全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)は、2022年1月21日(金)から1月26日(水)にかけて行われる、ボートレース芦屋の開設を祝う周年競走です。
ボートレースが盛んな九州のG1競走なだけあり、そうそうたるメンバーによる「日本の王座を占むる者」を決める戦いが繰り広げられることになるでしょう。
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目次
全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)の詳細情報
2022年、「九州のグレードレース始め」となる、今年の全日本王座決定戦。ボートレース芦屋公式がアップしたこの動画は、1週間足らずで10万再生に届こうという勢いで視聴されています。
なんといっても、芦屋は福岡3場の一角。そういうわけで、艇界きってのエンターティナーである西山貴浩選手、そしてイケメンかつトップレーサーの篠崎仁志選手、そんな福岡支部所属の2人が「周年競走開催記念動画」に呼ばれたわけですが……。
何しろ、「おもろいやつら」な2人です。動画のタイトルからして「西山×仁志コンビ無茶苦茶です。」となっているように、飛ばしに飛ばしまくっています。
この2人は人気もさることながら、実力も留まるところを知らずに上昇中。もちろん、今回の全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)にも出場するため、大注目な存在です。
そこで、後段では「宣伝動画出演ペア分析」として、今節の西山貴浩選手と篠崎仁志選手がどこまで活躍できるかを予想していきます。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
今年の王座に最も近いのは誰か。いくつかのポイントに絞り、全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)がどのように推移していくかを予想しましょう。
鍵となるのは、「福岡支部勢vs遠征勢」の構図をどう解きほぐすかです。後段でも解説しますが、近年の開催で勝ちまくっていた佐賀の峰竜太選手が不在のため、福岡支部勢にとってはまたとないチャンスが生まれているからです。
- 福岡支部8年ぶりのタイトル防衛へ
- 激アツモーター30号機!
- 女子レーサーの健闘も?
シリーズ展開のポイントは、それぞれ上記の3つとして集約されるでしょう。以下の項目では、各内容について詳細な分析を加えていきます。地元地区、好モーター、強い女子選手、いずれも今開催のトピックとなる内容です。
シリーズ展開予想①/福岡支部8年ぶりのタイトル防衛へ
今回、地元の福岡支部からは12名のトップレーサーが出場します。いずれ劣らぬビッグネームであり、「これが九州の底力」といった風情です。
瓜生 正義 | 川上 剛 | 岡崎 恭裕 | 篠崎 元志 |
西山 貴浩 | 篠崎 仁志 | 前田 将太 | 小野 生奈 |
高倉 和士 | 羽野 直也 | 仲谷 颯仁 | 大山 千広 |
福岡支部所属の出場12名は上記のとおり。ボートレースグランプリ2021(住之江競艇SG)を制した瓜生正義選手を総大将に、8年ぶりのタイトル奪還はおろか、「優勝戦6艇福岡支部独占」さえも狙える陣容です。
さすがにそれは極端にしても、複数名が予選を突破するのは濃厚でしょう。したがって、予選から明確な稼ぎどころが多くなります。ぜひともきっちり舟券を当てたいところです。
シリーズ展開予想②/激アツモーター30号機!
ボートレース芦屋の現行モーターは、2021年5月24日に導入されました。このことから、半年以上の十分な実績を積み、確かな予想材料になりうる存在といえます。
数あるモーターのなかで最も注目したいのは、エースモーターの30号機です。その働きはまさに超抜。勝率6.61、2連対率55.5%、優出6回はいずれもトップの数字です。優勝は2回で、これだけは2位タイ。優勝3回の24号機に譲ることになりました。
それでも、30号機は間違いなく超抜機です。これこそまさに「王のためのモーター」。前検日に30号機を手にした選手は、このシリーズでの好成績が約束されると言っても過言ではないでしょう。
シリーズ展開予想③/女子レーサーの健闘も?
