トコタンキング決定戦2022(常滑競艇G1)は、ボートレース常滑の開設を祝う周年競走です。今回は2022年3月25日(金)から3月30日(水)までの日程で行われる、年度末決戦となりました。
今回のキャッチフレーズは虎視眈々ならぬ「猫視眈々」。常滑のマスコットといえば、招き猫のトコタンですが、なんとリアル猫のインパクトも激しいビジュアルが採用されています。
常滑の王を巡るこの戦い。「トコタンキング決定戦」の名前に変わった2015年から、その存在感は増すばかりです。果たして今年は誰が勝つのか、あらゆる観点からじっくりと予想していきましょう。
- トコタンキング決定戦の優勝者の傾向を分析!
- トコタンキング決定戦はどういった歴史を持っているのか?
- 2022年のトコタンキング決定戦のシリーズ展望と有力選手
- 神モーター!春の常滑水面の特性!予想に必要な情報特盛り
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目次
トコタンキング決定戦2022(常滑競艇G1)の詳細情報
開催年 | 優勝選手 |
2016年 | 菊地 孝平 |
2017年 | 辻 栄蔵 |
2019年(2月) | 池田 浩二 |
2019年(4月) | 池田 浩二 |
2020年 | 齊藤 仁 |
ここ5回のトコタンキング決定戦の優勝者を見てもわかるとおり、地元中の地元、常滑市出身にして愛知支部のエースレーサーである、池田浩二選手の活躍が光ります。
後ほどの項目でも紹介しますが、今回もこの池田浩二選手の存在は、開催において大きな鍵を握ることになるでしょう。
「水の王者決定戦」「全国争覇特別競艇」「全国争覇特別競走」「マーメイドグランプリ」と様々に名前を変えてきた、ボートレース常滑の周年競走。
しかし、トコタンという常滑市全体のマスコットにも昇格した「幹」が生まれたことで、その風格はコミカルさと重厚さを身につけたように思われます。
池田浩二選手を中心とした、地元愛知支部勢がタイトルを防衛するのか。はたまた遠征勢が今年も勝ち取るのか。前回の覇者である齊藤仁選手こそ不出場なものの、一流メンバーのぶつかり合いが期待できるでしょう。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
トコタンキング決定戦に限らず、常滑で開催される大レースには、意外な傾向があります。それは地元愛知支部の選手に加え、福岡支部の選手の相性が良いデータがそろっているというものです。
ただ、これは常滑で開催されたSG競走13回のうち、「艇王」植木通彦選手が3勝、「正義のヒーロー」瓜生正義選手が1勝という偏りがあるのも確かなところ。
それでも、福岡支部の層の厚さがSG競走やG1競走において発揮されるとともに、とりわけ常滑水面との親和性が高いと考えることは十分に可能でしょう。こうした前提のもとで、今回のトコタンキング決定戦のシリーズ展開は、下記のポイントにまとめられます。
- 地元の総大将!池田浩二の負けられない戦いが始まる
- 瓜生正義が目指すグランプリV2からのさらなる飛躍
- 激ヤバ性能!8号機は大注目モーター
2人のトップレーサー、そして突出して良い成績を残すエースモーターという観点から、2022年のトコタンキング決定戦を引っ張っていくであろう存在の分析をしていきましょう。
シリーズ展開予想①/地元の総大将!池田浩二の負けられない戦いが始まる
池田浩二選手がG1はおろかSG競走でもトップレベルであることは、実績や数字の面からも疑いようのない事実です。
しかし、それ以上に重要なこととして、今年2月の「東海地区選手権2022(常滑競艇G1)」の優勝戦でフライングをしてしまったため、F休みのあとはG1とG2に半年間出られないペナルティが課される点が挙げられます。
言うまでもなく、これはボートレースグランプリという年末の大一番を目指すにあたって、大きな後退です。ならば、地元周年V3の誇りも含めて、このトコタンキング決定戦では入魂の戦いをしなければならないでしょう。
シリーズ展開予想②/瓜生正義が目指すグランプリV2からのさらなる飛躍
