レディースオールスター2022(桐生競艇G2)が、2022年2月22日(火)から2月27日(日)までの日程で、ボートレース桐生を舞台に開催されます。
レディースオールスターは、今回で第6回目の開催。生まれたてのフレッシュなタイトルであり、チャンスは誰の手でも届く範囲に輝いています。
果たして、どの才媛がこのシリーズを制するのか。当記事では、以下のようにガツンと効く情報をまとめてお届けしていきます。
- レディースオールスターとはどんな競走がわかる
- 今年のレディースオールスターの見どころを理解できる
- ボートレース桐生の水面の攻略情報を掴めんで舟券回収率を高められる
- ドリーム戦でずばり注目すべき選手の情報が予想に役立つ
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目次
レディースオールスター2022(桐生競艇G2)の詳細情報
レディースオールスターは、2017年に新設されたばかりの新しいグレードレースです。名前のとおりに女子選手限定のオールスター競走であり、出場できるのはファン投票の上位49名、それに選考委員会の推薦選手3名となっています。
この選考基準や名前からも明らかなように、人気と実力を兼ね備えた選手だけが出場できる、ボートレースオールスターの女子限定版、それがレディースオールスターです。
これまで5度に渡る激戦が行われてきましたが、時には思わぬアクシデントもありました。それが、本項目の最初で示した画像です。
第2回開催、すなわちレディースオールスター2018(びわこ競艇G2)の試運転を撮影したものですが、なんと香川の中村桃佳選手のボートがふわりと浮き上がり、派手に転覆してしまいました。
これぞボートレースの怖いところ。技術の優秀さで知られる中村桃佳選手をもってしても避けられない、木製のボートの宿命、「風と波で吹き飛ぶこともある」事実を捉えた瞬間です。
このとんでもないアクシデントに見舞われた中村桃佳選手は……幸い大きな怪我もなく帰郷とはなりませんでした。それどこころか、すばらしいレースを次々に重ね、見事に優勝を勝ち取ってしまいました。
人生良いこともあれば悪いこともある。「禍福は糾える縄の如し」や「人生万事塞翁が馬」などといった格言があるにしても、見事すぎるリカバリーでした。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
2022年2月。各地で地区選手権が行われていますが、波乱に次ぐ波乱が巻き起こっています。これぞ戦国時代、下剋上ボートレースと言わんばかりです。
しかも、活きのいい若手の台頭だけでなく、ここまで苦労を重ねてきたベテランレーサーの戴冠もあり、「競艇」時代から応援してきたファンの目頭を熱くさせています。
となれば、今年の関東地区選手権が行われたボートレース桐生で実施されるレディースオールスターについても、一筋縄ではいかないでしょう。
- 守屋美穂が最大の優勝候補!
- 遠藤エミは女子4大レースグランドスラムを狙う
- 倉持莉々にはご用心!躍進あるぞ!
レディースオールスターは、何よりも華やかな女子レーサーが主役の舞台です。先の前提に基づき、2人の鉄板な優勝候補のみならず、「激アツ」な波乱を呼んでくれそうな1人をもって、このシリーズを動かしていく3名の才媛として紹介しましょう。
シリーズ展開予想①/守屋美穂が最大の優勝候補!
岡山の守屋美穂選手は、後段でも解説するとおりに人気投票の第1位、すなわち初日ドリーム戦の1号艇に選ばれました。もちろん、相手は百戦錬磨の強者ぞろいですが、スタートダッシュに最も有利な位置にいるのは間違いありません。
それもこれも、SG競走ですら男子を震え上がらせる走りをする、守屋美穂選手の実力が人気を勝ち取ってきた証です。今回のレディースオールスターにおいても、まず優勝候補の1番手に上げるべき存在でしょう。
シリーズ展開予想②/遠藤エミは女子4大レースグランドスラムを狙う
滋賀の遠藤エミ選手もまた、一流のレーサーであることを実績で証明しています。すでにレディースチャンピオン、クイーンズクライマックス、レディースチャレンジカップと女子3大競走を制しており、レディースオールスターの奪取によるグランドスラムが懸かります。
しかも、桐生水面では、先に挙げたレースのひとつであるレディースチャレンジカップを制しました。松本晶恵選手や守屋美穂選手をインに見ながら、3号艇3コースからの豪快なまくりでの逆転優勝。そんな良い思い出のある桐生に、絶対女王の座を求めてやってきます。
シリーズ展開予想③/倉持莉々にはご用心!躍進あるぞ!
