年記念」になります、
それにしても、過去5回の優勝選手には、見事にSG優勝の栄誉を誇るスターレーサーばかりが並びました。決まり手もインからの逃げ3回に加え、2020年2月の菊地孝平選手が2号艇2コースから直まくり、2021年は茅原悠紀選手が4号艇4コースからカド一撃まくりと2回の逆転優勝が記録されています。
走りやすい静水面において、卓抜した実力の持ち主たち6名の最終決戦で逆転をもたらしたもの。それはあくまでこの2回の開催においての話でありつつも、同時にボートレースの多くのレースで見る事例として、「展示タイムが速い選手の一撃に注意」という原則が挙げられるでしょう。後ほど詳しく解説しますが、「セオリーどおりになりやすいボートレース多摩川ならではの事例」と言えそうです。
艇番 | 選手名 | 展示タイム |
1 | 瓜生 正義 | 6.77 |
2 | 菊地 孝平 | 6.62 |
3 | 毒島 誠 | 6.71 |
4 | 池田 浩二 | 6.69 |
5 | 笠原 亮 | 6.75 |
6 | 杉山 正樹 | 6.72 |
2020年2月、菊地孝平選手が2号艇2コースから直まくりを決めたレースの展示航走におけるタイムは上記のとおり。スタートセンスが現役トップレベルの菊地選手が、インの瓜生正義選手の展示を大きく上回っている。まさしくこの事実が、瓜生選手コンマ19スタート、菊地選手コンマ11スタートからの大波乱決着を呼び込んだのです。
艇番 | 選手名 | 展示タイム |
1 | 毒島 誠 | 6.71 |
2 | 渡邉 和将 | 6.71 |
3 | 松尾 拓 | 6.74 |
4 | 茅原 悠紀 | 6.63 |
5 | 柳生 泰二 | 6.74 |
6 | 池田 浩二 | 6.76 |
2021年も4号艇の茅原悠紀選手が展示最速。かつて6号艇6コースからの歴史に残る大逆転グランプリ制覇を成し遂げた茅原選手が、不気味な気配を漂わせていました。
ただ、こちらのレースは毒島誠選手もやるべきことをやっています。覚悟のコンマ01トップスタート。ほとんどタッチスタートで、あわやG1優勝戦での1号艇フライングという猛烈なものでした。
しかし、スタート後の伸びが段違い。茅原選手は2号艇の渡邉和将選手と3号艇の松尾拓選手を圧倒し、飛びつこうとした1号艇の毒島誠選手もかわし、5号艇の柳生泰二選手のまくり差しも振り切っての優勝を達成します。「速さは強さ」を証明したこの一戦は、今年のウェイキーカップ、ひいてはボートレースと舟券予想全体への考え方を教えてくれるものでした。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
今年(2023年)のウェイキーカップ、いつも以上にめっちゃ楽しいなオイ!
そんなファンキーな声とて上がりそうなワクワクが、全身を貫きます。主観的な評価ではありますが、きっと同じ気持ちを抱いている方、甘美な夢を見ている方はいらっしゃるものと考えています。
そして、「ちょっと何言ってるかわからない」という方のためにこそ、この項目はあるとも言えるでしょう。「ボートレースダービー2023(蒲郡競艇SG)」と「チャレンジカップ2023(三国競艇SG)」を見据えた大事な一戦として、今回も3名の選手をシリーズリーダー候補としてピックアップしました。
- 濱野谷憲吾が24年ぶりの「今度こそ」へ!東都のエースからレジェンドへの進化の時
- 毒島誠は多摩川との相性バツグン!連覇およびウェイキーカップV3へ発進だ
- 茅原悠紀の願いは再びの至高の座!多摩川周年V2でグランプリのシード枠へ突き進め
誰もが知る人気選手が、是政水面に大集合。しかも、ほかにも白井英治選手や馬場貴也選手と優勝候補に据えたい名前があります。
いえいえ、見どころは他にも。「ボートレースクラシック2023(平和島競艇SG)」優勝の土屋智則選手、「グランドチャンピオン2023(徳山競艇SG)」優勝の磯部誠選手と、昇竜の勢いのレーサーまでそろっているのです。
10月中旬、蒲郡の”全日本選手権”を前に、ニヤニヤが止まらない絢爛な戦いが始まります。後ろにSG競走が控えているという状況だからこそ、ここに名前をあげなかった選手についてもチャンスはある。そのように「裏を攻める」ことができそうなのもまた、2023年10月(69周年記念)のウェイキーカップの楽しみと言えるでしょう。
シリーズ展開予想①/濱野谷憲吾が24年ぶりの「今度こそ」へ!東都のエースからレジェンドへの進化の時
