ボートレース芦屋における女子戦、「オールレディース/マクール杯2023(芦屋競艇G3)」。賞金女王を目指す長い長い1年の戦い、その最後の積み上げになりうるシリーズです。華やかな戦いを舟券予想でも勝ち抜くための情報とともに、今回も満足度重視でお届けします。
- 川野芽唯と大山千広の師弟対決が見どころのはずが、大山千広選手が戦線離脱!その理由は?
- それでも楽しみなメンバーの芦屋オールレディース!地元福岡の3人が優勝候補だ
- 女子戦でレースを左右するのがモーター!注目モーター3選をピックアップ
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目次
「オールレディース/マクール杯2023(芦屋競艇G3)」は師弟対決が熱望されたものの……
今節、「オールレディース/マクール杯2023(芦屋競艇G3)」の見どころとして、ボートレース芦屋公式も含めて注目していたのが「地元福岡支部の川野芽唯選手と大山千広選手の師弟対決」でした。
ところが、直前になって、大山千広選手のあっせんがすべて取り消し。このマクール杯を含めて、すべての出走予定が空白になってしまったのです。
もしや不祥事かとざわつきますが、それならすぐにボートレース振興会や選手会から説明があろうもの。となると、逆に「慶事」である可能性が高まってきました。すなわち、最近噂になっていた「結婚」です。
また、このようにあっせんを取り消し、年末への勝負駆けをあきらめるほどですから、もっと重大なイベントがあるのではないかと噂されています。それはまさしく「妊娠」というめでたさに満ちた出来事なわけですが、いずれも本人や所属の福岡支部からの公式の発表は行われていません(2023年11月6日現在)。
今節の本来の目玉が見られないのは残念ですが、大山選手のあっせん取り消しが「喜ばしい出来事」によるものであることを願うばかりです。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
前項のとおり、福岡支部の女子選手として看板の1人である大山千広選手が不出場となりました。しかしながら、それが今回のシリーズの価値を損なうわけではありません。なおも魅力的な女子レーサーがずらりとそろっており、なかでも当地福岡に期待の優勝候補がいる事実を紹介しましょう。
- 川野芽唯(4433/福岡):クイーンズクライマックスで賞金女王になるために勝利を!
- 日高逸子(3188/福岡):あきらめないグレートマザー!今節も確かな存在感
- 小野生奈(4530/福岡):「B2級」からの刺客!長期休み明けを経て本調子が戻ってきた
長い歴史を誇る、競艇専門誌「マクール」が協賛する今節。同誌については、当サイトでも詳しく解説した特集記事を公開していますので、ぜひこちらもお読みください。
そして、その「マクール」を冠した競走が導くのが、もしかしたら年末の「クイーンズクライマックス2023(多摩川競艇PG1)」への出場権、女子選手獲得賞金ランキングベスト12かもしれないのです。勝負の11月は、いよいよ加速を続けます。
シリーズ展開予想①/川野芽唯(4433/福岡):クイーンズクライマックスで賞金女王になるために勝利を!
川野芽唯選手は、今年はすばらしい活躍を積み重ねてきました。しかし、同時に悔しい思いを幾度もしてきたことを、忘れてはいけないでしょう。とりわけ、「レディースチャンピオン2023(津競艇PG1)」では予選1位通過しながらも準優勝戦2着で1号艇を逃し、優勝戦でも遠藤エミ選手に続く2着準優勝。
これは非常にすごいことですので、たとえば「オールレディース LOVE FM 福岡なでしこカップ2023(福岡競艇G3)」の特集記事においても、川野選手の注目度の高さを紹介してきました。
それでも、あと少しで優勝戦における”最良の位置”を逃した事実と、その優勝戦で”1着ではなかった”という部分は、選手としては悔しさにあふれる要素に違いありません。その悔恨を晴らすためには、勝利を重ねるしかないのです。
ここ3節、「オールレディース LOVE FM 福岡なでしこカップ2023(福岡競艇G3)」での準優勝戦進出に加え、大村開催の「ヴィーナスシリーズ第13戦/マクール杯(大村競艇一般)」では優勝戦2着、「BTS西予開設8周年記念(丸亀競艇一般)」では優勝戦4着と、質の高い競走を続けています。
2節前も優勝戦1号艇ながら、2号艇2コースの田口節子選手に懐を差し抜けられ、悔しい逆転準優勝に甘んじました。奇しくも同じ「マクール」の提供する開催で、借りを返す時が訪れたのかもしれません。
シリーズ展開予想②/日高逸子(3188/福岡):あきらめないグレートマザー!今節も確かな存在感
日高逸子選手が出走するたびに注目選手としてピックアップしている感がありますが、それほどに注目したい輝きを放っているのは間違いありません。事実、2節前の「オールレディース(女子戦)/平和島レディースカップ2023(平和島競艇G3)[2013年10月]」でも取り上げましたが、見事に優勝戦2着準優勝まで達成しました。
「勝てる限りは、あきらめない」
日高逸子選手はこのように語っていると伝わりますが、10年後、20年後と語り続けてくれる。そんなすごみすらも感じます。
