全国ボートレース甲子園2023(尼崎競艇G2)が今年も開幕!第5回の今年はSG初制覇を果たした磯部誠が楽しみだ
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全国ボートレース甲子園2023(尼崎競艇G2)が今年も開幕!第5回の今年はSG初制覇を果たした磯部誠が楽しみだ

UPDATE:2023.07.06
ボートレース情報

全国47都道府県の出身地別に好成績の選手たちが参戦する全国ボートレース甲子園。今年は元ネタの阪神甲子園球場がある、ボートレース尼崎での開催となりました。第5回となる今回、果たして誰が「栄冠は君に輝く」の誉れに預かるでしょうか。

直近のSG競走である「グランドチャンピオン2023(徳山競艇SG)」を制した、愛知の磯部誠選手が出場するのはぜひ注目したいところ。また、その優勝戦ではあと一歩まで磯部選手を猛追した、大阪の石野貴之選手も出場を予定しています。

徳山で名勝負を演じた2人が、尼崎の水面でも熱戦を繰り広げるか。もちろん、ほかの47都道府県代表に選ばれたレーサーたちも虎視眈々。舟券予想に役立つ情報とともに、その魅力を存分にお伝えしてまいります。

この記事でわかること

  • 全国の”出身地別”に名選手が集結!全国ボートレース甲子園の選出条件とは?
  • 今年のボートレース甲子園は誰が勝つ?有力選手を見ていこう!
  • 尼崎水面は”静水面”……だけど夏は違った特徴があるんです!

全国ボートレース甲子園2023(尼崎競艇G2)の詳細情報

開催年(開催地) 優勝選手 所属支部
2019年(浜名湖) 今垣 光太郎 福井
2020年(三国) 峰 竜太 佐賀
2021年(丸亀) 毒島 誠 群馬
2022年(下関) 深谷 知博 静岡

今回で第5回目の開催となる、全国ボートレース甲子園。ついに本家たる阪神甲子園球場のある、尼崎へとやってきました。

  • 全国47都道府県を”出身地”別に優秀な選手(B1級以上)から選出
  • 当該都道府県に対象者がいない場合は同地区の選手から選出
  • 残りの枠は施行者推薦枠となり、辞退等が出た場合は予備選手から充当する

全国ボートレース甲子園の選出条件は、上記のとおり。他のグレードレースでは見られない、「出身地別に1名ずつ選出」という特殊な選出方法になっています。まさしく47都道府県の代表が戦うことになる甲子園、そのコンセプトに則ったものと言えるでしょう。

ボートレース場の立地の偏りからも、時として当該都道府県の出身選手がいない、または条件を満たしていない場合はあります。この場合は2つ目の規程が反映され、同地区の選手が充当されるわけですが、候補が1名だけだった場合は自動的にG2競走に出られる大チャンス。この機会はぜひとも活かしてもらいたいものです。

なお、ボートレース場が存在しない北日本や中部については、すべて「関東地区」に組み入れられています。

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

現在のボートレース尼崎は、モーターを4月中旬に入れ替えたばかり。したがって、好成績モーターはも1節ごとにその数字が変動しやすい状況です。それでも「27号機」はエースモーターの地位を保持していますが、まだまだ整備によって”変身”する余地は大いに残されているでしょう。

  1. 祝・SG初制覇!磯部誠が全国ボートレース甲子園でも楽しみだ
  2. 最強大阪支部の進撃!石野貴之は今節も仕上げてきそう
  3. フライング休み明けでも上々?倉持莉々の巧みな走りに要注目

そうなると、頼みとなるのは名選手たちによる技術です。操縦も整備も上質でこその一流レーサー。そのうえで、注目選手と言えるであろう3人について、それぞれ最近の調子を中心に見ていきます。

シリーズ展開予想①/祝・SG初制覇!磯部誠が全国ボートレース甲子園でも楽しみだ

シリーズ展開予想①/祝・SG初制覇!磯部誠が全国ボートレース甲子園でも楽しみだ

ついに成し遂げた、歓喜のSG初制覇! 愛知の磯部誠選手は、前節の「グランドチャンピオン2023(徳山競艇SG)」において、オール3連対による見事な優勝を勝ち取りました。

