海の王者決定戦2022(大村競艇G1)は、長崎県大村市のボートレース大村の開設を祝う周年競走であり、競艇が生まれた地ならではのプライドをかけた一流選手のバトルが見られるシリーズです。
まだ寒い1月ながら、4年目に突入した発祥地ナイターの冠のもと、冬の夜の王者を決める戦いとなり、ファンの心を熱くたぎらせてくれるでしょう。
2022年1月15日(土)から1月20日(木)までを開催期間とするこの競走について、コースの特徴や有力選手の動向など、予想につながる有益な情報を盛りだくさんでお届けします。
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目次
海の王者決定戦2022(大村競艇G1)の詳細情報
ボートレース大村が、2022年の海の王者決定戦をPRするCM動画をYouTubeにアップしていました。シュールというか異様というか、インパクトは間違いなくあるコマーシャルに仕上がっています。
現在は円谷プロとコラボし、ウルトラマンを全面的に押し出しているボートレース大村。その前はゴルゴ13とのタイアップでしたし、とにかく「攻め」のアピールが多く、ネット戦略も多彩です。
そうしたアプローチがあればこそ、開催する競走の売り上げがどんどん上昇しているのでしょう。今回の海の王者決定戦も、ファンからの熱視線が浴びせられることになります。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
さて、この海の王者決定戦。大村という特徴がはっきりした水面とあいまって、例年明確な偏りが出る周年競走としても知られています。ここでは3つのポイントから今回のシリーズの展開を予想し、皆様の予想の指針となることを目指します。
シリーズ展開予想①/インを落とさないのが至上命題
後段でも解説しますが、ボートレース大村の水面の特徴は、なんといっても圧倒的なインの強さにあります。インで負けるということは、例えばテニスで言うならサービスゲームをブレイクされることであり、「有利な状況を落として圧倒的に不利になる」ことを意味します。
したがって、1号艇のレースではピットアウトで遅れるわけには行きませんし、スタートで後手を踏むことも許されません。安定したスタートセンスと1コースでの強さを持つ選手が、シリーズを引っ張っていくでしょう。
この点を前提とすることで、「1コース以外では思い切って攻められるのに、1コースでは守りの競走で1着を取れないパターンが多い選手」を見極め、高配当ゲットにつなげることができます。
無論、これはほかのコースでも言えることですが、大村の、それも周年競走ともなれば、特にその色合いが濃くなる点に留意しましょう。
シリーズ展開予想②/開催何日目かを意識する
これは1つ目の予想の延長線上であり、ボートレースのセオリーがより強化された観測ではありますが、海の王者決定戦は「初日はよく荒れ、開催が進むに連れて1号艇が勝ち切るようになっていく」傾向にあります。
それがボートレースのセオリーというのは、予選競走が着順による得点率で順位を決められ、準優勝戦への通過者が決められるシステム上、少しでも通過の可能性が高い開催初期であるほど、どの選手も果敢に勝負を仕掛ける点に由来します。
また、開催が進めば、各選手が与えられたモーターの特性を把握し、熟練の技で自分好みの調整を進められることも、波乱傾向を抑制することに貢献します。
開催日数 | 1号艇勝利数 |
初日 | 5回 |
2日目 | 6回 |
3日目 | 8回 |
4日目 | 6回 |
5日目 | 10回 |
最終日 | 11回 |
これは前回の海の王者決定戦、2020年6月の開催において、開催期間中に1号艇が勝利した回数を開催日ごとにまとめた一覧です。明らかに、開催が進むに連れて「カチカチ」な堅い決着が多くなっています。
例外なのが4日目ですが、これも理由があります。これは4日目が予選最終日に当たることから、各選手が予選突破のための「勝負駆け」を敢行し、結果として1号艇の1着を阻止するケースが増える点に理由を求められます。
