ボートレースクラシック2022(大村競艇SG)が、2022年3月16日(水)から3月21日(月・祝)までの日程で、ボートレース大村にて開催されます。競艇発祥の地にて始まる、夜の鳳凰賞決戦。ボートレースファンとしては、最高に楽しみ、最高に儲けたいものです。
しかし、ビッグタイトルは超一流のレーサーばかりが集まります。その実力、運気、まさに微差。当てるのが至難の業であることは、誰もがわかっていることです。
それでも、的中を限りなく近くに手繰り寄せることはできるでしょう。すなわち、今節の注目選手を知り、春の大村水面の特徴を知れば、「おいしい舟券」の秘密が浮かび上がってきます。舟券はほかのファンとの掛け金の奪い合いなればこそ、情報面で出し抜かねばなりません。
2022年最初のSGを究極まで楽しむためにも、ぜひこの記事を存分にご活用ください。あらゆる角度からその魅力、その実力を分析できる材料を、ふんだんに詰め込んでおります。
- 2022年最初のSG!ボートレースクラシックとは何かをあらためて知る
- 競艇発祥の地で爆勝ち祈願!シリーズで輝く選手をピックアップ
- 大村の水面といえば、こんな特徴?意外な内容も含めてお伝え
- 鳳凰の夢は夜に飛ぶ……初日ドリーム戦の大本命教えます
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目次
ボートレースクラシック2022(大村競艇SG)の詳細情報
開催年 | 優勝選手 |
2017年 | 桐生 順平 |
2018年 | 井口 佳典 |
2019年 | 吉川 元浩 |
2020年 | 吉川 元浩 |
2021年 | 石野 貴之 |
過去5回の結果を見ると、昨年もそうだったように、やはり兵庫の吉川元浩選手の連覇が目立ちますね。しかし、2021年は多くの思惑を吹き飛ばし、大阪の石野貴之選手が不調を跳ね返す優勝を勝ち取りました。
「石野信用金庫は死なず」
まさにそんな心地になったファンも多かったでしょう。最近は調子が上がらないとはいえ、ボートレースグランプリを制した実力は本物だったのです。
さあ、今年はどうなるか。ボートレース大村公式も告知CMを制作し、ドキドキを高めてきてくれています!
ディフェンディングチャンピオンである石野貴之選手、地元の期待の星である原田幸哉選手、昨年末のボートレースグランプリ選手の覇者である瓜生正義選手。こうした「激アツ」レーサーに触れており、シリーズを展望する上でも気になる内容です。裏開催であるボートレース宮島のヴィーナスシリーズに触れているのはご愛嬌ですね。
ボートレースクラシックとは「総理大臣杯」のこと
ボートレースが様々な取り組みを始めて8年。競艇のころから親しんでいるファンとしては、どうしても名称がしっくりこないものです。
このボートレースクラシックも、正式名称である「鳳凰賞競走」のほうが馴染む方も多いでしょう。しかし、何よりも「総理大臣杯」と言われたほうが、「なんだ、ボートレースクラシックって総理大臣杯のことか!」と納得できるかもしれません。
かつて植木通彦選手のコンマ01フライング、ならびに濱野谷憲吾選手の恵まれ優勝となった舞台。昨年はそんな濱野谷選手の14年ぶりのSG制覇もありました。鳳凰賞、総理大臣杯が大村で開催されるのは初めてのことです。いったいどのようなドラマが、競艇発祥の地で生まれるでしょうか。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
2022年のボートレースクラシック、ひいてはSG競走は「峰竜太なき戦い」になりました。佐賀の峰竜太選手がとんでもないスキャンダルにより、2023年のボートレースダービーまでSG不出場に決まったからには、ニューヒーローの誕生が求められるところでしょう。
- 名人となった原田幸哉が大村にて鳳凰となる
- 夜の帝王、毒島誠は健在!G1獲りからのSG獲りだ!
- 安定感の72号機と爆発力の51号機がウルトラモーター!
