【丸亀71周年】「京極賞2023(丸亀競艇G1)」では地元の片岡雅裕に注目!昨年準優勝から念願の地元周年Vへ
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【丸亀71周年】「京極賞2023(丸亀競艇G1)」では地元の片岡雅裕に注目!昨年準優勝から念願の地元周年Vへ

UPDATE:2023.12.05
ボートレース情報

ボートレース丸亀の71周年記念競走、「京極賞2023(丸亀競艇G1)」が開幕します。今回の開催期間は、2023年12月10日(日)から12月15日(金)までです。前回開催は2022年の11月でしたので、水面条件はほぼ同じですが、年末のグランプリへ向けた勝負駆けの有無という点では大きな違いになるでしょう。

『百花繚乱 SAMURAI GIRLS』(パチスロでは『百花繚乱サムライガールズ』)とのコラボも色鮮やかなこの開催。舟券予想の回収率向上に役立つ情報を中心として、充実した内容をお届けします。

この記事でわかること

  • 近年の京極賞の結果確認!昨年はここから磯部誠選手が飛躍した
  • 地元香川の片岡雅裕選手がシリーズリーダーになりうる存在!SG制覇から地元周年へ凱旋だ
  • 丸亀は前半と後半で1号艇の信頼度が激変!丸亀水面を実際のデータから見てみよう

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「京極賞2023(丸亀競艇G1)」の詳細情報

開催年 優勝選手 所属支部
2018年 濱野谷 憲吾 東京
2019年 森高 一真 香川
2020年 峰 竜太 佐賀
2021年 永井 彪也 東京
2022年 磯部 誠 愛知

京極賞は、「ボートレース丸亀(丸亀競艇場)」の開設を祝う周年競走です。今回は71周年記念であり、したがって上記の過去5回は66周年から70周年という並び。それぞれの優勝戦では1号艇1コース艇のイン逃げ決着がもたらされました。

配当面でも大きな荒れ方はしていないのですが、唯一2018年の66周年は1-2-6で3連単4,470円という高めの払い戻しにて決着。優勝したのは東京の濱野谷憲吾選手、2着は愛知の河村了選手であった一方で、3着には当時まだ27歳の磯部誠選手が6号艇ながらも入線。これが配当を押し上げる要因となりました。

磯部選手はここから一気に技術を向上させ、2019年9月には「荒海巧者vs広海巧者 海賊王決定戦 MB大賞(浜名湖競艇G2)」でビッグタイトルを初制覇。さらに、翌年にはラストチャンスとなった「ヤングダービー2020(びわこ競艇PG1)」でG1格競走を初めて制します。

そして、前回開催の京極賞で優勝し、今年2023年には「グランドチャンピオン2023(徳山競艇SG)」において至高のタイトルにたどり着くことになるのです。

<前回優勝戦回顧>「京極賞2022(丸亀競艇G1)」は磯部誠が立身のV!

艇番 選手名 所属
1 磯部 誠 愛知
2 山口 剛 広島
3 片岡 雅裕 香川
4 丸野 一樹 滋賀
5 白井 英治 山口
6 浜先 真範 広島

オール3連対、ぶっちぎりでの予選1位通過。準優勝戦も圧巻のイン逃げ。磯部誠選手は盤石の走りによって、2022年11月の京極賞を勝ち進みました。

優勝戦6艇のなかでは最も2連対率の低いモーターを引いていましたが、もはやその実力の向上を疑うわけにはいかない状況です。レース直前のスタート展示でも、その展示タイムは最速。磯部誠選手の6.60の次に速いのが4号艇の丸野一樹選手の6.69ですから、図抜けた仕上がりと言えるでしょう。

「京極賞2022(丸亀競艇G1)」優勝戦/磯部誠選手の盤石の逃げ

イン3艇有利なスタートで、その出力は抜群となれば、もはや磯部誠選手の進撃を阻める選手はいませんでした。地元香川の3号艇片岡雅裕選手が猛追してきたものの、結局順位は入れ替わることなく1-3-4でゴール。1号艇からのスジ決着は「3連単:2,310円」という払い戻しです。

配当が高めになったのは、2号艇2コースの山口剛選手が道中で転覆失格となった点が大きいでしょう。レース前の展示状況などから、山口選手の2着3着は堅いと見たファンが多く、そこからの絡みが売れていました。

山口選手は期待どおりにコンマ07のトップスタートを決めたものの、「ボートレースで盤石の1号艇がいる場合、その引き波にもろにハマるパターンがある」というのを思い起こさせる結果になったのです。