2022年の地区選手権は大荒れ連発。それなら、レディースオールスターでも勢い重視の戴冠があっていいでしょう。
2022年1月、年明けの気分が抜けてきた中頃の開催となった「マンスリーBOATRACE杯争奪男女W優勝戦(徳山競艇一般)」。ここで念願のデビュー初Vを飾ったのが、東京支部の倉持莉々選手でした。
しかも、オール3連対で節間を戦い抜いたのみならず、優勝戦では3号艇3コースからコンマ01のトップスタート。さらに、女子レーサートップクラスである4号艇4コースの遠藤エミ選手とデッドヒートの末、「抜き」での優勝を勝ち取りました。
そうして、ホーム地区である関東、群馬のボートレース桐生へとやってきます。この好調さ、注目せずにはいられません。遠藤エミ選手とのバトルを制したその力でもって、ここからさらなる飛躍を遂げる可能性は十二分に存在します。
ボートレース桐生の水面の特徴&注目情報
ボートレース桐生の水面の特徴を知れば、レディースオールスター2022(桐生競艇G2)の舟券攻略が現実味を増してきます。
当サイトでも、ボートレース桐生を総合的に解説している記事を公開し、その特徴や魅力についての発信を行ってきました。
また、先日開催された関東地区選手権2022(桐生競艇G1)の特集記事においては、「冬の桐生水面の特徴」にフォーカスを当て、たっぷりとその詳細を解説しました。「桐生水面のインの強さ」「冬の赤城おろしの影響」「6コースが勝利する条件」といった内容は、この開催でも大いに役に立つでしょう。
上記の記事を見ていただくだけでも、桐生の特徴は攻略から娯楽まで、がっちりと把握できるでしょう。しかし、加えて以下の2点を知ることで、その効果はますます高まります。
- 同月開催「関東地区選手権2022」の勝ち艇番データ
- 同月開催「関東地区選手権2022」の優出モーター
グレードレースである関東地区選手権のデータ、それもつい先日行われたばかりの当地での結果です。このデータは、今回のレディースオールスターにも直結する期待が高いものといえるでしょう。
注目情報①/同月開催「関東地区選手権2022」の勝ち艇番データ
艇番 | 1着数 | 1着率 |
1号艇 | 42 | 63.6% |
2号艇 | 6 | 9.0% |
3号艇 | 10 | 15.1% |
4号艇 | 6 | 9.0% |
5号艇 | 1 | 1.5% |
6号艇 | 1 | 1.5% |
関東地区選手権2022(桐生競艇G1)の6日間開催、全66レースの艇番別の1着数と1着率です。6日間開催ではありますが、予選最終日にあたる4日目に猛烈に天候が悪化したため、後半6レースが開催中止となりました。したがって、全72レースではなく全66レースとなっています。
艇番なので純粋なコース別の成績とは別個ながら、圧倒的に1号艇が強いのはもとより、意外な3号艇の強さが光ります。
また、5号艇の勝利は、バリバリに高出力の30号機を引いた中野次郎選手の5コースまくり1回のみとなりました。
さらに、6号艇の勝利も1回のみで、これはまさかの優勝戦で発生しました。先述の中野次郎選手が勢いそのままに1号艇を勝ち取ったこのレースで、痛恨のフライングを犯します。結果、6号艇の今泉友吾選手に展開が向き、恵まれ勝利となりました。1号艇のフライング返還にもかかわらず、3連単6-5-4は残り60通り中の41番人気で、9,230円の高配当を叩き出しました。
こうした傾向から見ても、レディースオールスターでも「インが強い」「赤いカポックの3号艇には要注意」であり、さらに「風が弱めなら2号艇と4号艇に展開あり」というポイントがデータから読み取れることも、あわせて書き添えておきます。
注目情報②/同月開催「関東地区選手権2022」の優出モーター
30号機 | 25号機 | 57号機 | 11号機 | 48号機 | 32号機 |
これら6つのモーターが、関東地区選手権2022(桐生競艇G1)において、優勝戦進出の誉れを勝ち取った逸品になります。左から順に1号艇から6号艇まで並んでいるので、左に書かれているほど特に好整備に成功していると考えていいでしょう。
中でも、小野次郎選手を初日のドリーム戦を始めとした数々の勝利に導いた30号機には要注目です。それだけに、優勝戦フライングは中野選手にとって本当に悔しかったでしょう。幸い転覆などの性能低下が危惧される事例ではないため、高い性能は維持していると推測できます。
レディースオールスターの歴代優勝者の分析
開催年 | 優勝選手 |
2017年 | 山川 美由紀 |
2018年 | 中村 桃佳 |
2019年 | 寺田 千恵 |
2020年 | 岩崎 芳美 |
2021年 | 小野 生奈 |
2017年に新設された、非常に若いG2競走であるレディースオールスター。これまで宮島、びわこ、児島、鳴門、芦屋で開催されてきて、すべて違う選手が優勝の誉れを勝ち取りました。
最年少は当時25歳の中村桃佳選手で、最年長は当時50歳の山川美由紀選手です。若手にもベテランにも、広くチャンスのあるビッグタイトルといえるでしょう。
先に挙げた2人は香川支部の選手ですが、ほか3名は岡山支部、徳島支部、福岡支部と大きな偏りがありません。今年は、どのような選手が新たに歴史を書き加えることになるでしょうか。
レディースオールスターのドリーム戦メンバー!