思えば、昨年2022年。同じく予選1位通過だった「ボートレースオールスター2022(宮島競艇SG)」の準優勝戦において、外からの一撃に屈してまさかの5着敗退。それでも、年末の「ボートレースグランプリ2022(大村競艇SG)」でグランプリ優勝戦に進出して3着に入るなど、「必ずやSGを獲るだろう」という期待を背負い続けてきました。

名選手が次々に生まれる愛知支部。多士済々たるかの地にあって、めでたくSGタイトルホルダーの仲間入りを果たしたのです。それも「平成生まれで初めてのSG制覇」という、歴史に残る称号がついてきました。

なればこそ、今回はさらなる実績を背負い、優勝候補としての活躍が期待されます。大レースで連続優勝するのは困難なことですが、それだけの期待に値するのは間違いありません。

シリーズ展開予想②/最強大阪支部の進撃!石野貴之は今節も仕上げてきそう

シリーズ展開予想②/最強大阪支部の進撃!石野貴之は今節も仕上げてきそう

“聖地”たる住之江を抱える大阪支部には、ボートレース界最強の選手たちが集う。そんな大阪支部にあって、すさまじい不調のどん底を乗り越え、今またトップクラスでの活躍を続けているのが石野貴之選手です。

SG優勝回数は通算10回。G1競走(9回)よりも多く勝っているという、大舞台でこそ輝く千両役者。一度は破綻したかに見えた”石野信用金庫”は、再びその強靭な信頼を強めています。

前節も「グランドチャンピオン2023(徳山競艇SG)」では抜群の仕上がり。優勝戦の2周目では2着争いをしていたはずなのに、最終周回ではセーフティーリードに見えた磯部誠選手を猛追する姿を見せ、ファンを魅了しました。

3節前には「ボートレースオールスター2023(芦屋競艇SG)」を制し、調子は上々。野球の甲子園でも大阪代表は常に優勝候補ですが、それは全国ボートレース甲子園でも変わりません。”最強”大阪支部の誇りを背負い、石野貴之選手が最高の走りを見せてくれるでしょう。

シリーズ展開予想③/フライング休み明けでも上々?倉持莉々の巧みな走りに要注目

シリーズ展開予想③/フライング休み明けでも上々?倉持莉々の巧みな走りに要注目

もとより、ボートレースは女子選手の活躍が目立つ公営競技でした。ただ、令和に入り、いよいよ女子選手がビッグタイトルにおいても男子選手を打ち負かすパターンが増えています。今回の全国ボートレース甲子園にも複数の女子選手が出場しますが、特にすばらしい活躍を期待したいのが、茨城出身で東京支部の倉持莉々選手です。

倉持選手は、まだグレードレースを制した経験がありません。しかし、単に実績が走るだけなら、舟券予想はそんなに苦労しなかったでしょう。

すばらしいことに、彼女は前節「ボートレースオールスター2023(芦屋競艇SG)」で大きな仕事を成し遂げました。2年連続のボートレースオールスター出場は、通算2度目のSG挑戦。準優勝戦は5号艇でしたが、フライングと落水事故が起きるなか、コンマ01の猛烈スタートから差し切り1着。アクシデントがあったレースながら、最良の結果を残して優出に成功したのです。

迎えた優勝戦も堂々たる走り。3号艇3コースでスタートこそ最も遅いコンマ17だったものの、グランプリレーサーである瓜生正義選手との競り合いに勝利して3着。大きな自信になるSG競走3着獲得でした。

同レースの優勝戦3着の賞金は、圧巻の1,150万円。女子賞金ランキングトップに躍り出るとともに、今後の活躍によってはボートレースグランプリ本戦への切符さえも見える積み上げです。

倉持選手は「最初で最後のメダルだと思います」と表彰式で恐縮していましたが、質の高い競走を見せてくれるからには、きっと今後もファンの声援に応えるレースをしてくれるでしょう。今節はボートレースオールスター直後に入った30日間のF休み明けとなりますが、良い競走を見せてほしいものです。

ボートレース尼崎の水面特徴

ボートレース尼崎の水面特徴

全国ボートレース甲子園の開催水面として、ボートレース尼崎は実にふさわしい水面と言えるでしょう。”甲子園”と”尼崎”という縁はもとより、尼崎水面そのものが実力ある選手にとって歓迎される要素を有しています。

  1. 尼崎は西日本でも屈指の静水面!どんな戦法でも受け容れる
  2. 夏の尼崎水面は3コースと4コース進入のセンター艇に注目!