実は、決して「華を添えるに留まらない」と考えられるのが、今回参戦する3名の女子レーサーです。その理由について、公式のレース展望が雄弁に語ってくれました。
また女子レーサーも18年芦屋レディースチャレンジカップと19年芦屋MB大賞で優勝している守屋美穂(岡山)、17年芦屋レディースチャンピオンと21年芦屋レディースオールスターでV歴を持つ小野生奈(福岡)、芦屋優出7回を誇る大山千広(福岡)が参戦するだけに目が離せない。
このとおり、守屋美穂選手、小野生奈選手、そして大山千広選手は、いずれも芦屋とのベストマッチなところを見せてくれているレーサーです。
SG戦線でさえ互角に戦える技量の持ち主であることを鑑みても、「よもやよもやの女子旋風」を巻き起こすかもしれません。
配当という観点からも、男女混合戦では女子選手の評価が低くなりがちです。それなら、彼女たちをむしろ適切に選ぶことで、おいしい舟券が転がり込んでくる余地が生まれるでしょう。
ボートレース芦屋の水面の特徴
ボートレース芦屋はモーニング開催が多いため、その特性を知っている方と知らない方とで二極化する傾向にある水面です。
今回は、特に「冬の芦屋水面」について、じっくりとその特徴を見ていきましょう。効果的な水面攻略により、好相性な選手を見つけることにもつながります。
- 西の静水面といえば芦屋
- 無闇にインに逆らうことなかれ
- 冬は玄界灘からの風が強い
鍵となるのは、これら3つの特徴です。具体的な内容は、各項目の本文をご覧ください。
なお、当サイトではボートレース芦屋(芦屋競艇場)について、たっぷりと解説した記事をご用意しております。あわせてお読みいただくことで、芦屋の魅力から舟券攻略のコツまで、多くの知識が手に入るでしょう。
特徴①/西の静水面といえば芦屋
ボートレース全24場において、静水面というカテゴリならば、「日本一の静水面」と自他ともに認めているボートレース多摩川が真っ先に浮かぶでしょう。
しかし、実はボートレース芦屋もかなりの静水面で、西日本における屈指の穏やかさを誇ります。そうした特性もあって、1コースの勝率は全国平均より大幅に高い「イン安泰」の傾向を持っています。
特徴②/無闇にインに逆らうことなかれ
とにかくイン艇が強い芦屋の水面。スタートタイミングも取りやすく、イン艇が凹むシーンは他場に比べて少ないといえるでしょう。
一般戦ではA1級がインに入る企画レースも複数実施しているため、1コースの勝率は60%を超えています。裏を返せば、そうではない番組では当然「確勝」とまではいきません。
それでも、コンクリートの護岸がなく、結果返し波が少ない環境です。ターン時の思わぬキャビテーションなども起こりにくく、やはり「内側が強い」のセオリーが生きているコースといえます。
特徴③/冬は玄界灘からの風が強い
ただ、四季のなかで注意したいのが冬の開催です。これは福岡県の3場のどこにでも共通する話ですが、冬は特に玄界灘から吹き付ける季節風が強く、風速が5mを超えるケースもしばしば起こります。
こうなると、さすがに文字通りの「波乱」の気配が立ち込めます。普段の芦屋の「鉄板傾向」を知っているほど、この罠に陥りやすくなるでしょう。
ホーム追い風なら逃げや差しが強く、ホーム向かい風ならまくりやまくり差しが強い、そういったセオリーどおりの傾向があります。今回の全日本王座決定戦はまさしく冬真っ盛りの1月開催。風向きと風速は毎回確認することをおすすめします。
全日本王座決定戦の歴代優勝者の分析
開催年 | 優勝選手 |
2012年(2月) | 平本 真之 |
2012年(10月) | 深川 真二 |
2013年 | 瓜生 正義 |
2015年 | 石野 貴之 |
2016年(3月) | 今垣 光太郎 |
2016年(9月) | 峰 竜太 |
2017年 | 峰 竜太 |
2019年(1月) | 峰 竜太 |
2019年(11月) | 太田 和美 |
2020年 | 峰 竜太 |
あっちからこっちまで峰竜太!
そう叫びたくなるくらいに、佐賀の峰竜太選手が過去5回のうち4回も優勝しています。いくら令和のトップオブトップとはいえ、これほど同一のG1競走を勝ちまくるのは驚嘆に値します。
しかし、今回はその峰竜太選手が同時期開催となった海の王者決定戦2022(大村競艇G1)に出ているために不出場です。どうやら、今年の王座は戦国時代。激烈な争奪戦が繰り広げられるでしょう。
注目!公式動画で大暴れの福岡支部2名
詳細情報の項目で取り上げたとおり、ボートレース芦屋が提供する公式動画で、ここぞとばかりに「陸でも面白いやつら」の力を見せつけた二人。それが地元福岡支部の人気者、西山貴浩選手と篠崎仁志選手でした。
- 地元の星!福岡支部の注目選手①/西山貴浩
- 地元の星!福岡支部の注目選手②/篠崎仁志
ならば、やはりこの2人についての「王座、獲れんのか?」が気になるところです。最近の活躍や調子を軸として、シリーズでどのような活躍をするかを予想していきましょう。
地元の星!福岡支部の注目選手①/西山貴浩
陸上最強のエンターティナーにして、2年連続でボートレースグランプリ本戦への出場を達成したトップレーサー、それが西山貴浩選手です。
実は地元福岡3場でも特に芦屋を得意にしているのが、西山選手の特徴でしょう。45節参戦して積み上げた勝率は7.08。まさにトップクラスの数字です。
前節の年明けグレードレース初戦、尼崎センプルカップ2022(尼崎競艇G1)では節間1勝とイマイチな結果。しかし、2節前のスポーツ報知杯年またぎ特選競走(若松一般)ではオール3連対で優出しています。ただ、ここでも優勝戦1号艇で敗れて2着の準優勝ではありました。