レディースオールスター2022(桐生競艇G2)に集う、52名の美しく、そして強き女子レーサーたち。彼女たちの中でも特に優勝候補といえるのが、初日のドリーム戦競走に選抜された6人の選手です。
この6人の内訳を把握し、しかもこの頂上決戦を制するであろうシリーズリーダー候補を見抜くことができれば、シリーズ全体を楽しむのはもとより、舟券予想の面でも大きな助けとなるでしょう。
ドリーム戦情報/2022年2月22日(火)第12R
艇番 | 登録番号 | 所属支部 | 選手氏名 |
1号艇 | 4482 | 岡山 | 守屋 美穂 |
2号艇 | 4450 | 香川 | 平高 奈菜 |
3号艇 | 4804 | 三重 | 高田 ひかる |
4号艇 | 4387 | 香川 | 平山 智加 |
5号艇 | 4530 | 福岡 | 小野 生奈 |
6号艇 | 4456 | 大阪 | 鎌倉 涼 |
上記6名が、ドリーム戦メンバーとして選出されました。誰もがこの苛烈なシリーズを制する可能性に満ちており、特に1号艇の守屋美穂選手は最大の有力候補といえるでしょう。
しかし、ここでぜひ注目したいのが3号艇、三重支部の高田ひかる選手です。もっか人気急上昇中の高田選手は、以下の3つの理由から「レディースオールスターを超絶盛り上げる存在」であると断言できます。
- 3コースの1着率が1コース並みにめちゃくちゃ高い
- 1994年8月5日生まれで伸びしろありまくりの27歳
- 女子選手には珍しいバリバリ全速戦スタイル
この高田選手が3号艇に入ったことは、間違いなく「ドリーム戦をただでは終わらせない」予感に包んでいます。前付けがなければ艇番通りに3コース進入ですし、前付けがあれば彼女の得意な全速まくりに向いたスリットラインが臨めるからです。
女子レーサー随一の伸び型志向で、「まくり姫」などの異名でも呼ばれる高田ひかる選手は、初日ドリーム戦から大注目です。
レディースオールスター2022(桐生競艇G2)のまとめ
レディースオールスターは女子4大競走のひとつであるとともに、男子選手さえも圧倒する技量の持ち主として、さらなる飛躍を約束するG2競走です。
しかも、今年は同月グレードレース開催という珍しい状況での開催、その2つ目として設定されました。1つ目の開催となった関東地区選手権2022(桐生競艇G1)の結果があるからこそ、舟券予想において「情報面で出し抜ける」確率が高くなっています。
華やかな戦いを存分に楽しむとともに、豊潤な的中ラッシュを吹き付ける赤城おろしのように連発することで、「寒い冬に温かなお財布」を実現していきましょう。
ボートレース桐生(桐生競艇場)のアクセス
住所 | 群馬県みどり市笠懸町阿左美2887 |
電話番号 | 0277-76-2411 |
群馬県みどり市にあるボートレース桐生が、2022年のレディースオールスターの舞台です。桐生は2月に関東地区選手権2022(桐生競艇G1)とあわせ、2つのグレードレースを開催する豪華な編成。その関東地区選手権は大荒れの結末を迎えましたが、レディースオールスターはどうなるでしょうか。
2022年2月中旬現在、レディースオールスター2022(桐生競艇G2)は有観客開催を予定していますが、桐生を含めていくつかの開催が中止打ち切りになるなど、新型コロナウイルスの猛威が続いています。
現地での観戦を希望される方は、自らの感染拡大防止策を万全にし、そのうえでボートレース桐生の発表している対策を把握し、現地では係員の指示に従いましょう。
開催途中での陽性者の発生は、開催打ち切りにつながりかねません。誰もが気をつけることで、この華々しい戦いを成功に導けるのです。
参考記事:当場の新型コロナウイルス感染症への安全対策について – ボートレース桐生
電車・無料巡回バスでのアクセス
最初に重要な点を書きます。2022年2月中旬現在、東武新桐生駅からボートレース桐生への往路無料タクシーは、「当面の間の運休」が発表されています。これはレディースオールスター2022(桐生競艇G2)開催期間も変わりないため、注意しましょう。
ボートレース桐生の最寄り駅は、JR両毛線の「岩宿駅」、および東武桐生線の「阿左美駅」です。いずれの駅からも徒歩圏ではないため、それぞれ本場へ向かう無料巡回バスが発着しています。
岩宿駅は出入り口が複数ありますが、無料巡回バスの発着は「南口」から行われます。
自動車でのアクセス
ボートレース桐生は、3,000台超を収容可能な無料駐車場を整備しています。郊外の立地を生かしたこの設備により、自家用車でのアクセスもおすすめできるスポットです。
ボートレース桐生の最寄りインターチェンジは、北関東自動車道の「太田藪塚IC」、「太田桐生IC」、ならびに「伊勢崎IC」です。
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