愛知支部が強いならば、福岡支部も常滑で強い。この事実は先ほど触れたとおりですが、福岡からの遠征勢のなかで最も有力なレーサーとしては、瓜生正義選手を挙げるほかないでしょう。
「ボートレースグランプリ2021(住之江競艇SG)」の優勝戦、最高の高速ツケマイによって逆転優勝と1億円ゲットを決めたのは、2022年3月現在も記憶に新しいところです。
さらに、常滑では最も直近のSG競走である「オーシャンカップ2019(常滑競艇SG)」で優勝した実績もあります。縁起の良い水面で、さらなる飛躍を目指す戦い。「正義のヒーロー」瓜生正義選手が、「猫視眈々」でトコタンキングの王座を見つめます。
シリーズ展開予想③/激ヤバ性能!8号機は大注目モーター
2022年3月中旬現在で、ボートレース常滑にはとてつもない成績を叩き出しているモーターがあります。それが、8号機です。
2021年12月中旬から2022年3月中旬までの3ヶ月間で、5回の優出と1回の優勝を達成。これだけでも見事ですが、2連対率が驚異の64.8%というハイアベレージを記録している点に、ぜひとも注目せねばなりません。
3連対率にいたっては80%を超えている「お化けモーター」。舟券検討の際には、ぜひとも考慮に入れたい性能です。トコタンキング決定戦でも注目間違いなし。誰が手にするか、わくわくして前検日のモーター抽選の結果を待ちましょう。
ボートレース常滑の水面の特徴
当サイトでは、以前よりボートレース常滑について、総合的な特集記事を公開してきました。総合的に常滑を紹介したこの記事は、2022年のトコタンキング決定戦においても有効な助けを与えてくれるでしょう。
また、2月には当地で「東海地区選手権2022(常滑競艇G1)」が開催されました。先にも書いたとおり、同レースは1号艇1コースの池田浩二選手がコンマ01のフライング。2号艇2コースの磯部誠選手が恵まれでの逆転優勝を手にしました。
このシリーズを特集した記事においても、冬の常滑水面という観点から、その特徴を細かく分析しました。
これらの内容を読むだけでも、常滑水面の特徴は大いに理解できるでしょう。しかし、ボートレースは実に奥深いものであり、水面特性ひとつを取っても、あらゆる観点があります。
- スタートの上手さが結果に直結しやすい
- 春の常滑は風・風・風!
上記のような特徴は、今回のトコタンキング決定戦の予想において、助けになるトピックです。以下、項目ごとにその内容を解説していきます。
特徴①/スタートの上手さが結果に直結しやすい
常滑の水面はインが強いというのは、先に挙げた記事でも触れたとおりですし、詳しい方はすでにイメージとしても持っておられるでしょう。大村などの完全なイン最強水面ほどではないにせよ、少々の深インなら許容できる1コースの有利さが、常滑にはあります。
同時に、常滑においてはスタートの上手さが結果に直結しやすい傾向もあります。もちろん、ボートレースという競技全体が好スタートこそ良績につながりやすいのは間違いないものの、戸田や江戸川のように「ほかの要素が優先される水面」も数多くあるわけです。
その点、常滑は恵まれや展開のアヤがない限り、スタートの上手さが着順の高低に直結しやすいのです。水質が海水でターンしやすい特性ながら、水門を利用したプール水面で潮汐の影響がほとんどない。そんな特性が、スタート巧者へのアドバンテージを大きくしているといえるでしょう。
特徴②/春の常滑は風・風・風!
春夏秋冬の四季のなかで、春は常滑の水面を数多の風が吹き抜ける季節です。基本的に、常滑には伊勢湾からの風が吹く傾向にあるのですが、春先にはほかの方向からも風が吹くことが往々にしてあり、しかもそれが結構な強さになることもしばしばです。
いかに航走しやすい海水コースとはいえ、あまりにも風が強くなるようであれば、さすがに選手たちもやすやすと高速ターンできなくなるでしょう。スタートのタイミングは取りづらくなり、波に足を取られる場面も増えてきます。
特に、前のレースから風向きがガラッと変わったときは要注意。臨戦する選手にしてみれば、想定外のコンディションなわけですから、チューニングも間に合いません。すなわち、数字に見える実力差を超えて、波乱が起きやすくなるわけです。
トコタンキング決定戦2022(常滑競艇G1)のWドリーム戦をチェック!
