【2024年女子戦開幕】「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2024(尼崎競艇G3)」は小野生奈ら実力派が押し切ると予想!
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【2024年女子戦開幕】「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2024(尼崎競艇G3)」は小野生奈ら実力派が押し切ると予想!

UPDATE:2023.12.27
ボートレース情報

2024年、ボートレース開幕!

正確には、2024年1月1日(月・祝)の元日から各場での「お正月開催」は始まっていますが、グレードレースの開幕戦となるのは今回の「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2024(尼崎競艇G3)」です。

見目麗しい女子レーサーたちによる、尼崎センタープールを舞台とした戦い。実はこのシリーズが、記録の面でも興味深い存在である事実をご存じでしょうか?

尼崎競艇場のマスコットたる「センプル」「ピンクル」「ぶるたん」のうち、ヒロインとも言えるピンクのカエル「ピンクル」の名を冠した「あまがさきピンクルカップ」。2024年に夜明けの音色を響かせるこの開催について、ぜひ余すところなく知っていきましょう。

この記事でわかること

  • 日高逸子が偉大な記録を更新!尼崎オールレディース競走は「純烈からグレートマザーまで」
  • 小野生奈の2024年に栄光のありやなしや?今節の優勝候補をたっぷり紹介
  • 2023年末の「尼崎プリンセスカップ」が舟券攻略に役立つ!確かなデータで回収率向上へ

▼三連単や転がしが当たる優良競艇予想サイト

「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2024(尼崎競艇G3)」の詳細情報

開催年 優勝選手 所属支部
2017年(2月) 長嶋 万記 静岡
2017年(8月) 中谷 朋子 兵庫
2018年 中谷 朋子 兵庫
2019年 平山 智加 香川
2020年 深川 麻奈美 福岡
2022年 日高 逸子 福岡

「あまがさきピンクルカップ」は、ボートレース尼崎の女子限定G3開催、オールレディース競走です。とはいっても、この名称がついたのは2020年開催からのこと。それまでは単なる「オールレディース競走」でしたし、2017年2月には各地で開催された「純烈祭」の名称が冠されていました。

ポーズを取る「純烈」の皆さん

上記の一覧で見ても目立つのは、やはり地元兵庫支部の中谷朋子選手の活躍でしょう。2017年8月開催と2018年の開催で連覇を達成。ぜひ今回もホーム水面での輝ける活躍を見せてほしいところでしたが……。

当サイトでも特集した「ヴィーナスシリーズ第14戦/マクール杯争奪徳山VS(徳山競艇一般)」の4日目に、痛恨のコンマ01フライング。2024年1月11日(木)までがフライング休み期間となってしまったため、今回は不出場を余儀なくされてしまいました。

<前回優勝戦回顧>「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2022(尼崎競艇G3)」は日高逸子が大記録を達成!

艇番 選手名 所属
1 山下 友貴 静岡
2 田口 節子 岡山
3 守屋 美穂 岡山
4 日高 逸子 福岡
5 松尾 夏海 香川
6 渡辺 千草 東京

前回開催は2022年。この「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2022(尼崎競艇G3)」は、2024年の今となっても、間違いなく”歴史的”レベルで重要な開催となりました。

なぜなら、福岡のグレートマザー、日高逸子選手が「公営競技女子選手最年長優勝記録」を更新したからです。60歳5ヶ月。それも4号艇4コースからの逆転の差しが決まっての優勝です。

「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2022(尼崎競艇G3)」優勝戦/先頭で航走する日高逸子選手

ホーム向かい風4mも、尼崎らしく水面は静かで波高0cm。こうなると、好モーターを持っている1号艇の山下友貴選手が有利な情勢です。実際、スタートは横一線で、山下選手はコンマ19のトップスタートを決めました。

しかし、日高選手はその逃げ切りを許しませんでした。なお驚くべきことに、3着にはこの優勝戦で2番目に古豪たる渡辺千草選手が大外から奮闘。終わってみれば、当時のA1級選手が1人も舟券に絡まない大波乱になったのです。4-1-6の組み合わせは、3連単で69番人気、41,720円の払い戻しでした。

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

2023年の「クイーンズクライマックス2023(多摩川競艇PG1)」直後の開催となる、2024年初めの「あまがさきピンクルカップ」。”新生”や”復活”を誓う戦いの場になるかもしれない、そんな気配に満ちています。

  1. 小野生奈(4530/福岡):新たに授かった命へ久々の優勝を捧げよう!
  2. 平高奈菜(4450/香川):2023年は120日ものF休みでA2級へ……ならば取り戻すまで!
  3. 西橋奈未(4961/福井):年末の大きな失敗は年始の活躍で取り返したい!

プロフェッショナルにとって、生きることはすなわち戦いです。その姿に感動し、憧れを抱くファンも多いでしょう。かくのごとき大輪の花が残す果実こそ、また新たなヒーローの誕生をもたらすのです。

人生を大きく変える、これこそ「ダイナマイト・ボートレース」。今回、誰かの夢になりうる”爆発”級の走りを見せてくれる3名の優勝候補を紹介していきましょう。

シリーズ展開予想①/小野生奈(4530/福岡):新たに授かった命へ久々の優勝を捧げよう!

