滋賀県が誇るボートレースびわこの開設を祝う周年競走。それがびわこ大賞です。今年もまた、びわこ大賞の開催がやってきました。
今年のびわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の注目は、「3連覇中の地元滋賀支部勢vs最強レーサー峰竜太」でしょう。これは後段のレース展望でも解説されているとおり、揺るぎない構図といって差し支えないものになっています。
この記事では、びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の魅力をより存分に味わい尽くし、また舟券予想を攻略するための情報をたっぷりとお届けしていきます。楽しみ、そして勝って稼ぐ。この理想を達成するために、ぜひともご活用ください。
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目次
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の詳細情報
前回の開催にあたる、びわこ大賞2020(びわこ競艇G1)。この開催は、初日の戦国ドリームから「風雲急を告げる」内容となりました。
1号艇1コースには、インで絶対の信頼を誇る「王者」、大阪の松井繁選手。このイン戦は盤石かと思われたところ、3号艇3コースの馬場貴也選手が1周目1マークでキレッキレのターンを披露し、松井選手の懐を捉えます。そのまま1周目2マークで完全に先頭を確保し、結果は馬場-松井-峰の3-1-6。馬場選手の動きの良さが評価されていたこともあり、6番人気の2,320円という結果でした。
2020年のびわこ大賞は、ドリーム戦があらゆるものを支配する開催だったのかもしれません。このG1開催を制したのは、まさに戦国ドリームを勝ち取った馬場貴也選手だったからです。
こうなると、2021年開催も初日のドリーム戦から目の離せないところでしょう。松井繁選手はフライング休みのために不出場ですが、馬場貴也選手も峰竜太選手も参戦します。楽しみの多い開催となりそうです。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の開催期間
2021年10月3日(日)~10月8日(金)
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の出場選手
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)に出場する選手の一覧です。地元である滋賀支部のエースレーサーを始めとして、魅力的なメンバーがそろいました。
それでも、やはりきらりと輝くのは峰竜太選手の存在でしょう。人気テレビ番組「相席食堂」にも出演し、いよいよ全国的な知名度が急上昇中のスーパーレーサー。ここでもすばらしい活躍が見込まれます。
また、人気も実力も猛然と急上昇中、あの西山貴浩選手も出場する予定です。いろいろな面から、注目の開催となりそうです。
級別 | 登録番号 | 選手名 |
A1 | 3554 | 仲口 博崇 |
A1 | 3582 | 吉川 昭男 |
A1 | 3716 | 石渡 鉄兵 |
A1 | 3721 | 守田 俊介 |
A1 | 3946 | 赤岩 善生 |
A1 | 3952 | 中澤 和志 |
A1 | 3959 | 坪井 康晴 |
A1 | 3965 | 北中 元樹 |
A1 | 4024 | 井口 佳典 |
A1 | 4025 | 山本 隆幸 |
A1 | 4044 | 湯川 浩司 |
A1 | 4061 | 萩原 秀人 |
A1 | 4072 | 森永 淳 |
A1 | 4136 | 江夏 満 |
A1 | 4137 | 君島 秀三 |
A1 | 4227 | 安達 裕樹 |
A1 | 4261 | 岡 祐臣 |
A1 | 4262 | 馬場 貴也 |
A1 | 4287 | 今井 貴士 |
A1 | 4290 | 稲田 浩二 |
A1 | 4296 | 岡崎 恭裕 |
A1 | 4297 | 山田 哲也 |
A1 | 4311 | 岡村 仁 |
A1 | 4320 | 峰 竜太 |
A1 | 4335 | 若林 将 |
A1 | 4337 | 平本 真之 |
A1 | 4342 | 谷野 錬志 |
A1 | 4362 | 土屋 智則 |
A1 | 4371 | 西山 貴浩 |
A1 | 4387 | 平山 智加 |
A1 | 4397 | 西村 拓也 |
A1 | 4415 | 下出 卓矢 |
A1 | 4459 | 片岡 雅裕 |
A1 | 4482 | 守屋 美穂 |
A1 | 4488 | 小山 勉 |
A1 | 4494 | 河合 佑樹 |
A1 | 4502 | 遠藤 エミ |
A1 | 4512 | 高野 哲史 |
A1 | 4545 | 岡村 慶太 |
A1 | 4566 | 塩田 北斗 |