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

71周年記念となる2023年の京極賞。実際のところ、この開催で狙いたい選手は決まっていました。決まっていたのですが、まさか注目度が事前に急激にアップするとは、といった心地です。実力者は、その買い時が急ぎ足で来てしまうものですね。

  1. 片岡雅裕(4459/香川):勝負駆け大成功!SG制覇の次は地元周年をゲットだぜ!
  2. 池田浩二(3941/愛知):マスターズの資格を得てなお高まる技量!思い出の水面たる丸亀で期待
  3. 馬場貴也(4262/滋賀):賞金王の競り合い中!負けられない12月を最高の形で駆け抜ける

というわけで、地元香川の片岡雅裕選手が最大の注目株です。「チャレンジカップ2023(三国競艇SG)」の開催までは賞金ランキング第30位付近だった片岡選手。もとより昨年のSG初制覇もあり、そろそろ調子を上げてくるぞと思っていたら、完全に時機を逸してしまいました。

さすがに前節SG制覇を果たした選手、それも地元勢ともなれば、開催本命に据えて然るべきでしょう。かくて、すばらしきSG制覇を称えつつのシリーズ展望となりますが、もちろん他の名選手たちだって黙ってはいません。池田選手や馬場選手といった、同じくボートレースグランプリ本戦出場組である2人も絡めながら見ていきましょう。

シリーズ展開予想①/片岡雅裕(4459/香川):勝負駆け大成功!SG制覇の次は地元周年をゲットだぜ!

シリーズ展開予想①/片岡雅裕(4459/香川):勝負駆け大成功!SG制覇の次は地元周年をゲットだぜ!

前節のチャレンジカップにて、片岡雅裕選手は予選2位という見事な成績でこれを突破。準優勝戦もイン逃げで勝利したところ、なんと直後のレースで予選1位の今垣光太郎選手が2着での優出となったため、優勝戦1号艇の大チャンスがやってきました。

思えば昨年8月、「ボートレースメモリアル2022(浜名湖競艇SG)」でSG初制覇を果たしたわけですが……。この時は6号艇6コースからの逆転優勝だったとはいえ、3号艇新田雄史選手と4号艇白井英治選手がともにフライングをする形からの恵まれ優勝でした。

もちろん、「決まり手:恵まれ」がSG優勝の勝ちを低減させるわけではありません。ただ、やはり事故のないレースによって勝利してほしい。それもまた偽らざる心です。

昨年、2022年のチャレンジカップでも優勝戦まで進みながら、大荒れ展開をものにすることはできませんでした。しかし、2023年の三国決戦では、インからしっかりと逃げて押し切り。復活から仕上がりまくっている佐賀の峰竜太選手を振り切って、文句のつけようのない2度目のSG優勝を果たしたのです。

こうなると、次はぜひ地元周年である京極賞のタイトルがほしいでしょう。片岡雅裕選手は今や、「通算SG制覇2回・通算G1制覇1回」という逆転現象が起きています。G1初制覇へ手が届いたのは「びわこ大賞2017(びわこ競艇G1)」でのことでした。

「6年越しのG1を、地元丸亀で掴み取る」

これは心躍る一文です。無論、決して楽な道ではありませんが、それが可能なだけの条件は整っています。

シリーズ展開予想②/池田浩二(3941/愛知):マスターズの資格を得てなお高まる技量!思い出の水面たる丸亀で期待

シリーズ展開予想②/池田浩二(3941/愛知):マスターズの資格を得てなお高まる技量!思い出の水面たる丸亀で期待

愛知の池田浩二選手は、前節チャレンジカップで予選3位通過を達成しました。このあたりはさすがの技巧です。ただ、優勝戦でもトップスタートから逆転手を狙うものの、これが奏功せずに5着に敗れてしまいました。

それでも賞金を積み増して、トライアル2nd圏内の賞金ランキング第6位にて算定期間を終了。間近に迫った住之江グランプリでは、有利な立場から臨むことになります。

「グランドチャンピオン決定戦2003(丸亀競艇SG)」結果

そんな池田浩二選手にとって、丸亀水面は強い思い入れがある場所になるでしょう。2003年に開催された「グランドチャンピオン決定戦2003(丸亀競艇SG)」において、まだ25歳だった池田選手は1号艇1コースから堂々と逃げ切り勝ち。SG初制覇を成し遂げたのです。