夏の尼崎で舟券を買うなら、この2つの水面特徴はぜひ押さえておきたいものです。まして、47都道府県の名手がそろうG2競走。これらの要素は勝負のゆくえを左右し、舟券の回収率と的中率を向上させてくれることでしょう。

特徴①/尼崎は西日本でも屈指の静水面!どんな戦法でも受け容れる

特徴①/尼崎は西日本でも屈指の静水面!どんな戦法でも受け容れる

尼崎の水面は、「西日本でも有数の静水面」である点に求められるでしょう。このため、総合的にはインが強く、「差し」「まくり」「まくり差し」がバランスよく決まるのが特徴です。

1マークと2マークがきれいに真横な点が、昔に比べてイン有利に働いているとも言われていますが、同時にバック側が広く設計されているため、1マークでは思い切って仕掛けやすい利点があります。走りやすさと握りやすさは、どのコースにとっても利益となるものです。

特徴②/夏の尼崎水面は3コースと4コース進入のセンター艇に注目!

特徴②/夏の尼崎水面は3コースと4コース進入のセンター艇に注目!

基本的にインが強めの尼崎水面。ただし、夏の尼崎は四季のなかで最もインにとって厳しく、「1コースの1着率は55.0%」となっています。最も高い春季で61.9%なのに比べると、いかに状況が変わるかが見えてくるでしょう。

加えて、夏の尼崎水面の特色は「3コース(13.5%)と4コース(12.2%)の1着率がかなり高い」点に注目したいところです。1コースが勝ちにくくなったぶん、センター艇が勝ちやすくなっている。この事実は、グレードレースでは必見の傾向です。全速戦に強い若手が多いなら、なおさらでしょう。

「尼崎センタープールではセンターが強い」という昔ながらの特徴を最もよく示す、夏の尼崎開催。今回の全国ボートレース甲子園では、その格言が最もよく反映された結果になるかもしれません。

全国ボートレース甲子園2023(尼崎競艇G2)のまとめ

全国ボートレース甲子園2023(尼崎競艇G2)のまとめ

ああ、栄冠は君に輝く!

本家の甲子園も、全国ボートレース甲子園も、その輝きに変わるところはありません。しかも、ボートレースのほうは歴史を重ねるごとに、存在感が高まってきています。出身地の誇りを背負うという点で、いつもとは違った楽しみが付加されている点も見逃せません。

決してイン盤石ではない夏の尼崎。それゆえに、織りなすドラマは想像以上にダイナミックなものとなり、ファンを喜ばせてくれることでしょう。

ボートレース尼崎のアクセス

住所 兵庫県尼崎市水明町199-1
電話番号 06-6419-3181

ボートレース尼崎、すなわち尼崎競艇場の開業は1952年のこと。「尼崎センタープール」という名称とともに、長年市民に愛されてきました。立地的に大阪府のボートレース住之江と関係が深く、開催においては多くの面で連携している点が特徴です。

電車・無料送迎バスでのアクセス

電車・無料送迎バスでのアクセス

ボートレース尼崎は、公共交通機関でのアクセスに適した立地です。とりわけ阪神電気鉄道「尼崎センタープール前駅」は、名前のとおり本場の目の前にある駅で、直結した通路を利用して徒歩で迷わずにたどり着くことができるでしょう。

ほかのルートもあります。JR東海道本線(神戸線)の「立花駅」および阪急電鉄「塚口駅」は徒歩圏でないかわり、本場へ直行する無料送迎バス(ファンバス)が運行しています。全国ボートレース甲子園の開催期間中は数便ほどの増便が予定されているため、これらの利用を検討するのも良いでしょう。

自動車でのアクセス

自動車でのアクセス

ボートレース尼崎の最寄りインターチェンジは、阪神高速3号神戸線の「尼崎西IC」。降りてから約500mという近さです。加えて、同じ阪神高速3号神戸線の「武庫川IC」や阪神高速5号湾岸線の「尼崎末広IC」も利用圏内となるでしょう。

ボートレース尼崎は施設の立地の都合上、無料駐車場の台数がかなり限られており、2つの駐車場で合計187台ぶんとなっています。基本的には有料のコインパーキングを使うこととなるため、その点には注意したほうがいいでしょう。