今回のボートレースクラシックで主役たりえる2人の選手、さらに最高の実力を引き出す可能性のある2つのモーターについて、それぞれの項目で解説していきます。以下の内容は、ぜひシリーズを通してご参考になさってください。
シリーズ展開予想①/名人となった原田幸哉が大村にて鳳凰となる
2021年は、「久々のSG制覇」が大きなキーフレーズとなりました。濱野谷憲吾選手の14年ぶりのSG制覇、辻栄蔵選手の16年ぶりのSG制覇。そして、この原田幸哉選手も、12年ぶりのSG制覇を「ボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)」で達成したのです。
しかも、原田選手は出場資格を得たばかりの「マスターズチャンピオン2021(下関競艇PG1)」も制し、「名人戦優勝者」となりました。ここに来て、再び全盛期を迎えたといっても過言ではないでしょう。2021年はほかにも「徳山クラウン争奪戦2021(徳山競艇G1)」も制しており、その存在感が極限まで大きくなった年でした。
であれば、2022年もすばらしい走りが期待されます。後ほどの項目でも紹介するとおり、初日ドリーム戦の1号艇に選ばれました。大村における1号艇は断然有利であり、シリーズリーダーとしての活躍が期待されています。
シリーズ展開予想②/夜の帝王、毒島誠は健在!G1獲りからのSG獲りだ!
今回のボートレースクラシックは、「発祥地ナイター」としてナイター開催で行われます。ナイター開催に強い選手といえば、現役では群馬の毒島誠選手がまずもって1番手として名前を挙げられるでしょう。
しかも、毒島選手は1月に「全日本王座決定戦2022(芦屋競艇G1)」をも制しました。「太陽が出ていても強い超一流」であることを示したといえます。G1を含めて連続優出も継続中。そうなると、たとえSGの舞台であろうとも、彼を優勝候補として紹介せざるを得ません。
レース場番号1番の桐生から、レース場番号24の大村へ。番号の上では最東端から最西端への遠征となる毒島選手。大村水面は17節参戦して5回の優出と2回の優勝を経験しています。うち1回は「ボートレースメモリアル2019(大村競艇SG)」。否が応でも、その実力に熱視線を送らざるを得ません。
シリーズ展開予想③/安定感の72号機と爆発力の51号機がウルトラモーター!
名選手を名選手たりえるのは整備技術ですが、それでも元々の性能がすばらしいモーターを手にすることは、大きく勝利を引き寄せることにつながります。今回、大村のモーターで注目なのは72号機と51号機でしょう。
72号機は18節走って勝率6.18、2連対率50.30%。優出回数は最多の7回で、優勝も2回経験しています。これだけ良好な数字がそろっていると、やはり舟券絡みに最も近づく存在といえますし、何より事故率が0.01という安定性が優秀さの秘訣です。
他方、51号機は18節走って勝率6.04、2連対率43.75%。3回優出して優勝経験はなし。2022年3月初めは福岡の大山千広選手が使っていて、途中までオール2連対だったものの、フライングを切ってしまいました。少し怖さがあるモーターながら、爆発力はすばらしいものがあります。
上記2つのモーターは、ボートレースクラシックにおいても目立つ可能性が大です。誰が手にするか、どのような調整を施すか、それぞれ注目しておくことで、数字以上の活躍に基づいた穴配当を手にすることも可能になるでしょう。
ボートレース大村の水面の特徴
ボートレース大村の水面の特徴は、なんといっても「インが強い」という点に集約されることは、多くのボートレースファンが知っているでしょう。しかし、あらためて「なぜインが強いのか」「どういった時に波乱の匂いがしてくるのか」を知ることで、ボートレースクラシックという究極の戦いでも予想を有効に進められます。
- 1コースが強い大村で2番目に強いコースはどこ?
- 「差し」が上手い選手が活路を開きやすい
- 実はスタートのセンスがとても重要な大村
これらの内容は、「1コースが強いのはわかった。じゃあ、ヒモはどうすればいいんだ」という問いに効果的に答えてくれるでしょう。以降の項目で詳しく解説していきます。
また、当サイトではボートレース大村について特集した記事を公開しています。あわせてご覧いただき、2022年のボートレースクラシックをより楽しむ要素を増やしていってください。
特徴①/1コースが強い大村で2番目に強いコースはどこ?