2003年の丸亀グラチャンの優勝戦には、他にも26歳の白井英治選手と25歳の田村隆信選手がおり、残り3名もすべて30代という若い力が躍動した年でした。

今や、池田選手が積み重ねたSGタイトルは10個にも及びます。そこには2回もの賞金王決定戦が含まれていることは、すさまじいという他ありません。しかも、昨年には「グランドチャンピオン2022(唐津競艇SG)」で9年ぶりのSG制覇も勝ち取りました。

そうして、今年はグレードレースを一度も制していないものの、質の高い競走によって大きな賞金を重ねたことで、再び聖地住之江での一大決戦に挑む権利を得ました。そんな安定感抜群の年ですから、通算14個目のG1タイトルをグランプリ直前に勝ち取ることがあっても、まるで不思議ではないでしょう。

20年前と同じように、再びこの丸亀から全国のファンを沸かせる。それは夢見るに値するロマンであろうと申し上げられます。

シリーズ展開予想③/馬場貴也(4262/滋賀):賞金王の競り合い中!負けられない12月を最高の形で駆け抜ける

シリーズ展開予想③/馬場貴也(4262/滋賀):賞金王の競り合い中!負けられない12月を最高の形で駆け抜ける

ここまで紹介した2名が「チャレンジカップ2023(三国競艇SG)」で大きく活躍した一方で、対照的な結果になったのが滋賀の馬場貴也選手になるでしょう。初日のドリーム戦でいきなりの転覆。なお悪いことに、これが他艇を巻き込む形となったため、妨害失格を取られてしまいます。

初日にいきなり転覆妨害失格の合わせ技による賞典除外。節間はずっと外々まわりで、それでも3連対まで3回も食い込んだのは、さすがと言うべきなのかもしれません。

ただ、今年も馬場選手はそのすごみを存分に見せてくれました。「ボートレースメモリアル2023(福岡競艇SG)」での優勝は、その最たるところでしょう。算定期間における賞金ランキングは第2位で、グランプリではトライアル2ndから登場のシード組に名を連ねています。

なお面白いことに、昨年2022年は優勝戦での逆転優勝が目立ちましたが、今年の6回の優勝はすべて1号艇1コースからのイン逃げでのものとなりました。

走りに安定感が生まれつつも、やはり「外からでも馬場は怖い」を維持する大舞台での強さ。前節での「やってしもうた」が鮮烈だからこそ、それを気にして舟券での重要度を下げてしまうと、一気に”持っていかれる”可能性があります。ご用心ご用心。

ボートレース丸亀の狙いレース分析「G1でも荒れる時は荒れる」

R番号 1号艇1着率 万舟出現率
1 75.0% 0.0%
2 66.6% 25.0%
3 50.0% 16.6%
4 58.3% 16.6%
5 58.3% 25.0%
6 50.0% 8.3%
7 50.0% 25.0%
8 66.6% 8.3%
9 58.3% 16.6%
10 75.0% 25.0%
11 41.6% 16.6%
12 50.0% 16.6%

丸亀の恐ろしさというより、周年競走の怖さがわかるデータがあります。お察しのとおり、上記は丸亀全体でのデータではありません。2022年度(2022年4月-2023年3月)の丸亀で実施された2つのG1級競走、すなわち前回の「京極賞2022(丸亀競艇G1)」と「レディースチャンピオン2022(丸亀競艇PG1)」、2開催の統計データとなります。

サンプル数が各レース12個ずつしかないため、どうしても偏りが生じていますね。これを2022年度の全開催に広げた場合、例えば上記では一度も万舟券が出なかった1Rは、「1号艇1着率:50.32%」「万舟出現率:17.6%」とだいぶ違った数字が見えてきます。

逆に言えば、開催単位で見ると、データから外れた展開も起きやすくなり……。その一方で、「万舟券の出現率は1開催で見ても各レース10%から20%はある」ということです。

そのうえで、丸亀水面について、再度確認しておきましょう。当サイトが公開している、ボートレース丸亀を特集した記事についても、あわせてご覧ください。

丸亀は瀬戸内海につくられた海コースであり、このために水質は海水です。この環境ゆえに、潮の満ち引きがコンディションに影響しやすいのが特徴でしょう。基本的に「1コース1着率が60%弱程度あるイン強めの水面」ながら、潮の流れや風の勢いが変わりやすい特性から、走り慣れていない選手が苦労する姿もたびたび見受けられます。