2022年のトコタンキング決定戦では、初日と2日目の最終第12レースに、ドリーム戦が組まれました。
どちらのレースも、今回の開催の「最強候補」が名を連ねています。ドリーム戦単体だけでなく、シリーズを通して舟券になる確率が高い12名といえるでしょう。
2022年3月25日(金)第12R
艇番 | 登録番号 | 所属支部 | 選手氏名 |
1号艇 | 3941 | 愛知 | 池田 浩二 |
2号艇 | 3573 | 広島 | 前本 泰和 |
3号艇 | 3960 | 静岡 | 菊地 孝平 |
4号艇 | 4344 | 三重 | 新田 雄史 |
5号艇 | 4371 | 福岡 | 西山 貴浩 |
6号艇 | 4686 | 滋賀 | 丸野 一樹 |
初日のドリーム戦は地元の大本命、池田浩二選手が1号艇になりました。2022年はいきなりの「G1・G2への出場制限」が課せられたことは、先の項目で解説したとおりです。その勝負気配は並々ならぬものがあるでしょう。
対するほか5名も、キャッチフレーズどおりに「猫視眈々」です。特に注目なのは4号艇の新田雄史選手。4コースの1着率こそ特別に高いわけではありませんが、2着3着の確率は高く、かなりの3連対率を誇ります。
この理想的に傑出したメンバーの中にあっても、良い走りを見せてくれるでしょう。
2022年3月26日(土)第12R
艇番 | 登録番号 | 所属支部 | 選手氏名 |
1号艇 | 3783 | 福岡 | 瓜生 正義 |
2号艇 | 3590 | 東京 | 濱野谷 憲吾 |
3号艇 | 4337 | 愛知 | 平本 真之 |
4号艇 | 4418 | 岡山 | 茅原 悠紀 |
5号艇 | 4044 | 大阪 | 湯川 浩司 |
6号艇 | 4586 | 愛知 | 磯部 誠 |
2日目の1号艇にも、優勝候補としての資質を紹介した瓜生正義選手が入りました。常滑での彼の強さは、すでに説明したとおりです。
であれば、2日目のドリーム戦もまた、イン逃げ決着濃厚と考えられるでしょう。少なくとも、本線は揺るぎないものがあります。
この瓜生選手の打倒が目指されるわけですが、最近の成績から言っても地元愛知の3号艇、平本真之選手の一撃は楽しみなところでしょう。期別勝率も7点台後半。ここでの好走があれば、十分にシリーズリーダーが狙えます。
トコタンキング決定戦2022(常滑競艇G1)のまとめ
2022年のトコタンキング決定戦は、春の頼りを告げる風の季節の周年競走となりました。地元愛知支部の強烈メンバーがそろったものの、遠征勢もSG級のトップクラスが名を連ね、決してその予想が簡単でない雰囲気を醸し出します。
まだまだ世界的に大変な情勢が続きますが、ボートレーサーの命がけの戦いは続きます。彼らの奮闘を、最も良い方法で見届けていきましょう。
ボートレース常滑(常滑競艇場)のアクセス
住所 | 愛知県常滑市新開町4-1-11 |
電話番号 | 0569-35-5211 |
トコタンキング決定戦2022(常滑競艇G1)は、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大防止策が実施されているなかで行われます。
幸いというべきでしょうか。2022年3月21日(月・祝)を期限として発出されていた「まん延防止等重点措置」は、この日を限りに全国的に解除される見込みとなりました。このため、今年のトコタンキング決定戦は「まん防」の影響下よりは、少しだけ過ごしやすい環境で実施されることになるでしょう。
それでも、場内の各種イベントは休止が続き、マスク着用の義務や検温の実施などは継続する見込みです。本場では係員の方々の指示に従い、安全なままに開催が進むように、積極的に協力していきましょう。
電車でのアクセス
ボートレース常滑の最寄り駅は、名鉄空港線の「常滑駅」です。同駅から本場までの移動手段は徒歩で、約8分から10分ほどの距離です。
主要駅からの常滑駅までの移動は、名鉄名古屋駅から特急で約30分、急行で約40分。中部国際空港駅からは約5分と、至近の位置です。
自動車でのアクセス
約2,000台が収容可能な無料駐車場が備わっているため、ボートレース常滑は自動車での来場に適した立地といえるでしょう。
最寄りインターチェンジは、セントレアライン・知多横断道路の「常滑IC」。下りてすぐの「常滑インター入口」交差点を右折すると、約5分でボートレース常滑本場に到着します。
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