シリーズ展開予想①/小野生奈(4530/福岡):新たに授かった命へ久々の優勝を捧げよう!

福岡の小野生奈選手を示す実績には、たくさんのものがあります。必然的に、当サイトが更新してきた記事でも、彼女の名はひんぱんに登場してきました。それでも、最もその実力がわかるのは、「2018年の年間賞金女王」という称号でしょう。

ぜひ、こちらの記事もご覧ください。若くして女子選手としてトップとなり、そして長い産休を経て水面に帰ってきてくれた。その価値の大きさが、より実感を伴ってくることでしょう。

福岡支部には、グレートマザーたる日高逸子選手がいて、最高のスタートセンスの持ち主である大山千広選手もいます。多士済々にして、エースで有り続けるには女子も男子も大変な福岡にあって、常に”顔”のひとりである小野選手がいかに稀有な傑物であることか。

小野生奈選手の復帰にまつわるエピソードについては、2023年11月の芦屋オールレディースである「マクール杯2023(芦屋競艇G3)」の記事でも触れました。そのうえで、復帰後では初めての優勝を目指す旅路がなおも続いています。

今回、2024年の始まりを最高の形で飾り、「福岡の偉大な母」の系譜に名を連ねることになるのか。そうしたポイントも含めて、舟券予想において最も注目すべきレーサーとして、小野生奈選手を外すわけにはいきません。

シリーズ展開予想②/平高奈菜(4450/香川):2023年は120日ものF休みでA2級へ……ならば取り戻すまで!

シリーズ展開予想②/平高奈菜(4450/香川):2023年は120日ものF休みでA2級へ……ならば取り戻すまで!

2023年の平高奈菜選手は、「苦しんだ」という表現があまりにも適切でしょう。それどころか、「今もなお苦しんでいる」とさえ表現したほうがいいかもしれません。

もとより、男子との混合戦においても、一般戦なら当然に優勝候補たりえるのが平高選手です。それが、前節の「にっぽん未来プロジェクトin平和島(平和島競艇一般)」では、初日から2日目にかけて6着6着5着と大乱調。2023年の苦しみが詰まったような3走となってしまいました。

それでも、そこからはオール3連対で予選通過を果たしてはいるので、一時期に比べれば良くなってはいます。

2020年に「クイーンクライマックス2020(浜名湖競艇PG1)」を制し、2021年は年間6V、2022年は年間4Vと、”鉄の女”や”サイボーグ”の異名どおりに大活躍を重ねた平高選手だけに、本人もファンも再起を強く誓っていることでしょう。

平高奈菜選手が初めてG3競走を勝ったのが、この尼崎水面でのことでした。2010年12月、初優勝から3ヶ月後の「女子リーグ戦競走第14戦/クイーンロード2010(尼崎競艇G3)」から13年と少し。A1へ戻るための一撃への期待が掛かります。

シリーズ展開予想③/西橋奈未(4961/福井):年末の大きな失敗は年始の活躍で取り返したい!

シリーズ展開予想③/西橋奈未(4961/福井):年末の大きな失敗は年始の活躍で取り返したい!

1996年7月19日生まれ。119期デビューとまだ若手である、福井の西橋奈未選手ですが、その成長は実に著しいものがあります。2020年に「BTS宮崎オープン6周年記念(芦屋競艇一般)」で初優勝を飾って以来、2022年に2回目の優勝、さらに2023年には2開催での優勝を積み重ねました。通算4Vです。

こうなると、2024年はますますの飛躍が期待されるのですが、直近の2023年11月から12月までにかけては、良い出来事と悪い出来事がセットでやってきました。

すなわち、2節前の「レディースチャレンジカップ2023(三国競艇G2)」では見事に優出して4着に入った一方で、前節の「BTS日向開設13周年記念(芦屋競艇一般)」では3日目に2度の不良航法を取られ、賞典除外となってしまったのです。

初日2走目に並み居る男子選手をおさえてドリーム戦(ドリームレース)1号艇を務め、見事に逃げ切っていただけに、3日目の2回走りはいずれも失態だったと言わざるを得ません。

結果として、西橋選手は途中帰郷。クイーンズクライマックスのシリーズ戦を経て、2024年は「あまがさきピンクルカップ」から始動することになります。

失敗を取り返すには、多くの成功という結果が一番であり、証明でもあります。より高い次元で戦えるレーサーになるためにも、年末年始は真価を問われることになるでしょう。

今冬(2023年12月~2024年2月)ボートレース尼崎の女子戦ピンポイント分析/「尼崎プリンセスカップ2023(尼崎競艇一般)」の結果を紐解く

今回、「あまがさきピンクルカップ2024(尼崎競艇G3)」を舟券予想の面から攻略するにあたって、格好のデータがあります。それが2023年12月、まさしく直近に行われたヴィーナスシリーズ第17戦の「尼崎プリンセスカップ2023(尼崎競艇一般)」です。