A1 | 4578 | 藤山 雅弘 |
A1 | 4645 | 上村 純一 |
A1 | 4659 | 木下 翔太 |
A1 | 4686 | 丸野 一樹 |
A1 | 4688 | 永井 彪也 |
A1 | 4734 | 安河内 将 |
A1 | 4739 | 中村 晃朋 |
A1 | 4748 | 渡邉 雄朗 |
A1 | 4787 | 椎名 豊 |
A1 | 4928 | 栗城 匠 |
A1 | 5042 | 畑田 汰一 |
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)のアクセスと新型コロナウイルス対策
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)は、滋賀県大津市にあるボートレースびわこで開催されます。その名のとおりに、滋賀県の象徴である琵琶湖に立地するボートレース場であり、ビワコオオナマズをモチーフにしたマスコットキャラクター「ビナちゃん」が出迎えてくれます。
すでに誰もがご存じのとおり、日本全国がなおも新型コロナウイルス(COVID-19)の流行下にあり、緊急事態宣言も9月末までの予定で発出が続いています。
同宣言は滋賀県も対象地域に含まれているため、びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)は有観客開催の予定ながらも、ボートレースびわこは次のような入場制限等の情報を発表しています。
- 収容率50%以内、人数上限を5,000人とする。
- 滋賀県内では不要不急の都道府県間移動の自粛をお願いしているため、ボートレースびわこへの来場も滋賀県民限定とする。
- 場内でのアルコール類の販売を中止し、外部からの持ち込みも禁止する。
- レストランを除く2階フロアでの食事は不可。熱中症防止の観点から、水分補給はOK。
上記のとおりです。ただし、緊急事態宣言の期限は2021年9月30日(木)までが予定されており、2021年10月3日(日)が開催初日となるびわこ大賞2021(びわこ競艇G1)については、対応がなおも不透明です。常に最新の情報を確認することが求められるでしょう。
とはいえ、緊急事態宣言期間が終わったといっても、新型コロナウイルスが消えてなくなるわけではありません。感染拡大防止対策には全面的に協力し、開催が何事もなく終わるようにしていくことは、今後も大切になってくるでしょう。
もちろん、選手の入り待ち、出待ち、プレゼントの受け渡しなどは感染予防の観点から自粛することが求められます。横断幕の掲示なども各場からレギュレーションが示されているため、これらを守っていきましょう。
参考記事1:ボートレースびわこへの来場について – ボートレースびわこ
参考記事2:緊急事態宣言期間中の営業について – ボートレースびわこ
参考記事3:ボートレースびわこの入場等について – ボートレースびわこ
ボートレースびわこ(びわこ競艇場)の住所・電話番号
住所 | 滋賀県大津市茶が崎1-1 |
電話番号 | 077-522-1122 |
ボートレースびわこ(びわこ競艇場)への電車&無料送迎バスでのアクセス
ボートレースびわこ(びわこ競艇場)の最寄り駅は、京阪電鉄石山坂本線の「大津市役所前駅」です。また、JR京都線の「大津駅」、JR湖西線の「大津京駅」もアクセスの利便性が高くなっています。
大津市役所前駅からは徒歩圏です。約10分ほどで、ボートレースびわこに到着できるでしょう。大津駅からは無料送迎バスが出ており、これは緊急事態宣言下でも変わりません。ただ、マスクを着用し、感染拡大防止に協力していきましょう。
大津京駅からは、徒歩と無料送迎バスのふたつのアクセス手段が考えられます。徒歩だと約15分ほどで、少々距離があります。無料送迎バスなら約5分ほどの距離のため、バスを利用したほうが快適に移動できるでしょう。
ボートレースびわこ(びわこ競艇場)への自動車でのアクセス
ボートレースびわこ(びわこ競艇場)の最寄りインターチェンジは、名神高速道路の大津IC、または京都東ICです。第1無料駐車場と第2無料駐車場が整備されており、あわせて約1,000台ほどの収容能力があります。
ただし、先に述べたとおり、都道府県境を超えての観戦は自粛するよう要請が出されています。この措置が10月以降も続くかどうかは不明ですが、なるべく控えたほうがいいでしょう。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)のレース展望
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)のレース展望について、ボートレースびわこの公式サイトがアップロードしていました。展望にはピックアップレーサーのコーナーも設けられているため、レース展望から続けてそちらの内容も引用して見ていきましょう。
びわこ3トップと峰が激突!