なんと華々しいことでしょう。かつて人気漫画『モンキーターン』の主人公である「波多野憲二」のモデルとなり、”東都のエース”として長年に渡って東京支部の主軸であり続けた存在。
それが濱野谷憲吾選手でしたが、「オーシャンカップ2021(芦屋競艇SG)」で14年ぶりのSG制覇を達成した後に優勝から遠ざかり、「ついに燃え尽きたか……」と寂しく思われたこともありました。
「人は、簡単に終わらない。他人が勝手に終わらせていいものでもない」
2023年の濱野谷選手は、生き様と結果でもって、そう教えてくれているかのようです。年初の「第61回サンケイスポーツ杯争奪第52回東京ダービー(平和島競艇一般)」で優勝したのを皮切りに、8月まで高い次元での走りを継続。極めつけに、9月には「トコタンキング決定戦2023(常滑競艇G1)」と「全日本王者決定戦2023(唐津競艇G1)」でそれぞれ優勝。まさかの同月G1獲りを成し遂げてしまいました。
トコタンキング決定戦も、当サイトでは特集しました。ただ、まさか、ここで濱野谷選手が来ようとは……。
そして、全日本王者決定戦の記事も当サイトにおいて公開していましたが、何たること。トコタンキング決定戦での優勝という誉れある結果を受けてなお、ピックアップレーサーとして取り上げることはできませんでした。
濱野谷選手の唐津での成績が見栄えするものではないため、これを軽視してしまったことは痛恨の極みです。名選手がその熱烈な勝負勘をみなぎらせた時の”すごみ”を、改めて感じることとなりました。
実は、当サイトの特集においては、2年前のウェイキーカップでも「濱野谷憲吾選手の22年ぶりの多摩川周年Vなるか」という観点からも取り上げていました。しかし、オーシャンカップV後の当年は、まだその時ではなかったようです。
2023年10月の今回はどうなるか。少なくとも、多摩川では華々しい実績を積み重ねてきて、2023年10月上旬時点での賞金ランキングは第4位につけているという「強さ」も含めて、意識しておきたい存在であることは間違いありません。初日第12R「ウェイキードリーム」の1号艇にも選ばれています。東都の誇りたるその走り、ぜひとも見届けましょう。
シリーズ展開予想②/毒島誠は多摩川との相性バツグン!連覇およびウェイキーカップV3へ発進だ
群馬の毒島誠選手が、いかに多摩川で強いのか。それはもう近年の結果一覧で示したとおりですが、端的に「38節参戦」「16回優出」「8回優勝」という”打率”の高さだけでも驚異的です。
この多摩川での優勝8回のうち、7回は2020年4月から2023年6月までの固め打ち。始まりは、まさしく同年4月のウェイキーカップでした。ナイター開催で強い「夜王」の毒島選手ですが、多摩川でも昼夜関係なくやたら強いというのは、わりと”儲けどころ”になりやすいポイントです。
そんな毒島選手はゴールデンレーサー賞の受賞に伴って、「ゴールデンレーサーカッパ」が支給されました。今節がそのお披露目シリーズとなります。
参考記事:【ボートレース】ゴールデンレーサーカッパで気合も新た 多摩川周年から着用予定です/毒島誠
ゴールデンレーサー賞は、ご存じない方もいるかと思いますが、19年に創設された称号です。
BOAT RACE振興会会長賞メダルを24個以上授与され、かつ、GRANDE5競走優勝戦(14年以降のグランプリ、ダービー、メモリアル、オールスター、クラシック)における1位から3位までのメダルを3個以上授与されたレーサーが受賞対象となってます。
同記事のとおり、ゴールデンレーサー賞は最近できた制度ですが、少なくともトップレーサーでなければもらえない栄誉なのは間違いありません。ボートレース(競艇)で「黄金」といえば、連想するのはボートレースグランプリ、すなわち賞金王決定戦の勝者に贈られる「黄金のヘルメット」でしょう。
2023年10月上旬現在、毒島誠選手の獲得賞金額は約7,000万円で、ランクは第11位。一気に積み増せばトップ6のトライアル2nd組を狙えるし、万一にもポカをすれば本戦での厳しい状況も考えられる。踏ん張りどころだからこそ、ここでの活躍に期待が高まります。
毒島選手はまた、2日目の第12R「是政ドリーム」2号艇に選抜されました。同競走1号艇の池田浩二選手を脅かす、最大のライバルとなるでしょう。
シリーズ展開予想③/茅原悠紀の願いは再びの至高の座!多摩川周年V2でグランプリのシード枠へ突き進め
岡山の茅原悠紀選手は、いつだって「ボートレースグランプリ2014(平和島競艇SG)」における6号艇6コースからの大逆転での賞金王が語り草です。しかし、その後もG1競走を中心に優勝を積み重ねており、決してスタイルが崩れることなく戦い続けている「プロフェッショナリズム」こそ、真に称揚すべき美徳なのかもしれません。