年末に「日本財団会長杯争奪/歳忘れ今年もありがとう競走(尼崎競艇一般)」を挟み、わずか2節前となる同じ女子戦なわけですから、ここでの結果は大いに参考になることでしょう。

また、先に示した特集記事も、すぐれた予想をずばり提供してくれる優良おすすめサイトとあわせてご覧ください。今回の「あまがさきピンクルカップ」で歓喜の的中を手にするにあたり、強い味方になる要素は多いに越したことはありません。

艇番 1着数 2着数 3着数
1 39 13 11
2 13 19 8
3 9 13 13
4 8 10 11
5 1 10 14
6 2 7 15

そして、6日間開催であった「尼崎プリンセスカップ2023(尼崎競艇一般)」の全72R、その1号艇から6号艇までの”舟券回数”、すなわち1着数・2着数・3着数が上記の表となります。

さすがのは水面たる尼崎センタープールというべきでしょうか。5号艇および6号艇の1着は、わずか3回しかありませんでした。

また、これは「コースではなく艇番」なので、前付けなどを行っても容易に勝てない事実を示しています。もっとも、女子戦では前付けを行うシーンがあまり見られない側面もありますが。

加えて、5号艇が勝利したレースは5-1-4で3連単が8,450円。6号艇が勝利したレースは6-1-2で1,800円、および6-2-1で12,970円と、万舟券が1つしか無いのも特徴。いずれも艇番どおりの進入であるとともに、決まり手は”まくり”が1本に”抜き”が2本でした。5号艇や6号艇が1着となる場合、実力の抜きん出た選手が道中逆転も含めて勝ち切るケースが多いことがわかります。

開催日(R) 組合せ 3連単払戻
初日(11R) 2-4-6 51,960円
2日目(5R) 4-2-1 20,030円
3日目(3R) 2-5-1 15,980円
4日目(9R) 6-2-1 12,970円
5日目(1R) 2-6-1 116,440円
最終日(4R) 3-5-1 8,010円

他方、6日間開催で最も3連単配当が高くなったレースの組み合わせ、および払戻金額は上記のとおり。「最終日は荒れない」というボートレースのセオリーを示すかのように、2023年12月18日(月)の最終日は万舟券ゼロ。フライング艇が出たレースもあったとはいえ、12レースのうち7Rの3連単配当が3ケタという本命党歓喜デーとなりました。

一方、準優勝戦が開催される「5日目」は1Rから”11万舟”が出たのみならず、2つ目の準優勝戦でもある11Rも大荒れ。艇番どおりの進入かつ予選2位で1号艇の魚谷香織選手がトップスタートを切ったにもかかわらず、なんと転覆失格になってしまいます。

このレースで勝ったのは3号艇の黒澤めぐみ選手で、そこへ2号艇の海野ゆかり選手と6号艇の清埜翔子選手が続き、99番人気の103,860円と「1日に2本の6ケタ配当」が飛び出ました。

冬の尼崎の怖さでしょうか。波高こそ0cmだったものの、風速が4mで”安定板装着”と”周回短縮”に至るコンディションだったことが、このような波乱につながったと言えそうです。

「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2024(尼崎競艇G3)」まとめ

「オールレディース/あまがさきピンクルカップ2024(尼崎競艇G3)」まとめ

日本の中央、兵庫県。そして、その枢要たる都市尼崎を支えてきた「センタープール」で、日高逸子選手による偉大な記録が生まれました。あれから1年10ヶ月を経て、この「あまがさきピンクルカップ」が戻ってきます。

小野生奈選手、平高奈菜選手、西橋奈未選手と、人気と実力を兼ね備えた女子レーサーたちが年始め最初のオールレディースから勢ぞろい。当地兵庫支部の中谷朋子選手がフライング休み期間で出場できないのが残念ですが、それでも十分に「必見」と言える顔ぶれです。

ボートレース尼崎のアクセス

ボートレース尼崎のアクセス

兵庫県尼崎市に誕生してから72年目に入った、「ボートレース尼崎(尼崎競艇場/尼崎センタープール)」。

先だっての項目でも紹介したとおり、2023年の年末には年内最後のヴィーナスシリーズ戦である「尼崎プリンセスカップ2023(尼崎競艇一般)」が開催され、当サイトでも同シリーズの特集記事を作成しました。

最も関係の深い”聖地”住之江での「ボートレースグランプリ2023(住之江競艇SG)」を経て、2024年は再び尼崎にて女子選手による戦いが勃発。年末年始の「阪神地域決戦」を現地で楽しむのも、また良い選択でしょう。

住所 兵庫県尼崎市水明町199-1
電話番号 06-6419-3181
最寄り駅 阪神電気鉄道「尼崎センタープール前駅」
※徒歩 約3分(駅直結)
JR東海道本線・神戸線「立花駅」
阪急電鉄「塚口駅」
※無料送迎バスあり(立花駅10分/塚口駅20分)
最寄りIC 阪神高速3号神戸線「尼崎西IC」(至近)
阪神高速3号神戸線「武庫川IC」
阪神高速5号湾岸線「尼崎末広IC」
無料駐車場 有(187台)
公式サイト ボートレース尼崎