ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)は”SGレーサー”遠藤エミが楽しみ!大出世して迎える初の地元オールレディースだ
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ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)は”SGレーサー”遠藤エミが楽しみ!大出世して迎える初の地元オールレディースだ

UPDATE:2023.08.10
ボートレース情報

いよいよ真夏の到来。ボートレースびわこでは、「オールレディース ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)」が開催されます。遠藤エミ選手がSGタイトルホルダーとなって以来、初めての地元での女子戦へ凱旋出場とあって、注目度はいつも以上と言えるでしょう。

決して一筋縄ではいかないけれど、絶対に見届けたい魅力に満ちたオールレディース競走。それが案外にも攻略が困難なびわこ水面で行われるともなれば、ファンとしても多くの情報を持っていることでより楽しめますし、舟券の回収率や的中率にも良い影響を与えることができます。

そのための手段として、ぜひ当記事をご覧ください。昨年のこのシリーズがどのような結末を迎えたか、今節の注目選手はどのような面々か、びわこ水面はどういう観点から予想していけば良いか、すべてを網羅した内容となっています。

この記事でわかること

  • 昨年のビーナスちゃんカップはどうだった?熱戦の結末を振り返る
  • びわこのオールレディースに遠藤エミが凱旋!ほかにもトップレベルの優勝候補を紹介
  • びわこ水面は本当にインが弱いのか?数字の面からびわこの”今”を紐解く

オールレディース ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)の詳細情報

オールレディース ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)の詳細情報

昨年の「オールレディース ビーナスちゃんカップ2022(びわこ競艇G3)」は、秋も深まる10月に実施されました。結果は1-2-3の順当決着。3連単も堂々の1番人気、820円という結末です。

5号艇5コ-スの土屋南選手が1周目1マークで転覆というアクシデントこそあったものの、1号艇1コースの堀之内紀代子選手がコンマ17のトップスタートでイン逃げV。2号艇2コースの岩崎芳美選手が2着、3号艇3コースの西橋奈未選手が3着ですから、それぞれが十全のレースをしたと言えるでしょう。

ただ、今年は堀之内紀代子選手が出場してきていません。その点で、また違った展開が見られる可能性は高くなっています。

それは開催時期の違いも無論ながら、出場メンバーがさらに豪華になっている点にも求められるでしょう。では、どういった注目選手がいるのかについて、次項で詳しく解説していきます。

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

びわこのオールレディース、ビーナスちゃんカップ。ファニーなシリーズ名とは裏腹に、華麗ながらも激しいバトルが予想される好メンバーのそろった今年の開催。特に、今節の中心となるであろうトップレーサーについて、3名をピックアップしてみましょう。

  1. SGタイトルホルダーの凱旋!遠藤エミが久々に地元びわこの女子戦に挑む
  2. 最近の調子は開催最強!長嶋万記がオールレディースを引っ張るぞ
  3. 安定感マシマシ!細川裕子があなたの舟券をお助けします

この3名を語らずして、今年のビーナスちゃんカップ、ひいてはボートレース界の”イケてる女子選手”は語れません。実績も調子も美麗に整う優勝候補たちについて、それぞれの項目で詳しく見ていきましょう。

シリーズ展開予想①/SGタイトルホルダーの凱旋!遠藤エミが久々に地元びわこの女子戦に挑む

シリーズ展開予想①/SGタイトルホルダーの凱旋!遠藤エミが久々に地元びわこの女子戦に挑む

地元滋賀支部の遠藤エミ選手。多くの言葉は要りません。ただ、「史上初の女子選手によるSG競走優勝達成者」という、唯一無二の肩書があれば良いのです。

しかも、今や男女混合戦が主戦場になっている遠藤選手は、2021年11月以来の地元びわこの女子戦参加となります。つまり、SGタイトルを手にしてから、初めての凱旋女子戦となるわけです。

実績断然ということもあり、当然に初日のドリーム戦で1号艇を任されることになりました。初日から1着を奪取できれば、もうシリーズリーダーを勝ち取る視界は良好です。

3節前の「ボートレースオールスター2023(芦屋競艇SG)」では初日に勝利をあげつつも予選通過を果たせず、2節前の「全国ボートレース甲子園2023(尼崎競艇G2)」では転覆の憂き目にもあいました。

それでも、前節「2023モーターボートレディスカップ[ヴィーナスシリーズ第8戦](住之江競艇一般)」ではさすがの技術を披露し、優出を達成しています。そこから、8月初めの現在は「レディースチャンピオン2023(津競艇PG1)」に参戦中です。

確かに、近走は決して満足できる結果を残せていません。それでも、慣れ親しんだホーム水面へ帰ってくる今節は、間違いない優勝候補としての期待が掛かります。勝利こそが至高の喜びを知る者にはよく似合う。遠藤エミ選手ならきっと、このシリーズを輝ける6日間にしてくれることでしょう。