なお喜ばしいことに、地元福岡支部3場のうちの1つで行われる今開催ですから、走った経験も豊富です。しかも、福岡・芦屋・若松のうち、近年は芦屋での勝率が最も高い数字を記録している点も見逃せないでしょう。
グレートマザー、日高逸子選手の持ち味が最も生きる舞台、芦屋での女子戦。どうやら今節も「あきらめないどころか、最年長優勝記録更新もありうる」という期待とともに、シリーズを追いかけることになりそうです。
シリーズ展開予想③/小野生奈(4530/福岡):「B2級」からの刺客!長期休み明けを経て本調子が戻ってきた
2022年2月から、長期の産休に入った福岡の小野生奈選手。やがて無事に男の子を出産し、母子ともに健康という喜ばしい知らせが艇界に届きました。
さらに、2022年には、北九州市の古き良き”台所”として知られる旦過市場で2度に渡る大規模火災が発生。さながら戦災にあったかのような悲惨な光景が生まれる事態に、在福岡の公営競技の選手たちは結束。ボートレースも例外ではなく、復興支援チャリティーオークションへの私物の出品と売上金全額を寄付する運びとなりましたが、ここに出産後の小野生奈選手も名を連ねていました。
そして、小野生奈選手はついに水面にも帰ってきます。オークションが開催された2023年1月の段階では、まだ昨秋の出産から間もないこともあって調整中でしたが、3月下旬にいよいよ戻ってきました。地元福岡の、ボートレース若松での帰還です。
以後、芦屋では3節に参戦。「ヴィーナスシリーズ第5戦/創刊75周年記念スポニチ杯」「九州スポーツ杯争奪/オール九州選抜戦」「第14回芦屋町長杯争奪戦」はいずれも一般戦で、いずれも予選を突破するとともに、直近となる芦屋町長杯争奪戦では優出2着準優勝を達成。間違いない復調を感じさせてくれています。
かくて、復帰後の通算4度目となる芦屋への登場です。狙うは2021年9月末の「ヴィーナスシリーズ第12戦(大村競艇一般)」以来の開催V。その喜びは、かつて「レディースチャンピオン2017(芦屋競艇PG1)」のタイトルを勝ち取ったこの水面で達成されるのが、実にドラマティックと言えるかもしれません。
【狙いモーター】「オールレディース/マクール杯2023(芦屋競艇G3)」のゆくえを左右するモーター3選
モーター番号 | 2連対率(%) | 優出 | 優勝 |
14 | 51.16 | 5 | 2 |
21 | 47.69 | 1 | 0 |
26 | 27.13 | 1 | 0 |
現在のボートレース芦屋のモーターは、2023年4月18日から使用を開始しました。半年のデータ蓄積によって好モーターが明らかになっていますが、「急上昇モーター」と「高率なのに伸び悩みモーター」を見定めることも大切です。
特に、一般戦や女子戦ではモーターの良し悪しがグレードレース以上に戦局を左右します。特に、勝率6.78という間違いないエースモーターの芦屋14号機と、前節で吉永則雄選手がオール3連対で駆け抜けた芦屋21号機は重要でしょう。
ここで、穴目のモーターを1つチョイスしました。芦屋26号機です。上記のリストどおり、目立つ数字はありません。65個あるモーターのうち2連対率ベースでは第47位ですから、むしろ平凡モーターに分類されそうです。
ところが、この26号機は尻上がりに調子を上げており、まさしく前節に初優出を達成しました。使用していたのは大阪の石川吉鎬選手(A2級)です。3節前の鰐部太空海選手(B1級)、2節前の楠原正剛選手(A2級)と調整が当たっているようで、低率で目立たないぶん、好配当の予感に満ちたモーターと言えるでしょう。
「オールレディース/マクール杯2023(芦屋競艇G3)」まとめ
2023年11月上旬現在、大山千広選手の「オールレディース/マクール杯2023(芦屋競艇G3)」を含めたあっせん取り消しの理由はわかっていません。しかし、それが喜ばしい出来事の可能性があるのは、とても良いことでしょう。
その上で、今開催も地元福岡の選手たちの躍動が楽しみです。川野芽唯選手は年末のクイーンズクライマックスでも最高の輝きを見せるため、ここでもきっと優勝戦線に絡んでくれるはず。
ただ、芦屋の好モーターが、劇的なジャイアントキリングをもたらすかもしれません。ぜひ開催を通じて、また今後の芦屋開催においても、当記事を当サイトおよび優良おすすめサイトとあわせて参考にしていただければ幸いです。
ボートレース芦屋のアクセス
福岡に3場あるボートレース場のうち、地理的には真ん中に位置しているのが「ボートレース芦屋(芦屋競艇場)」です。
福岡市のボートレース福岡、北九州市のボートレース若松。この2つの人口100万都市からアクセスしやすい立地であり、とりわけ「若松からは車で約20分」と、非常に近い点が魅力のひとつともなっています。
住所 | 福岡県遠賀郡芦屋町芦屋3540 |
電話番号 | 093-223-0581 |
最寄り駅 | JR鹿児島本線「遠賀川駅」 ※無料バスor無料タクシー 10分 |
最寄りIC | 九州自動車道「古賀IC」 ※国道3号線経由で本場へ |
無料駐車場 | 有(5,000台) |
公式サイト | ボートレース芦屋 |