これらの原則はボートレースのセオリーとして知られていますが、とりわけインが強い大村で、一流選手が集う周年競走の海の王者決定戦だからこそ、明確にセオリーが数値となって表れています。
今回の海の王者決定戦2022(大村競艇G1)で舟券予想を構築するにあたっても、間違いなく有力なデータとして活用できるでしょう。
シリーズ展開予想③/公式のレース展望はどうだ
海の王者決定戦2022(大村競艇G1)を正しく分析する材料として、公式が特設サイトにアップしているレース展望はとても有用です。
ここではその要点をまとめることで、シリーズで何が起きるのか、また、何が期待されているのかを把握していきましょう。
- 大注目は地元長崎の原田幸哉選手と佐賀の峰竜太選手
- 久々にSGを制した広島の辻栄蔵選手も怖い
- 愛知の平本真之選手も仕上がり良好
SGタイトルホルダーがずらりと並んだ今回の海の王者決定戦。最大の注目ポイントとして、原田幸哉選手と峰竜太選手が紹介されました。
ここが大村であり、そして尼崎センプルカップ2022(尼崎競艇G1)とともに2022年シーズンのグレードレース開幕、ひいてはボートレースグランプリへ向けた果てしない戦いの始まりと考えれば、この2人に注目することは妥当な判断でしょう。
原田幸哉(長崎)と峰竜太(佐賀)の対決に注目が集まる。蒲郡メモリアルで準完全優勝と劇的な復活Vを成し遂げた原田は、22年もトップ戦線でフル稼働すべく、地元のこの一戦から全力投球。
一方の峰は、7期連続勝率1位とマイペースで“最強”を堅持する。22年もトップ戦線はこの男を中心に激闘が繰り広げられるだろう。地元意識もある当地周年は獲るべきタイトルでもある。
より注目すべきは、レース展望のこの部分。長崎支部所属の原田幸哉選手にとってはもちろん地元の周年競走ですが、隣県の佐賀支部所属の峰竜太選手にとっても、大村はホーム水面に近い扱いです。結果こそが、昨年グランプリ優勝戦での「汚名」を雪ぐことにつながるでしょう。
したがって、後の項目では本開催のシリーズリーダー候補として、原田幸哉選手と峰竜太選手をさらに深く掘り下げます。
ボートレース大村の水面の特徴
確かな舟券予想を組み立てるためには、各場の水面がどのような特徴を持っているか、その把握が欠かせません。
特に、今回の海の王者決定戦は「冬の大村」での開催です。この季節ならではの特性も含め、3つのポイントから紐解いていきましょう。
なお、当サイトではボートレース大村を総合的に解説した記事を公開しています。あわせてご覧いただき、大村の魅力を知るのみならず、舟券攻略の地力向上にお役立てください。
特徴①/全24場で最もインが強い
何はともあれ、ボートレース大村の水面を語るにあたって、この特徴に触れないわけにはいきませんし、これ以上のわかりやすいポイントもありません。すなわち、イン艇、1コース進入の絶対的な強さです。
1号艇1コースが圧倒的に強い。その事実こそが、大村での大口舟券勝負の流れを作っている部分も存在します。データが重要なボートレースなればこそ、1コースのとてつもない3連対率から目を背けられようはずもないのです。
特徴②/セオリーとは違って冬に荒れやすい
ボートレースのセオリーにおいて、冬はインの艇が強くなる傾向にあります。これは風向きや水の硬さなど、複数の理由から成立しているジンクスであり、データでもあります。
しかし、こと大村の水面に関しては、冬のほうがインにとってはつらいレースが多くなります。大村では冬が最も風が強くなり、スタートタイミングが取りにくいコース特性もあって、イン艇の安定した競走の妨げになるからです。
いかにインが強い水面といえど、スタートで後手を踏んではどうしようもありませんし、ターンが大きく流れれば差しやまくり差しを食らうことにもなります。インは「強い」だけであり、「絶対的に勝つわけではない」のです。