当タイトルは66回大会から守田俊介、丸野一樹、馬場貴也と地元勢が3連覇中。びわこが誇る守田&馬場のSG覇者コンビ、そして今や〝SG初制覇に最も近い男〟と称されるまでに飛躍した丸野が気合を倍増させて地元周年タイトル戴冠に臨む。
最大のライバルになるのはもちろん峰竜太だ。当地の特別戦では優出歴こそないものの、〝ボート界最強レーサー〟の実力は周知の通り。今回こそはびわこのタイトルをコレクションに加えたいところだ。
当タイトルの歴代覇者に名を刻む湯川浩司をはじめ、井口佳典、平本真之、岡崎恭裕、坪井康晴、赤岩善生らSGホルダーの面々も有力なV候補。びわこ巧者の稲田浩二、山田哲也、山本隆幸、木下翔太も存在感を示すか。
女子勢では地元の遠藤エミを筆頭に平山智加、守屋美穂らの実力派がV戦線を華やかに盛り上げそうだ。
守田俊介、丸野一樹選手、馬場貴也選手の滋賀支部スリートップ!
何やらサッカーのような趣さえ感じますが、確かに単なるA1級ではなく、SG競走ですらメインを張れる看板の存在なのは間違いありません。地元周年の「4連覇」「4年連続タイトル防衛」に向けて、視界は良好といったところでしょう。
そして、遠征勢から最大のライバルに指名されたのは、当然というほかなく佐賀の峰竜太選手でした。当地の特別戦で優出歴がないというのは意外ながらも、その強さを認めないボートレースファンはいないですし、プロのボートレーサーともなれば当然でしょう。
湯川浩司選手、井口佳典選手といったビッグネームも参戦するものの、やはり今回大会のメインイベントは「守田・丸野・馬場vs峰」というところに帰着するのは間違いありません。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)のピックアップレーサーは西山貴浩!
続けて、ピックアップレーサーのコーナーです。見出しにも書いたとおり、福岡の西山貴浩選手がピックアップ対象として選ばれていました。お祭り男で人気者である以上に、実力もまたSG級に急成長を遂げた西山選手。どのような内容か、引用して確かめてみましょう。
昨年大会のリベンジだ
西山は昨年8月の前回大会では1号艇でファイナル進出。当時悲願のG1初制覇にあと一歩まで迫ったが、地元馬場のまくり差しに屈して悔しい3着に終わった。しかし、翌9月の徳山ダイヤモンドカップでタイトルを手にすると、今年1月の江戸川周年も制してG1戦2冠。人気、実力を兼ね備えた〝ボート界のエンターテイナー〟が、昨年のリベンジを狙って初日から湖面を大暴れだ。
ピックアップされるだけの理由がドドンと示されました。そう、西山貴浩選手がついにG1制覇まであと一歩というところで、馬場貴也選手が初日の戦国ドリームと同様に最上級のまくり差しを披露し、その優勝を奪っていきました。
しかし、西山貴浩選手の勢いは止まりません。引用にもあるとおりに徳山ダイヤモンドカップ2020(徳山競艇G1)を制覇し、年末のボートレースグランプリ2020(平和島競艇SG)ではグランプリ優勝戦にまで進出。年が明けてすぐの江戸川大賞2021(江戸川競艇G1)も制覇し、「ノリノリの男がボートレースでも乗れている」というところをアピールしました。
もはや、西山貴浩選手は単なる「ボートに乗れるエンターティナー」にとどまらず、「舟券にも超貢献してくれるエンターティナー」へと進化したといえるでしょう。今回のびわこ大賞2021(びわこ競艇G1)でも「滋賀勢や峰に負けるかー!」という大暴れが期待できそうです。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)が行われるボートレースびわこの特徴
ボートレースびわこは、名前のとおりに琵琶湖の湖面につくられた競艇場(ボートレース場)です。浜名湖とともに湖にある競艇場ということになりますが、浜名湖はまだ海に近く、水質も汽水よりの淡水であるのに対し、ご存じのとおりに琵琶湖は完全な内陸の湖のため、ボートレースびわこの水質も淡水となっています。
さらに、ほかの水面に比べて、標高が高いほうに入るのも特徴です。海抜で表すと85mということもあって、海抜0mのコースに比べると、明らかに気圧が低い点が特徴として表れます。
気圧の低さは、特にモーターに影響します。わずかとはいえ、性能に変化が生じるのです。とりわけ出足に関しては想像以上に影響が大きいと言われ、スタートタイミングをあわせるための整備や操縦が大切になってくるでしょう。
これらの特性から、インにとって厳しい環境という評価が定着しています。反面、ダッシュ勢がスタートを決めたときの伸びは痛快であり、スロー勢各艇を飲み込むシーンもしばしば見られます。