2023年も、グレードレース戦線の本格的な幕開けを知らせる2月の地区選で躍動。優勝戦では1号艇の上平真二選手に2号艇2コースから差しを決め、「茅原恐るべし」を改めて印象づけました。
茅原選手は「中国地区選手権2023(児島競艇G1)」を始めとして、地元の児島で4つものVを重ねました。児島ボートレース場には幅広い年齢層の人々が集まり、「岡山支部の人気者」に熱狂的な声援を送ります。長い長い伝染病との戦いの末、それが完全に消えたわけではないにしても、ようやく取り戻した日常の風景です。
それどころか、コロナ禍を経た各地のボートレース場には、より多くのファンが詰めかけるようになっていました。
巣ごもり需要によって、ギャンブルの「競艇」は本格的にレジャーやアミューズメントとしての「ボートレース」としての認知度を高め、どんな人でも楽しめる立場の獲得に成功したと言えるでしょう。競輪や地方競馬もまた、インターネットを中心としたPR戦略に追いつけ追い越せと奮闘しています。
2014年、「賞金王決定戦競走」が「ボートレースグランプリ」の通称を戴いてから初めての「賞金王」、ならびに「グランプリウィナー」となった茅原悠紀選手。彼こそ、”失われた30年”とさえ言われるこの国における「まだ終わっていない。ここからが始まりだ」を象徴する輝きなのではないでしょうか。
茅原選手もまた、2日目第12R「是政ドリーム」の3号艇に選ばれています。積み重ねた賞金額は約8,400万円、賞金ランキングも第5位。「ボートレースグランプリ2023(住之江競艇SG)」本戦出場はもとより、トップ6のトライアル2ndシード組さえも見えています。
黄金のヘルメットを再び岡山へ。その”夢”とともに、茅原選手が出陣します。
ボートレース多摩川の水面特徴
ボートレース多摩川は、ダイナミックな競走が楽しめる競艇場(ボートレース場)である。
このような断言を用いるだけの理由は、たとえ何度言われようと、何度使われようと、決して手垢のつかない絶対的な真実、「日本一の静水面」というキャッチフレーズどおりの、”静かなる水面”に求めることができるでしょう。同じ東京都内の江戸川、また同じ関東地区の戸田などが「日本一の荒水面」と形容されるのとは対照的です。
当サイトでは、先日も「江戸川ヴィーナスシリーズ(女子戦)・Yes!高須クリニック杯2023(江戸川競艇一般)」の特集記事にて、個性的すぎる水面を存分に解説しました。江戸川のザブザブ水面に比べれば、多摩川は実に優しいものです。
だとしたら、「静水面」がもたらすのは退屈なのか?
いいえ、まったくの逆です。エキサイティングなレースが、ボートビギナーから是政に集う目の肥えた競艇ファンまでを、存分に熱くさせてくれるのです。
- 多摩川は戦いやすい淡水が持ち味の静水面!積極的なレース運びが勝利へと導く
- 多摩川は静水面ゆえにイン受難の傾向!ゆえにこそこのコースは「セオリー」が大切
東京3場は、いずれもイン受難の水面。江戸川は言うまでもなく、平和島も大変な荒れ方をすることが多いことで知られています。加えて、多摩川もイン受難なのであれば、なぜ特別な対策ではなく「セオリー」を重視するのか。答えは、数字が示す”傾向”にありました。
当サイトが公開しているボートレース多摩川全体の記事とあわせてご覧いただくことで、より「是政の競艇場」が好きになるでしょう。
特徴①/多摩川は戦いやすい淡水が持ち味の静水面!積極的なレース運びが勝利へと導く
淡水はボートが跳ねる。すなわち、「艇が暴れる」現象がよく起きると言われています。ボートレースを実際に見るとわかりますが、体感速度120km/hで航走するモーターボートは、壮絶に乗りにくい暴れ馬のようなもの。ほんのわずかの判断ミスのみならず、他選手との交錯やバッドコンディションなどで、最上級であるA1級の選手であっても容易に”やられて”しまいます。
しかも、多摩川は沿岸から少し離れた内陸に位置しており、標高も40mほど。こうなると、本来なら桐生などの内陸の競艇場がそうであるとおり、ボートが暴れやすいコンディションが整っていると考えられるでしょう。
ところが、事実はまったく異なります。「多摩川は淡水かつ内陸にもかかわらず、すごく走りやすいプール水面である」という点に注目してください。
同時に、次の項目で数字も出して詳しく解説する「走りやすい水面だからこそ、1コースの1着率は全国平均を下回るイン受難っぷり」な部分も、決して忘れてはいけないでしょう。