シリーズ展開予想②/最近の調子は開催最強!長嶋万記がオールレディースを引っ張るぞ

シリーズ展開予想②/最近の調子は開催最強!長嶋万記がオールレディースを引っ張るぞ

こちらも8月初旬現在は「レディースチャンピオン2023(津競艇PG1)」に参戦中。近走も「オールレディース ハマナ娘クルーカップ2023(浜名湖競艇G3)」で優出、「オーシャンカップ2023(児島競艇SG)」では2勝して予選通過も達成したのが、静岡の長嶋万記選手です。

前段で挙げたとおり、好調さでは今節随一でしょう。大一番である女子王座決定戦、レディースチャンピオンでの活躍も期待されますが、当然その調子でもって、この「オールレディース ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)」に乗り込んでくることが予想されます。

長嶋選手はびわこでの戦績も豊富であり、21節参戦して5回の優出実績あり。しかも、今年5月の「にっぽん未来プロジェクト競走inびわこ(びわこ競艇一般)」では、優勝戦で2号艇2コースからコンマ03の攻めに攻めたトップスタートを決め、1号艇1コースの上平真二選手を差しきって逆転優勝を勝ち取りました。

昨年、「マスターズチャンピオン2022(三国競艇PG1)」を制し、その勝負強さに磨きをかけている上平選手に勝ったことは、非常に価値の高い優勝だったと言えるでしょう。しかも、これがびわこ水面における初めての優勝でした。

今節、長嶋万記選手は2日目のドリーム戦1号艇に抜擢されています。間違いない優勝候補であり、調子や期別勝率では前段で紹介した遠藤エミ選手を上回っているのです。ならば、今年2度目のびわこの頂点を勝ち取るという仮定も、十分に現実的と考えられるでしょう。

シリーズ展開予想③/安定感マシマシ!細川裕子があなたの舟券をお助けします

シリーズ展開予想③/安定感マシマシ!細川裕子があなたの舟券をお助けします

舟券予想というのは悩ましいものです。オールレディースは華やかでありつつも、意外な荒れ方をすることも多いですから、特に頭を抱えることも多いでしょう。そこで、ぜひとも注目したいのが、愛知の細川裕子選手です。

近走の細川裕子選手は、連続してオールレディース競走に出走中。その実績がまた、非常に安定感の大きいものとなっています。

3節前は「オールレディース ハマナ娘クルーカップ2023(浜名湖競艇G3)」。準優勝戦でこそ3着に敗れたものの、6日間で12走して11走で3連対。これは5コース2着、4コース2着、さらに6コース3着2回を含む、高い安定度と舟券貢献を証明する内容でした。

こうした活躍は2節前の「オールレディース 蛭子能収杯2023(大村競艇G3)」でも同様です。6日間で10走して8走で3連対、7走で2連対。しかも、準優勝戦こそ1号艇1コースで2着だったものの、優勝戦では4号艇4コースからの2着奪取。良い形で配当の向上に寄与しました。

さらに、前節の「ラグーナテンボス杯争奪 オールレディース2023(蒲郡競艇G3)」です。これがまた見事なもので、4日目までオール2連対での予選1位通過。5日目も一般戦で4号艇4コースから2着の、準優勝戦でイン逃げ1着。こうも完璧に仕上げながらも、優勝戦だけ5号艇6コースの松尾夏海選手が放った、コンマ05トップスタート、乾坤一擲のまくり差しに屈して4着になってしまいました。

このように、安定度は非常に高い細川裕子選手。ぜひとも舟券の組み立てには加えたい一方で、準優勝戦や優勝戦では取りこぼす状況も見られています。この事実を考えておくと、細川選手のおいしい買い方がしっかり構築でき、この「オールレディース ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)」でも”狙い撃ち”が図れるでしょう。”稼ぐ”という観点から見れば、最注目の存在です。

ボートレースびわこの水面特徴

ボートレースびわこの水面特徴

びわこ水面はインが弱い!

かつて、これが定説だった時代が長く続きました。まだボートレースが「競艇」であった時代は、もちろん1コースが1着率では最も上とはいえ、明らかに全国平均を下回る数字しか残せていなかったのです。

  1. “近畿の水がめ”びわこ水面はインが弱い!?かつての波乱の湖には平穏が訪れつつある
  2. 標高が高いびわこ水面!2コースと4コースの動きがレースを左右するぞ

では、2023年現在はどうか。ビーナスちゃんカップの展開を左右する、びわこの”今”についてを見ていきましょう。舟券攻略の重要な手がかりとして、ぜひともご活用ください。

特徴①/”近畿の水がめ”びわこ水面はインが弱い!?湖には波乱が待っている

特徴①/近畿の水がめ びわこ水面はインが弱い!?湖には波乱が待っている

琵琶湖といえば、日本地図をパッと見て目立つポイントの上位ランクイン間違いなし、滋賀県の大部分を構成する国内最大の湖です。そうした琵琶湖の湖面につくられたのが、ボートレースびわこの競走水面。滋賀支部のホーム水面は、特殊な性格を有しています。