2021年6月から8月までのデータを見ても、1コースの1着率は52.1%と苦戦を感じさせます。3コース4コースからのまくり、5コース6コースからのまくり差しも決めやすい環境のため、全速戦が得意な強気の選手にはプラス材料です。
さらに、2020年10月26日(月)の開催より、ボートレースびわこのコースはひとつの改革を行いました。第1ターンマークの移設です。これによってスタンドから第1ターンマークまでの幅が広くなり、インにとっては朗報の改革でした。
参考記事:第1ターンマークの移設について – ボートレースびわこ
しかし、先の数字を見てもわかるとおり、まだまだアウトからでも十分勝負になる水面です。特に、春から夏は琵琶湖の沖合から吹く風が強く、荒れ傾向にあるのがびわこ水面の定評であり、その結果が数字に表れたといえるでしょう。
今回のびわこ大賞2021(びわこ競艇G1)は、暦のうえでは中秋の開催ですが、気候的にはまだまだ初秋に近い可能性もあります。風がそれほど強くなければ湖面のうねりも小さく、競走しやすい水面でしょう。しかし、風が春夏のような強さを見せるのであれば、文字通りの「波乱」決着も視野に入れることをおすすめします。
当サイトでは、ボートレースびわこを総合的に解説した記事を公開しています。あわせてお読みいただくことで、びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)をより楽しみ、さらに精度の高い舟券予想を組み立てるために役立つことでしょう。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)を過去10回の結果から分析する
開催年 | 優勝選手 |
2011年(10月) | 篠崎 元志 |
2013年 | 山口 剛 |
2014年(3月) | 守田 俊介 |
2014年(4月) | 山崎 智也 |
2015年 | 松井 繁 |
2016年 | 湯川 浩司 |
2017年 | 片岡 雅裕 |
2018年 | 守田 俊介 |
2019年 | 丸野 一樹 |
2020年 | 馬場 貴也 |
過去10回の結果はご覧のとおり。なお、2011年は2回行われたため、過去10年という形では11回前の開催も当てはまるでしょう。2011年2月に開催されたこのレースでは、愛知の池田浩二選手が優勝しました。
記事の序盤で述べたとおり、地元の滋賀支部勢が3連覇中です。守田俊介選手、丸野一樹選手、馬場貴也選手と、いずれも滋賀支部の誇るスターレーサーといえるでしょう。守田選手と馬場選手はすでにSGのタイトルホルダーですし、丸野選手もSGを制覇することが有望視されている才能の持ち主です。
また、守田俊介選手に関しては、2014年3月の第61回大会でも優勝しており、ホーム水面での強さが輝いています。遠征勢で最大のライバルと目されるのは佐賀の峰竜太選手ですが、峰選手が初制覇を達成するまでには、多くの試練が訪れることは間違いありません。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の優勝候補として3名をピックアップ
所属支部 | 登録番号 | 選手氏名 | 特記事項 |
佐賀 | 4320 | 峰 竜太 | 言わずと知れた現代ボートレースのナンバーワン。 |
福岡 | 4371 | 西山 貴浩 | 艇界最強のエンターティナーがびわこ最強めざしてリベンジ。 |
滋賀 | 4262 | 馬場 貴也 | 前回開催の覇者。ホーム水面で負けられない戦い。 |
説明するまでもないくらいに超一流ですが、それでも触れないわけにはいかないこの3人。この記事が推奨する優勝候補3選として、ピックアップさせていただきます。
峰竜太選手、西山貴浩選手、馬場貴也選手。いずれが「2021年のびわこ大賞の優勝者です」と紹介されても、「そうですね」と納得できてしまう説得力に満ちています。トップレーサー3人がいかに優勝の輝きに近いかを、最近の成績も踏まえて解説していきましょう。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の優勝候補①/峰竜太(4320/佐賀)
佐賀の峰竜太選手は、2021年9月末現在、2021年の賞金ランキングで第1位につけています。堂々たる賞金王の貫禄です。そして、トップであることが当たり前すぎて、あまり驚きがないファンも多いことでしょう。
前節はボートレース鳴門の周年競走である大渦大賞でした。4日目の5着が響き、予選は4位通過。準優勝戦10Rの2号艇で登場しますが、このレースで1号艇1コースの白石健選手がコンマ01のフライングを切ってしまうアクシデント。コンマ03スタートの峰竜太選手はこの影響もあり、3着で優出を逃しました。