特徴③/2マークのうねりにご用心
大村の水面は波や騒音を防ぐ装置で囲まれていますが、2マーク付近の一部からは大村湾の海流が入ってくる構造になっています。つまり、湾内コースらしい「うねり」が、2マーク付近では発生しやすい環境といえます。
このことから、1マークよりも2マークのほうが、キャビテーションを起こしやすくなっています。また、全速旋回をしようとして舟が暴れることもしばしばで、そこをベテラン選手の差しが捉える光景も見られます。
道中の走りにおいて、コンパクトかつ丁寧なターンができる選手には気をつけたいところです。その点において、展示航走は大きな意味を持ってくるでしょう。
海の王者決定戦の歴代優勝者の分析
開催年 | 優勝選手 |
2011年 | 太田 和美 |
2012年 | 白井 英治 |
2013年 | 鎌田 義 |
2014年 | 吉田 拡郎 |
2015年 | 原田 幸哉 |
2016年 | 山口 剛 |
2017年 | 羽野 直也 |
2019年(3月) | 白井 英治 |
2019年(12月) | 原田 幸哉 |
2020年 | 井口 佳典 |
上記が近年の優勝選手の一覧ですが、一目でわかるのが、このレースにおける原田幸哉選手の強さです。
原田選手は2017年に配偶者の地元である長崎支部に移籍しましたが、それまでは愛知支部の所属でした。したがって、愛知支部時代と長崎支部時代に、それぞれこのレースを制していることになります。
この一事をもってしても、原田幸哉選手と大村水面の相性の良さがわかるでしょう。同じく近年2回優勝の白井英治選手は、開催期間が重複する尼崎センプルカップ2022(尼崎競艇G1)に出場するため、こちらへは出走しません。いよいよ原田選手の注目度が上がろうものです。
2022年の海の王者決定戦で特注!2人のシリーズリーダー候補
海の王者決定戦。壮大な名前にふさわしい、SG級の豪華なメンバーが集まりました。同時期開催の尼崎センプルカップ2022(尼崎競艇G1)ともども、ボートレースの新シーズン開幕を高らかに告げてくれることでしょう。
この競走における最注目は、シリーズ展望の項目でも触れたとおり、2人の選手に絞られます。すなわち、長崎の原田幸哉選手と、佐賀の峰竜太選手です。
いずれも艇界を代表する名選手ですが、今回の海の王者決定戦における活躍の期待の度合いはどういったものか。最近の戦績や大村水面との相性を中心に見ていきましょう。
シリーズリーダー候補の有力選手①/原田幸哉
59節走って、34回の優出と13回の優勝。そして、うち4回はG1競走。これこそ、原田幸哉選手がボートレース大村で積み上げた偉大な記録です。彼の力があれば、今回の開催で「14回の優勝、うち5回はG1競走」に更新することも十分に可能でしょう。
ただ、前節で思わぬアクシデントを引き起こしました。年明けの名物開催である「ファン感謝3daysボートレースバトルトーナメント(常滑競艇一般)」に出場したのですが、ピットアウト後に佐賀の酒見峻介選手と接触し、彼のボートをエンストさせてしまいます。
これが原田幸哉選手の悪質な不良航法と認定され、酒見選手を除いた5艇でのレース後に即日帰郷を言い渡されてしまいました。
ライバルとバチバチにやり合うボートレースとはいえ、4,300万円超もの返還金を生じさせてしまったため、さすがに擁護できないところでしょう。
昨年末のボートレースグランプリシリーズ2021(住之江競艇SG)でも1勝を挙げるなど、原田選手自身の調子は悪くないだけに、この出来事が今節に暗い影を投げかけないことを願うばかりです。
シリーズリーダー候補の有力選手②/峰竜太
現代ボートレースの絶対的エースである、佐賀の峰竜太選手。彼が昨年末に引き起こしてしまったとんでもない失敗を知らない人は、少なくともボートレースファンのあいだにはいないでしょう。
40億円を超えるぶっちぎりの歴代ワースト返還額。一部ファンからの罵声を浴びながら、それでも峰竜太選手は水面で戦い続けます。彼の技術、そしてキャリアのすべてが否定されたわけではないからです。