「レディースチャンピオン2022(丸亀競艇PG1)」優勝戦/1号艇實森美祐選手フライングで3号艇4コースの香川素子選手が逆転優勝

実際、2022年度全体のデータで見ると、すべてを合成した数字では1号艇1着率が58%ほどあるのに対し、「1Rから7Rまでの中盤までのレースでの1号艇1着率は50%前後」にとどまっています。特に企画レースも少ない2Rから4R、および7Rは1号艇1着率が40%台になっており、この傾向はわずか12レースしかサンプルのない項目最初の表にも見ることができます。

全開催を通じてみると、優勝戦などが行われる12Rはカッチカチ。しかしながら、上の表では1号艇1着率が50.0%しかありません。グレードレースという技量の高い選手が集まり、そして誰もが「勝負駆け」になるからこその現象と言えそうですね。

「京極賞2023(丸亀競艇G1)」イベント情報

「京極賞2023(丸亀競艇G1)」イベント情報

丸亀の周年競走である京極賞。初日となる12月10日は日曜日ということもあり、「梅沢富美男」さん、「後藤沙緒里」さんといったビッグなゲストを招いてのイベントステージが実施されます。

また、それ以外の日も全国区のタレントさんたちが集結。現地へ赴くことで、いつも以上に楽しいアミューズメント体験ができるでしょう。

日付 場所 内容 備考
12月10日 イベントホール トークショー 梅沢富美男
12月10日 イベントホール トークショー 後藤沙緒里
12月10日 イベントホール 選手紹介&京極ドリーム
出場選手インタビュー
12月10日-14日 2Fサテライトスタジオ 公開勝利者インタビューー 10日-13日 各レース終了後
14日 第10R-第12R終了後
12月10日 3F特設会場 丸亀ゆかりの地物産展
12月10日-13日 競走水面北側 うまいもん万博inまるがめ 無くなり次第終了
12月11日 イベントホール お笑いステージ ジョイマン
12月11日 イベントホール ブルーナイタードリーム
出場選手インタビュー
未確定舟券抽選会も開催
12月12日 イベントホール 歌謡ショー 保科有里
12月13日 イベントホール お笑いステージ 相席スタート
12月14日 イベントホール お笑いステージ ジェラードン
12月14日-15日 サテライトスタジオ 場内予想会 永島知洋/日乃陽菜美/野添貴裕(12/14)/篠崎こころ(12/15・第8Rまで)
12月14日-15日 3F特設会場 出店 純手打うどん「よしや」
12月15日 イベントホール 優勝戦出場選手インタビュー 優勝戦終了後には優勝者表彰も実施
12月10日-15日 指定席 京極賞ノベルティ進呈 厚切じゃがポテト
12月10日-15日 Bカード会員対象 ルーレットチャンス ポイント端末にて実施

「京極賞2023(丸亀競艇G1)」まとめ

「京極賞2023(丸亀競艇G1)」まとめ

ボートレース丸亀の周年競走「京極賞」。昨年は愛知の磯部誠選手が優勝したこの競走に、今年も魅力的なメンバーがそろいました。とりわけ、地元香川の片岡雅裕選手は凱旋からの開催本命格になりそうです。地元周年制覇で、2023年を一気に駆け上がることができるでしょうか。

後半レースに堅め決着が多い丸亀水面も、グレードレースでは「優勝戦での波乱」が起きやすいデータがそろっています。最後まで気を抜けない戦いの先には、ボートレース住之江での最終決戦「ボートレースグランプリ2023(住之江競艇SG)」が待っています。

ボートレース丸亀のアクセス

ボートレース丸亀のアクセス

1952年に開場した「ボートレース丸亀(丸亀競艇場)」は、三豊市、まんのう町、琴平町、宇多津町で構成される「香川県中部ボートレース事業組合」によってレースが主催されています。

四国有数の観光地にして信仰の地、今風にいえばパワースポットである金刀比羅宮が近隣の琴平町にあることから、観光施設としての機能も有していると言えるでしょう。また、こうした由緒から、舟券発売中の締め切り前BGMが民謡『金毘羅船々』に設定されています。

住所 香川県丸亀市富士見町4丁目1-1
電話番号 0877-23-5141
最寄り駅 JR予讃線「丸亀駅」
※無料送迎バス(丸亀駅北口) 約10分
最寄りIC 高松自動車道「坂出IC」
瀬戸中央自動車道「坂出北IC」
高松自動車道「善通寺IC」
無料駐車場 有(2,200台)
公式サイト ボートレース丸亀