そして、いろんな意味で語り草になってしまうのが3節前のボートレースグランプリ2021(住之江競艇SG)。西山貴浩選手は本戦に出ましたが、最終的にはボートレースグランプリシリーズ2021(住之江競艇SG)の優勝戦へ駒を進めました。ですが、ここでブイに接触して転覆し、さらに篠崎元志選手を転覆させてしまったために妨害失格。
その次の第12R、グランプリ優勝戦でも峰竜太選手が同じく転覆からの妨害失格で「41億円事件」を起こしたため、2021年のボートレースグランプリは波乱づくしの結末となりました。
ともあれ、反省しきりだった西山貴浩選手。結果的に篠崎元志選手と上野真之介選手の勝ち筋を消してしまい、真摯に謝る姿が見られました。
それでも、相変わらず腕は一級品です。2022年の年明け地元グレードレース。結果でもって汚名を払拭するには絶好の機会でしょう。
地元の星!福岡支部の注目選手②/篠崎仁志
2020年に悲願のSG制覇、それに比べると2021年はちょっと控え目な活躍に終わったのが、篠崎仁志選手です。一般戦の優勝が3つ。最終的にはボートレースグランプリシリーズ2021(住之江競艇SG)に出られるくらいに賞金は稼いでいるので、活躍しているのは間違いありません。
しかし、篠崎仁志選手はもっと上を狙える器です。著しい成長度合いは、芦屋で35節戦って勝率7.23という驚異の数字にも表れています。
年明けは、同じく地元開催の「ペラボート福岡10周年記念 新春開運特選レース(福岡競艇一般)」に出場。準優3着で優出こそ逃したものの、節間6勝で存在感をアピールしました。
そして、迎えた年明けグレードレース初戦、前節の尼崎センプルカップ2022(尼崎競艇G1)。ここで篠崎仁志選手は一気に調子を上げてきます。予選通過はもちろんのこと、準優勝戦では3号艇4コースから鋭く2着を確保。ブイぎわを切り込む技ありの一撃でした。
迎えた優勝戦は5号艇5コース。コンマ11スタートはやや遅れ気味も、巧みなレース運びで3着に入り、ファンに好配当を届けました。上々の活躍ぶりといえるでしょう。
そのうえで、先に挙げたとおりに芦屋水面とは好相性です。単なる注目選手の枠にとどまらず、「優勝候補」と呼んでも差し支えないレベルといえます。
特に、2021年の3つの優勝のうち、2つが芦屋水面でのものでした。2016年にはG2競走のモーターボート大賞も制した場所であり、さらに大きな冠を手に入れる資質は十分です。
全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)のまとめ
全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)。まさしく栄光の王座をめぐる戦いであるとともに、今年のボートレースグランプリへ続く長い道のりのスタートダッシュを決められるか否かの開催になります。
地元のグランプリ覇者、瓜生正義選手にとっても「凱旋周年」となるからには、ワクワクする瞬間が待ち構えているでしょう。ぜひともロジカルな分析を重ね、舟券の面でもホカホカになりたいシリーズです。
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[※現地観戦希望者向け]ボートレース芦屋(芦屋競艇場)のアクセス
ボートレース芦屋(芦屋競艇場)は、公共交通機関でも自動車でもアクセスが良好な立地です。ただ、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行がなおも続いているため、無料送迎バスが減便での運行になっている点に注意しましょう。
また、公共交通機関、ならびに無料送迎バスや無料タクシー、そして本場では必ずマスクを着用し、感染拡大防止策に協力していくことが求められます。
昨年末までは一時的に感染が小康状態でしたが、2022年の年明け以降、オミクロン株を中心とした爆発的感染の波がやってきました。
このことから、ボートレース芦屋は一時は予定していたオープニングセレモニーおよび表彰式、その他の場内イベントについて、断腸の思いながら中止することを発表しました。
コロナ禍以前の状態に戻るには、まだまだ世界的な沈静化を待たねばならないようです。
参考記事:GⅠ全日本王座決定戦・選手関連イベントの中止について – ボートレース芦屋
住所・電話番号
住所 | 福岡県遠賀郡芦屋町芦屋3540 |
電話番号 | 093-223-0581 |
電車・無料送迎バス・無料タクシーでのアクセス
ボートレース芦屋に公共交通機関で赴く場合、まず電車で最寄り駅まで移動し、駅から無料送迎バス、または無料タクシーを利用するのが一般的なアクセス方法になります。
ボートレース芦屋の最寄り駅は、JR鹿児島本線の「遠賀川駅」、ならびに「折尾駅」です。これらの駅からはボートレース芦屋本場までを結ぶ無料送迎バスおよび無料タクシーが運行しています。
注意点として、かつては「黒崎駅」にも同様のサービスがありましたが、同駅からのルートはバスもタクシーも運行を休止しています。
自動車でのアクセス
ボートレース芦屋(芦屋競艇場)は、総計で5,000台近くを収容できる広大な駐車場を用意しています。したがって、自動車でのアクセスも容易な立地といえるでしょう。
ボートレース芦屋は高速道路からは距離があり、最寄りインターチェンジである九州自動車道の「古賀IC」から約40分ほどの道のりです。
県道26号線、または国道3号線がボートレース芦屋本場へ続く道です。事前にルートを確かめ、迷わないようにして出発しましょう。
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