秩父宮妃記念杯2022(びわこ競艇G2)が、2022年3月10日(木)から3月15日(火)までの日程で、ボートレースびわこにて開催されます。A1級とA2級の選手たちの野心がぶつかり合うこのシリーズ。当然、「おいしい舟券」が期待できる戦いとなるでしょう。
好配当を勝ち取るためには、セオリーだけに頼っているわけにはいきません。その時節、選手の個性、水面の特徴を把握することが重要です。当記事は、それらの情報をバランスよく取り揃えました。
伝統のG2競走を勝利の歓喜とともに楽しむためにも、ぜひ何度でも読み返してご覧ください。皆様を勝利に近い場所へとお連れいたします。
- 秩父宮妃記念杯がどういった競走かを把握しよう
- 今回の秩父宮妃記念杯のゆくえを左右する有力選手情報
- びわこ水面は摩訶不思議!?その謎を解き明かす
- ドリーム戦メンバー12名を知って舟券で勝つ!
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目次
秩父宮妃記念杯2022(びわこ競艇G2)の詳細情報
開催年 | 優勝選手 |
2017年(3月) | 麻生 慎介 |
2017年(5月) | 山本 隆幸 |
2019年 | 吉川 昭男 |
2020年(3月) | 湯川 浩司 |
2020年(10月) | 大上 卓人 |
秩父宮妃記念杯の過去5回の優勝選手から見てもわかる通り、非常に多彩な顔ぶれが栄冠を手にしています。
この秩父宮妃記念杯、歴史はとても古く、1957年に第1回が開かれました。以後、2000年の第44回大会まで、びわこの周年競走であったというのもうなずけるところでしょう。
現在は「びわこ大賞」が周年タイトルになりましたが、秩父宮妃記念杯もまたびわこ単独で実施するG2競走として、確かな歴史のもとで開催され続けています。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
秩父宮妃記念杯が一筋縄でいかないことは、先の項目の優勝者一覧からも明らかです。ビッグタイトルにビッグマネー。それぞれを勝ち取る戦いは、レーサーたちの思わぬ力を引き出すのかもしれません。
- 地元の柱石!馬場貴也が今回の大本命
- 湯川浩司による再びの制覇あるぞ
- 最強大阪支部の刺客なら丸岡正典に注目!
今回のシリーズは、3人の選手がキーパーソンになるでしょう。いずれもSG制覇経験のある超一流です。いかなるレースでも注目することをおすすめします。
シリーズ展開予想①/地元の柱石!馬場貴也が今回の大本命
馬場貴也選手について、特段の解説は不要でしょう。滋賀支部では守田俊介選手と並んでの大エースとして名前が挙がるほど、ビッグな存在になりました。
後ほどの項目でも解説する通り、初日のドリーム戦で1号艇にも選ばれています。客観的に見て、今節最も「強い選手」。それが馬場貴也選手というわけです。彼への注目なくして、効果的な舟券構築はありえません。
シリーズ展開予想②/湯川浩司による再びの制覇あるぞ
しかし、滋賀を含めた近畿圏の開催で怖いのは、「最強」の誉れも高い大阪支部勢です。とりわけ楽しみな存在として、湯川浩司選手を挙げる声が多くなっています。
びわこ水面において、7回の優出と4回の優勝という勝負強い成績も、そうした声を後押ししているでしょう。この優勝には「びわこ大賞2016(びわこ競艇G1)」と「秩父宮妃記念杯2020(びわこ競艇G2)」を含む点も、特筆しておかなければなりません。
シリーズ展開予想③/最強大阪支部の刺客なら丸岡正典に注目!