1コースが強いことばかりが取り沙汰される大村ですが、では、次にどのコースが強いのかという話題はあまり出てくることがありません。それを検証するにあたっては、最近のフレッシュなデータを使用するべきでしょう。
進入コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
1コース | 63.4% | 15.8% | 7.4% |
2コース | 11.1% | 24.5% | 20.6% |
3コース | 10.4% | 24.2% | 19.4% |
4コース | 9.5% | 17.7% | 21.5% |
5コース | 4.4% | 13.4% | 18.1% |
6コース | 1.8% | 4.8% | 13.6% |
2021年8月1日から2022年1月29日までのデータでは、上記のように算出されました。この数字を見てもわかるとおり、スロー勢になりやすい1コースから3コースまでが圧倒的に舟券絡みしやすく、しかもきれいに階段状に並んでいることがわかります。
また、1号艇1コースのスジとして知られるのが3コースと4コースであり、よって1-34-34などはよく舟券として推奨されるのですが、大村においてはきっちり2コース進入の艇を押さえておかないと厳しい現実が透けて見えます。
2コース進入の艇は、1コースの次にレースをしやすい。続いて、3コース、4コースまでが舟券絡みの可能性が高い。ただし、4コースと5コースの3着突っ込みはかなりの確率になるため、その点の検討は必須。と、このような結論が導き出されるでしょう。
特徴②/「差し」が上手い選手が活路を開きやすい
意外と知られていないことですが、大村は2マークで「うねり」が起きやすく、若手選手などはボートが暴れて失速することがしばしば起きます。これまでの特集記事においても、幾度が触れてきました。
ただ、大村の「イン盤石」の印象は強く、道中での逆転がどういったときに発生するかまでは、なかなか知られていない印象です。大村は2マークのうねりも含め、海コースらしい柔らかい水面をしっかりターンできる選手に微笑むコースです。したがって、ターン技術に優れたベテランが活路を見出し、道中に抜くことが多いといえるでしょう。
特徴③/実はスタートのセンスがとても重要な大村
大村は確かにインが強いですが、同時にスタートのタイミングを計りにくい水面であることが、今も昔も選手の口から語られています。これは干満の差による景色の変化が激しく、「これ!」という絶対的なスタートの目印を作りづらい点が大きくなっています。
もちろん、モーターとの相性や天候条件とペラのハマり具合も影響してくる点は、他の場と変わりません。スタート展示でタイミングが計れているかどうかを確かめることで、「ドカ遅れしそうな選手」を見極めるのが容易な水面という側面も見えてきます。
ボートレースクラシック2022(大村競艇SG)のドリーム戦に注目せよ!
2022年3月16日(水)第12R
艇番 | 登録番号 | 所属支部 | 選手氏名 |
1号艇 | 3779 | 長崎 | 原田 幸哉 |
2号艇 | 3573 | 広島 | 前本 泰和 |
3号艇 | 3590 | 東京 | 濱野谷 憲吾 |
4号艇 | 4344 | 三重 | 新田 雄史 |
5号艇 | 4337 | 愛知 | 平本 真之 |
6号艇 | 3719 | 広島 | 辻 栄蔵 |
ボートレースの最高峰、SG競走における夢の戦いとなるドリーム戦。ここに選ばれるだけでも、ボートレーサーとしては名誉なことです。その上で勝利を掴み取るとなれば、栄冠といっていい誉れに値するでしょう。
1コースが絶対的に強い大村です。1号艇の原田幸哉選手は、よほどの性能で劣勢なモーターか、あるいは強烈な前付けでも食らわない限り、トップでゴールすることが濃厚でしょう。
したがって、相手探しになるわけですが、ここはぜひとも5号艇の平本真之選手に注目したいところです。平本真之選手は昨年のボートレースグランプリにも出走し、その気配は昇り龍。しかも、アウトコースからのレースにも強く、この大舞台でも確定板に乗る期待が高まります。
現状では確定している情報が少ないですが、あえて買い目を挙げるなら、ぜひとも「1-5=23」の4点で勝負したいですね。
ボートレースクラシック2022(大村競艇SG)のまとめ
昨年度の総売上が、バブル期の1991年をしのぐベスト記録に達したボートレース。2022年は早々にスキャンダルに見舞われましたが、その勢いはなおも衰えを知らずに突き進みそうです。