今回の海の王者決定戦においても、シリーズリーダー候補にして優勝候補であることに、いささかの疑いの余地もさしはさむ余地はないでしょう。
ただし、本調子ではないのかもしれません。年明け開催となった前節の第62回佐賀県選手権(唐津競艇一般)において、峰選手は3日目に自己責任による転覆で賞典除外となってしまいました。まさかまさかの2節連続での転覆です。
その後、4日目は普通に出走していたため、大きな怪我などはないようですが、一抹の不安がよぎるのは仕方ないところです。
それでも、大村水面における勝率7.80は、間違いなくトップクラスの成績です。失った信頼は実力で取り返すしかない。峰竜太選手の2022年シーズンが本格的に開幕します。
海の王者決定戦2022(大村競艇G1)のまとめ
海の王者決定戦2022(大村競艇G1)は、超一流の戦いが期待される、2022年ボートレースのスタートダッシュにあたる周年競走です。
優勝候補たる選手がずらりとそろいましたが、そこに付け入るスキが全くないわけではありません。2017年には当時22歳の羽野直也選手が優勝していることからも、フレッシュな若手の台頭まで見込めるレースです。
その意味において、未来につながる海の王者を見つけるシリーズ、と言い換えることも可能でしょう。今年もまた豊かな水上の格闘技が見られる喜びを味わいながら、長い目で見た舟券予想を組み立てていくことが、長期的な回収率アップを約束してくれるはずです。
[※現地観戦希望者向け]ボートレース大村(大村競艇場)のアクセス
ボートレース大村(大村競艇場)は、長崎県大村市にあるボートレース場です。2018年から開催している発祥地ナイターが好評を博し、売上がどんどん上がっている人気の水面です。
2022年1月11日現在、新型コロナウイルス(COVID-19)のオミクロン株を中心とした感染の第6波が到来し、世間をにわかに恐れさせています。
海の王者決定戦2022(大村競艇G1)はそのような中での有観客開催となりますが、無事に開催を終えるためにも、全員が防疫意識をもって事に取り組まねばなりません。
本場ではマスク着用が義務付けられているほか、「まん延防止等重点措置」が発出されている地域からの来場は禁止されています。その点にはくれぐれも気をつけましょう。
ボートレース大村(大村競艇場)の住所・電話番号
住所 | 長崎県大村市玖島1-15-1 |
電話番号 | 0957-54-4111 |
電車・無料送迎バス・無料タクシー・高速船でのアクセス
競艇発祥の地であるボートレース大村は、アクセス手段が豊富です。決して利便性が高い立地ではないからこそ、さまざまな選択肢をそろえているといえるでしょう。
公共交通機関を使ったアクセスとして、最もポピュラーなのは電車(JR)で最寄り駅まで移動し、そこから無料タクシーを使うやり方です。
ボートレース大村の最寄り駅であるJR大村駅、およびJR諫早駅からは、当地へ向かう無料タクシーが出ています。1台の定員は3名で、この人数が満たされ次第の発車です。また、感染拡大防止のため、マスク着用が義務づけられています。
無料送迎バスもJR長崎駅から数本出ているため、1時間弱の長距離バス移動が苦にならなければ、こちらを使う手もあるでしょう。
加えて、長与港からは1便だけ高速船が出ています。こちらを使うのも新鮮な体験として面白いかもしれません。
自動車でのアクセス
ボートレース大村は、約1,500台を収容可能な駐車場を備えています。最寄りインターチェンジは長崎自動車道の大村ICですが、ETC装着車両であれば、木場スマートICの利用を検討しても良いでしょう。
大村は車でのアクセスがメインとなることから、今回のようなグレードレース開催時は混雑が予想されます。係員の指示に従って駐車しましょう。
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