ただし、大阪支部勢での怖さを語るなら、丸岡正典選手は絶対に注目すべき存在です。確かに、びわこでは10回優出しながらも、なお優勝には恵まれていません。しかし、そこまでコンスタントに勝ち上がっている事実には重みがあります。
また、丸岡選手は近況良好です。とりわけ、同じくびわこ開催だった「近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)」でも優出を果たしていることは、今回の秩父宮妃記念杯を考えるに当たっても大きなプラス材料になるでしょう。
ボートレースびわこの水面の特徴
当サイトでは、ボートレースびわこの特徴や魅力について、徹底的に迫ってきました。その代表的な記事が以下のものであり、同内容をご覧いただくだけでも今回の秩父宮妃記念杯の予想に大いに役立つでしょう。
さらに、同じくびわこにおいて2月に開催された「近畿地区選手権2022(びわこ競艇G1)」の特集記事においても、主に1マーク移設後の影響を主軸としてお話ししました。
これらを踏まえた上で、3月開催となる今回の秩父宮妃記念杯で重要なポイントを見ていきましょう。鍵は下記の2点です。
- 淡水で標高が高いという不動の要素
- びわこは湖だけど水位が変わる!?
この「変わらないもの」と「変わるもの」の双方を把握しているかどうかで、舟券の精度も変わってくるでしょう。頭の片隅でも構わないので、ぜひとも覚えておくことをおすすめします。
特徴①/淡水で標高が高いという不動の要素
海抜86メートル、琵琶湖につくられた湖上のコース。これはボートレースびわこの特徴として、決して変わらない部分です。
水質が淡水であるがゆえに硬く、艇は容易にバウンドします。スムーズなターンには相応の技術を要求されるでしょう。この特性は海抜86メートルという高い立地によって、さらにその存在感を増します。
したがって、全速戦に強く、体重調整に上手く、ターン技術にすぐれた選手が、びわこ水面では台頭しやすくなります。シリーズ展望の項目でピックアップした地元の馬場貴也選手などは、ずばりこの理想像に合致しているといえるでしょう。
特徴②/びわこは湖だけど水位が変わる!?
異様な話に聞こえるかもしれませんが、琵琶湖は季節によって水位が変わります。もちろん、目に見えて地上にあふれるほどではありません。しかし、わずかな違いが影響を及ぼすボートレースにおいては、とても重要な事実です。
今回、まだ冬の名残が残る春の開催となる秩父宮妃記念杯。水位は平均よりも高くなり、「波」や「うねり」が起きやすい条件が整います。このため、天候が大荒れでなくとも、安定板を装着してのレースになることもあるほどです。
もし、安定板をつけるまでに至れば、さすがにインのほうが強くなります。しかし、安定板手前ほどまでの荒れ模様なら、イン受難の水面としての顔が出てくるでしょう。
モーターの回り足の良さが結果に直結しやすくなるため、展示航走は特に注意して見ていくことをおすすめします。
秩父宮妃記念杯2022(びわこ競艇G2)はWドリーム戦!
2022年の秩父宮妃記念杯においては、初日と2日目の第12R、2日間の最終レースにドリーム戦が組まれました。
今回のメンバーは実に興味深く、ぜひとも知っておくべきでしょう。何しろ、「女子選手がシリーズリーダーになるかもしれない」チャンスの輝きが、ドリーム戦の構成からも垣間見えるからです。
2022年3月10日(木)第12R
艇番 | 登録番号 | 所属支部 | 選手氏名 |
1号艇 | 4262 | 滋賀 | 馬場 貴也 |
2号艇 | 3744 | 静岡 | 徳増 秀樹 |
3号艇 | 4044 | 大阪 | 湯川 浩司 |
4号艇 | 4459 | 香川 | 片岡 雅裕 |
5号艇 | 3622 | 群馬 | 山崎 智也 |
6号艇 | 4503 | 佐賀 | 上野 真之介 |
初日の第12Rは、「淡海の海ドリーム」です。先の項目でも少しだけ触れたとおり、地元滋賀支部の大黒柱、馬場貴也選手が1号艇に選ばれました。
ほか5艇も若手からベテランまで、SG級のビッグネームがそろっています。この戦いを制した選手が、シリーズを先頭で駆け抜けることも可能になるでしょう。
当地での強さは折り紙付きのレーサーがそろっているという観点からも、ドリーム戦以降の6日間の開催において、上記6名には警戒が必須です。
2022年3月11日(金)第12R
艇番 | 登録番号 | 所属支部 | 選手氏名 |
1号艇 | 4885 | 福岡 | 大山 千広 |
2号艇 | 5017 | 滋賀 | 澤田 尚也 |
3号艇 | 4387 | 香川 | 平山 智加 |
4号艇 | 4961 | 福井 | 西橋 奈未 |
5号艇 | 4908 | 大阪 | 上田 龍星 |
6号艇 | 4290 | 兵庫 | 稲田 浩二 |
2日目の第12Rは、「コロシアムドリーム」です。まさしく希望と可能性に満ちた6名であり、メンバーを見た瞬間からワクワクがあふれてきました!