まず、かつての「びわこ競艇場」は、全国でも屈指のイン受難水面でした。ただし、最近はそこまでインが弱いわけではありません。

湖面につくられたコースとして、ほかにはボートレース浜名湖が存在します。湖にも潮汐が存在するため、本来は海コースに似た対策が必要です。しかし、琵琶湖の場合はその規模があまりにも大きいため、潮汐が競走に影響を及ぼすほど水面に変化を与えず、したがって満潮と干潮の時刻は公開されていません。

代わりに、水質は淡水で硬いにもかかわらず、標高が80m台の高さにあって気圧が低く、モーターの出力が他場に比べて掴みづらいというものがあります。しかも、琵琶湖は観光地でもあるために、観光船が開催に関係なく往来しており、結果として予期せぬ波がコースにまで影響を及ぼします。

そのため、びわこ水面は1コースのターンが難しく、2コースや4コースからの差しが入りやすいと言われてきました。

ただし、それは2つの変化によって大きく改善されました。1つは「全国的な出力低減減音モーターの導入」であり、もう1つは「第1ターンマークのバック側への移設」です。これにより、1コースの艇は競走がしやすくなり、一方で可能な競走の幅は広がって、多彩な戦法が選択可能になったと言えます。

特徴②/標高が高いびわこ水面!2コースと4コースの動きがレースを左右するぞ

特徴②/標高が高いびわこ水面!2コースと4コースの動きがレースを左右するぞ

1つ目の特徴で示した内容は、ここ2つ目の特徴で示すコースごとの数字にも明確に表れています。すなわち、「世評ほどに1コースは弱くなく、むしろ強い」「2コースと4コースの1着率が高め」というものです。

従来は、びわこ水面は”全体的に春から夏にかけて荒れやすい”と言われてきました。これらの季節は湖面に強風が吹くことが多く、したがって展開も乱れるパターンが多かったためです。

しかし、2023年の4月から6月までの成績を見ると、1コース進入の1着率は58.5%にまで達し、十分にインが信頼できる水準を担保しています。かといって、ほかのコースから勝負にならないわけでもなく、特に「2コースの1着率と2着率の高さ」「3コースの2着率と3着率の高さ」、そして「4コースの3連対率の高さ」は注目すべきでしょう。

また、5コースは2着3着、6コースは3着が狙いやすい数字となっており、これらの数字から各レースの展開を絞りやすくなっています。

オールレディース ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)のまとめ

オールレディース ビーナスちゃんカップ2023(びわこ競艇G3)のまとめ

見る期待、買う期待、あらゆる面で注目度が高いのが、今回のびわこのオールレディースたるビーナスちゃんカップです。それはどんなスタンスでも楽しめるボートレースという形で、私たちファンを楽しませてくれることでしょう。

幸か不幸か、開催が始まる直前に、台風が日本列島の本州に近づく可能性が出てきています。一方、それはびわこコースにとっては、「ほどほどの影響」に留まる公算も高い状況です。そうなると、文字通りの”波乱含み”の材料まで加わるのは間違いなし。夏の乙女たちがいかにしてこの難題を乗り越えるのか、見届けようではありませんか。

ボートレースびわこのアクセス

住所 滋賀県大津市茶が崎1-1
電話番号 077-522-1122

ボートレースびわこ(びわこ競艇場)もまた、ボートレース津(津競艇場)と同様に、競艇発祥の地である大村よりも先に認可が下りたコースに数えられます。

現在、インターネットを用いた先進的な取り組みを進めており、他場でも見られるような有名人やライターを起用してのレース中継のほかに、人気VTuberグループと提携しての特別番組も配信している点が、かなり特徴的なボートレース場と言えるでしょう。

電車・無料送迎バスでのアクセス

電車・無料送迎バスでのアクセス

ボートレースびわこへの公共交通機関を用いたアクセスは、複数のルートが考えられます。まず、最寄り駅と呼べる駅が3つある点に留意する必要があるでしょう。すなわち、京阪電鉄石山坂本線の「大津市役所前駅」、JR京都線の「大津駅」、JR湖西線の「大津京駅」です。

このうち、大津市役所前駅から本場までは、徒歩での移動になります。所要時間は約10分です。

JRの「大津駅」と「大津京駅」からは、それぞれ無料送迎バスが運行しています。両駅で運行している便数と時刻表が若干異なるので、利用を希望する場合は事前に確認するようにしましょう。また、「大津京駅」から本場までは徒歩で約13分ほどのため、歩いてのアクセスも視野に入ります。

自動車でのアクセス

自動車でのアクセス

ボートレースびわこは自動車でのアクセスにも適していますが、無料駐車場は約1,000台ぶんと他場に比べて少なめです。好アクセスなだけに、人気開催の場合は有料駐車場の利用を検討する必要があるかもしれません。

ボートレースびわこの最寄りインターチェンジは、名神高速道路の「大津IC」または「京都東IC」です。それぞれ、降りてから約15分ほどの道のりになります。