先に違うデータを提示しておくと、過去1年間(2022年10月から2023年9月まで)の多摩川1コースの勝率は7.63。戸田、平和島、江戸川に次ぐ、全24場でワースト4位の記録です。東日本は魔境ばかりですね。
特徴②/多摩川は静水面ゆえにイン受難の傾向!ゆえにこそこのコースは「セオリー」が大切
強い風も吹きにくい。防風林のおかげで、ほとんど波も立たない。そうした「どのコースからでも走りやすいために、結果的に1コース艇の敗戦が起きやすい水面である多摩川」を、数字の面から確認していきましょう。
まずもって、最近3ヶ月は特に1コース艇が苦戦しています。1着率の51.4%は、周りの戸田や江戸川や平和島はもっとイン受難だから目立たないだけで、全国平均から見れば相当にしんどい状況です。
昨年(2022年)の9月から11月までは、1コースの1着率が56.2%もありました。統計というのは、時としてこういう揺らぎが起こるから怖いものです。実際、そこからの揺り戻しによって、過去1年の1コース1着率は52.0%まで急減しました。
さて、そのうえで全体的な傾向を見てみると、シンプルな結論が見えてきます。「1コースが強く、6コースが弱い。つまり、”インが勝ちやすく、アウトが勝ちにくい”のが順番に並んでいる」という、ボートレースのセオリーそのものが出現しているのです。
ただ、例外を挙げるなら、「多摩川水面では5コースと6コースが3着に食い込みやすい」ところでしょう。静水面でどの艇も自分の競走がしやすいからこそ、外枠の艇も持ち味を発揮しやすいのがその理由です。また、こうした環境によってイン艇とセンター艇がやりあうと、アウト2艇が展開の利を受けやすくなる部分も注目ですね。
ウェイキーカップ2023(多摩川競艇G1)のまとめ
競艇ならびにボートレースにおいては、年齢も性別も関係ない。令和に入り、それが完全に証明される出来事が次々に積み上げられ、「歴史」の重みを感じさせています。戦後日本の復興を支えたモーターボート競走は、今またウェイキーカップを通じて「次」へとつながる1ページを記すでしょう。
ボートレース多摩川を長らく支えてきたマスコット「ウェイキー(Wakey)」の名を冠した、誉れある周年競走。今、多摩川は新時代の顔のみならず、より幅広い活動を実施する「静波まつり」さんとともに、未来への”航跡(Wake)”をつくるための戦いを用意しています。「日本で最も静かな水面」で、誰もが悔いのないレースを、応援を、舟券予想をできるように。
ボートレース多摩川のアクセス
住所 | 東京都府中市是政4-11 |
電話番号 | 042-369-1811 |
東京都府中市是政。そこは「公営競技の聖地」です。口さがない言い方をすれば、「ギャンブルの聖地」や「ギャンブルタウン」にもなるでしょう。府中市にはボートレース多摩川があるのみならず、「府中競馬場」の代名詞でも呼ばれる中央競馬の東京競馬場があるためです。
加えて、東京都下の一大ハブである府中からは各所へのアクセスが容易。京王線や南武線を使うことで、立川競輪場や京王閣競輪場へも楽にたどり着けます。それとともに、過ごしやすい街でもあるのが府中の魅力。ボートレース多摩川(多摩川競艇場)は、そんな府中を代表するアミューズメント施設なのです。
電車・無料送迎バスでのアクセス
ボートレース多摩川は先に示したとおりの立地のため、公共交通機関によるアクセスはいくつものルートが存在します。最も利便性が高いのは、最寄り駅である西武多摩川線「競艇場前駅」を利用することでしょう。その名前が示すとおり、「こちらが多摩川競艇場の至近にある駅です」と断言できる近さです。
一方、近隣の駅からも無料送迎バスが発着しているのもありがたいところ。京王線「多磨霊園駅」、およびJR南武線・武蔵野線「府中本町駅」から利用可能です。
自動車でのアクセス
街中にある都市型競艇場の宿命として、ボートレース多摩川にはアクセスしやすい反面、敷地がそれほど広く取れるわけではありません。それでも、この好立地にしては珍しく、無料駐車場が約380台ぶん確保されています。
ただ、首都圏からのファンが気軽に訪れることができるロケーションから、ボートレース多摩川公式も「ご来場は公共交通機関をご利用ください」と可能な限り電車等を利用してのアクセスを推奨しています。
ボートレース多摩川の最寄りインターチェンジは中央自動車道「稲城IC」、および「府中スマートIC」です。このほか、川崎街道(府中街道)を利用してのアクセスも利便性が高いものと言えるでしょう。