それほどに、ボートレースはインターネット投票と相性が良い競技であり、全24場の主催者の先進的な努力が花開いているといえるでしょう。
そうした取り組みの中にあって、さらにボートレースの魅力は増していっています。ならば、舟券での勝利も掴み取ることで、よりその愛を深めていきたいものです。当記事がその助けとなれれば、何よりの喜びです。
ボートレース大村(大村競艇場)のアクセス
住所 | 長崎県大村市玖島1-15-1 |
電話番号 | 0957-54-4111 |
今年のボートレースクラシックは、長崎県大村市のボートレース大村にて開催されます。「競艇発祥の地」で行われる、2022年最初のSG競走。本来ならすべての期間で盛り上がりたいところですが、新型コロナウイルスの流行は、2022年現在も続いています。
したがって、ボートレース大村は、準優勝戦が行われる5日目の3月20日(日)、および優勝戦のある最終日の3月21日(月・祝)について、「事前抽選の当選者のみの入場許可」を発表しました。
もし、今年のボートレースクラシックについて現地での観戦をお考えだった方は、下記の項目を必ず確認してください。
[重要]入場者事前抽選&入場規制について
ボートレースクラシックは、言うまでもなく1年のSG競走の先駆けをつとめるビッグタイトルです。それだけに、多くの人出が考えられます。大村は大都市からは離れたロケーションですが、遠征するだけの魅力がそろっていれば、人は集まるものです。ボートレースは面白いですから。
しかし、なおも新型コロナウイルスが流行中であることは、先だっても触れたとおりです。したがって、ボートレース大村は下記のような方針を発表しました。
- 初日(3/16)から4日目(3/19)までの入場は、緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が発出されている地域の在住者には認められない。
- 初日から4日目の場内の滞留人数が2,000名を超えた時点で、入場規制を実施する。
- 入場の際に、氏名住所が確認できる身分証明書が必要となる。
- 5日目(3/20)と最終日(3/21)の入場は、事前抽選に当選した人のみに限られる。
- すでに事前抽選は終了し、当選はがきを送付済み。当日、この当選はがきを所持していないと入場できない。身分証明書も必要。
- マスク着用が義務付けられており、その他の感染拡大防止策に協力する必要がある。
参考記事:SGクラシック期間の本場入場について – ボートレース大村
このように、なるべく人流を抑制しつつ、ぎりぎりのファンサービスを提供するという方針です。万一にも陽性者が出た場合、せっかくのSG競走が開催打ち切りにもなりかねません。全面的に協力し、最高のフィナーレを迎えられるようにしていきましょう。
なお、ボートレースクラシックの開催期間中も「まん防」が発出されているのは、以下の都道府県になります。
【まん延防止等重点措置発出地域】
[北海道・東北]
● 北海道
● 青森県
[関東]
● 茨城県
● 栃木県
● 群馬県
● 埼玉県
● 東京都
● 千葉県
● 神奈川県
[中部・東海]
● 石川県
● 静岡県
● 岐阜県
● 愛知県
[近畿]
● 京都府
● 大阪府
● 兵庫県
[中国]
無し
[四国]
● 香川県
[九州]
● 熊本県
電車・ファンサービスバス・ファンサービスタクシーでのアクセス
ボートレース大村の最寄り駅は、JR大村線の「大村駅」、ならびにJR長崎本線の「諫早駅」です。両駅からは無料のファンサービスタクシーが運行しており、大村駅のほうが便数が多く、利用しやすい点が特徴です。
また、JR長崎本線の「長崎駅」からは、本数こそ少ないものの無料のファンサービスバスが運行しています。バスの路線は3つありますが、いずれも長崎駅を通る点では共通しています。
自動車でのアクセス
ボートレース大村の最寄りインターチェンジは、長崎自動車道の「大村IC」です。また、ETCを装着している車に関してのみ、より本場に近い「木場スマートIC」が利用可能です。下りてからの所要時間は、前者が約15分、後者が約10分です。
ボートレース大村には約1,500台を収容可能な無料駐車場が用意されています。ただ、SG開催ということもあって、多くの利用者が見込まれる点は予想しておくべきでしょう。
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