女子のみならず、ボートレース全体で見ても随一のスタートセンスを誇る福岡の大山千広選手がイン戦の1号艇です。これはレースレベルがとても高いものになるでしょう。
登録番号5000番台、馬場貴也選手の弟子でもある澤田尚也選手が2号艇というところも、ぜひ注目したいポイントです。1999年2月1日生まれの23歳。次代の滋賀支部を担うスーパールーキーが、今回どのような走りをするのか。
初日のドリーム戦が「重厚」なら、2日目のドリーム戦のテーマは「希望」とさえ表現できるかもしれません。見逃せないレースになるでしょう。
秩父宮妃記念杯2022(びわこ競艇G2)のまとめ
秩父宮妃記念杯はG2競走ながら、G1競走と同等以上の戦いが見込まれるタイトルです。そして、今年は特に意欲的な番組が組まれました。
これらの開催は、ANYCOLOR株式会社のVTuber、「にじさんじプロジェクト」のエデン組を起用したボートレースびわこの公式配信、『エデン組のにげさしまくり!』によって彩られます。
先進的な試みと融合した歴史と伝統のシリーズ。その戦いを舟券での勝利とともに見届けることは、つらいことが続く2022年を平和な彩りで飾ってくれるでしょう。
ボートレースびわこ(びわこ競艇場)のアクセス
住所 | 滋賀県大津市茶が崎1-1 |
電話番号 | 077-522-1122 |
秩父宮妃記念杯は、例年ボートレースびわこ(びわこ競艇場)で開催されるG2競走です。
本来は全国からファンが集まるビッグレースに数えられますが、2022年の開催はここ2年と同様、非常に制約が大きいものとなりました。すなわち「滋賀県外からの来場禁止」です。
もし、本場での観戦を希望される場合は、ぜひ以下の項目に目を通してください。
[重要]入場規制・県外来場禁止について
- 県外からの来場は禁止
- 指定場所以外での飲食厳禁
- 各種感染拡大防止策の実施
参考記事:ボートレースびわこへの来場について – ボートレースびわこ
上記のとおり、秩父宮妃記念杯2022(びわこ競艇G2)の開催期間中、本場へ入場できるのは滋賀県内に在住しているファンのみとなります。新型コロナウイルスの猛威が続いている現状、断腸の思いでの決定と考えられます。主催者の決断を尊重し、良好な開催が行われるように協力していきましょう。
電車・無料送迎バスでのアクセス
ボートレースびわこの最寄り駅は、JR湖西線の「大津京駅」、またはJR琵琶湖線の「大津駅」です。これら2つの駅からは徒歩では少々の距離があるため、本場との間を往復する無料送迎バスが運行しています。新型コロナウイルス感染拡大防止のためにもマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを確保しながら、積極的に利用していきましょう。
なお、京阪電鉄石山坂本線の「大津市役所前駅」も徒歩10分の最寄り駅として数えられますが、こちらは無料送迎バスがないためご注意ください。
自動車でのアクセス
ボートレースびわこには、約1,000台の自動車を収容可能な無料駐車場が存在します。ほかの郊外型競艇場よりは少なめの台数にはなりますが、車での来場も十分に視野に入るロケーションではあるでしょう。
ボートレースびわこの最寄りインターチェンジは、名神高速道路の「びわこIC」です。同ICから本場までは、約15分ほどの距離になります。
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