それでも、さすがの峰竜太選手です。最終日も2着1着と2連対をビシバシと決め、開催を締めくくりました。あらためて、このびわこ水面で優出を狙ってくることでしょう。
ただ、先の項目でも触れられていたとおり、びわこ水面では大レースでの優出がありません。勝率も他場に比べると低めの7.15であり、近場の三国が7.75、住之江が7.69、尼崎も同じく7.69であることを考えると、物足りなさを感じてしまいます。
とはいえ、そこは峰竜太選手です。そもそも、勝率7点台は十分にトップレーサーの数字でもあるので、今回も優勝候補として強い存在感を放ち続けてくれるのは間違いありません。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の優勝候補②/西山貴浩(4371/福岡)
昨年悔しい思いをした福岡の西山貴浩選手。前項の峰竜太選手はびわこ水面不得意なことをお伝えしましたが、西山選手はもっと極端です。なんと、びわこは全24場中最下位の成績で、勝率は唯一の5点台。5.80しかありません。
11節走って優出4回、そして優勝は0回。びわこのナマズにいたずらでもしたのかしら、と懸念を抱いてしまう数字です。一方で、11節走って4回の優出は優秀な数字ではありますし、そのうち1回はびわこ大賞2020(びわこ競艇G1)なわけです。
また、西山貴浩選手はここ1年での成長が目覚ましいのも、多くのファンが知っている事実。そうした点から考えると、この数字はあくまで参考程度にとどめても良いのかもしれません。
特に、前節の大渦大賞2021(鳴門競艇G1)では見事な活躍でした。なんとオール3連対。予選2位通過はあっぱれとしか言いようがありません。準優勝戦も堂々のイン逃げで、優勝戦では仲良しの池田浩二選手との直接対決。予選1位と予選2位のガチンコ勝負は、残念ながら池田浩二選手に軍配が上がりました。
それでも、優勝戦では2着を確保し、調子の良さが垣間見えます。ならば、2年連続でびわこ大賞優勝戦1号艇というビジョンも見えてくるでしょう。わくわくさせてくれる走りに要注目です。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)の優勝候補③/馬場貴也(4262/滋賀)
SGタイトルをすでに獲っているという意味で、滋賀の馬場貴也選手は西山貴浩選手以上のキャリアを持っています。さらに、びわこがホーム水面の利を考えれば、峰竜太選手をしのぐアドバンテージを有しているともいえるでしょう。
特に、ホーム水面のびわこでは3年連続優勝中。まさしくびわこを知り尽くしたレーサー、それが馬場貴也選手です。3節前のボートレースメモリアル2021(蒲郡競艇SG)では転覆して心配されましたが、その後も問題なく走っていました。
また、2節前の高松宮記念2021(住之江競艇G1)では予選3位タイの好成績で通過。優勝戦まで駒を進めました。
ただ1点心配なのが、前節の赤城雷神杯2021(桐生競艇G1)で途中帰郷となった点です。これは新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性者が出たことに伴うもの。そして、馬場貴也選手自身が陽性だったことを、本人が所持しているTwitterアカウントで報告しました。
その後、9月24日には療養施設を退所したことをツイートしています。軽症だったとのことですが、同日時点ではまだ嗅覚が完全に戻っておらず、息切れもしやすくなっている状況。地元開催のびわこ大賞2021(びわこ競艇G1)では、地元滋賀支部のスリートップの一角であり、かつ3人の中では最も期別成績が良い馬場選手だけに、心配されるところです。
それでも、コンディションが戻ってきていれば、今回の開催でも優勝候補の筆頭格なのは間違いありません。良い形での快復を願うばかりです。
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)のまとめ
びわこ大賞2021(びわこ競艇G1)は、秋の訪れを告げる開催になるでしょう。ようやく酷暑が終わり、過ごしやすい季節が訪れます。
それでも、レースの内容はバクアツのバクネツ。すばらしい展開になるであろうことは、出場する選手の顔ぶれを見ただけでもわかります。昨年からの連覇を目指す選手。昨年のリベンジを目指す選手。全24場で最も恐れられる賞金王。そして、滋賀支部勢のホーム水面での意地……。
あらゆる角度から楽しめる、極上のG1開催が見込まれます。ぜひとも健康を保ちながら、存分に白熱のボートレースを楽しんでいきましょう。