ボートレースグランプリおよびクイーンズクライマックスへの最終便。「チャレンジカップ2023(三国競艇SG)」および「レディースチャレンジカップ2023(三国競艇G2)」が始まります。
昨年はどちらも6コース進入艇が勝つ波乱尽くしでしたが、今年はどうなるか。昨年の深谷知博選手や中村桃佳選手が大外から勝ち切る波乱でも「ズバ的」を勝ち取るためには、いくつもの要素を脳に叩き込むのが肝要です。ぜひとも当記事、当サイト、さらに優良おすすめサイトの情報を活用していきましょう。
- グランプリを除いて当年最後のSG競走!チャレンジカップの概要と昨年の優勝戦をおさらい
- 最後の切符を掴み取れ!2023年のチャレンジカップは地元福井勢を中心に逆転突破の期待
- ボートレース三国のモーターは仕上がってるぞ!狙いモーター3選をお届け
- 「レディースチャレンジカップ2023(三国競艇G2)」もあります!ドリーム戦メンバーを中心にご紹介
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目次
「チャレンジカップ2023(三国競艇SG)」の詳細情報
開催年(開催地) | 優勝選手 | 所属支部 |
2018年(芦屋) | 馬場 貴也 | 滋賀 |
2019年(桐生) | 石野 貴之 | 大阪 |
2020年(蒲郡) | 毒島 誠 | 群馬 |
2021年(多摩川) | 辻 栄蔵 | 広島 |
2022年(鳴門) | 深谷 知博 | 静岡 |
ボートレースの最高峰、SG競走のひとつであるチャレンジカップ。「高松宮記念」と同じく競馬・競輪・オートと混同しやすいレース名なので、”競艇”や”ボートレース”と組み合わせた検索が必須の競走です。
出場資格は単純明快。「当年1月1日から10月31日までの獲得賞金上位選手」であること。これは同時開催である女子選手限定の「レディースチャレンジカップ」も同様です。「ボートレースグランプリへの最後の出場資格を手に入れろ」という”挑む”シリーズであることが、この出場資格からもわかるところでしょう。
今年は福井県のボートレース三国で開催されるとともに、来年は山口県のボートレース下関でのナイター開催が決定しています。また、三国は基本的にモーニング開催を行っていますが、今回のチャレンジカップは通常のデイ開催となります。
<前回優勝戦回顧>「チャレンジカップ2023(三国競艇SG)」は
艇番 | 選手名 | 所属 |
1 | 山口 剛 | 広島 |
2 | 石野 貴之 | 大阪 |
3 | 片岡 雅裕 | 香川 |
4 | 平本 真之 | 愛知 |
5 | 篠崎 仁志 | 福岡 |
6 | 深谷 知博 | 静岡 |
昨年、2022年の鳴門開催となったチャレンジカップ。優勝戦はまさに驚愕の結末でした。枠なり進入から抜群のスタートを放ったのは、4号艇の平本真之選手。4カドから攻めたもののブロックされ、隊列が大きく乱れます。そこから激戦の周回の末、栄光を勝ち取ったのは6号艇の深谷知博選手でした。
これぞ逆転。これぞ下剋上。チャレンジカップはその役目どおり、「挑む者」に盛大な誇りと誉れを与える結果となったのです。
狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
チャレンジカップにおいては、先に書いたとおりに「今年活躍を重ねてきた獲得賞金ランキングの上位選手」が選出されます。したがって、誰もが十分に勝利を得るチャンスがある。その性質はほかのSG競走よりも高く、「ボートレースグランプリ」に最も近しいSGとさえ言えるかもしれません。
- 今垣光太郎(3388/福井):競艇ファンの願いを背負い!10回目のSG制覇へ突き進め
- 山口剛(4205/広島):昨年1号艇で負けた悔しさを晴らせ!北陸決戦でリベンジの時は来た
- 濱野谷憲吾(3590/東京):東都のレジェンドは真っ向勝負!円熟の主人公がいざ出陣
さあ、そのうえで、「ドラマ」を主体としたピックアップを致しました。もちろん、誰もが多くの夢と希望を抱えています。それでも、今回はこの3名の選手が、特に”ワクワク”を抱えているように思えてならないのです。それぞれ、最近の成績とあわせて見ていきましょう。
シリーズ展開予想①/今垣光太郎(3388/福井):競艇ファンの願いを背負い!10回目のSG制覇へ突き進め
1969年9月18日生まれの54歳。今シリーズ出場選手の登録番号順で、男子では最初に登場する大ベテランが、当地福井の今垣光太郎選手です(レディースCCも含めると日高逸子選手が最初)。最近の成績も実にすばらしいもの。ボートレースダービーでは準優勝戦こそ敗れたものの、節間9走して3連対7回。非常に安定感のある競走を見せました。
さらに、「徳山クラウン争奪戦2023(徳山競艇G1)」と「海の王者決定戦2023(大村競艇G1)」で連続優出。とりわけ後者では優勝戦1号艇とG1制覇の期待が高まったものの、坪井康晴選手と宮地元輝選手の前付けで深インになったこともあり、残念ながら敗れてしまいました。それでも、シリーズを通じてすばらしい走りを重ねてくれた事実を、誰もが認めることでしょう。
同レースの特集記事でもちらっとは考えたものの、まさか優勝戦線に絡んでくるとは……。大村での成績がそこまで良くなかったので見送ったのは、まったくもって失敗でした。好調な名選手の底力を感じた形です。
そんな今垣選手が、ホーム水面である三国で大一番に臨む。これは本当に大きなイベントです。古くからの競艇ファンも唸らせてきた”勝負師”たる今垣光太郎選手。その魅力を知れば、きっと競艇が、そしてボートレースが好きになる。彼の活躍を目撃するという目的のみに絞ったとしても、このチャレンジカップは見る価値が生まれるでしょう。必見です。
シリーズ展開予想②/山口剛(4205/広島):昨年1号艇で負けた悔しさを晴らせ!北陸決戦でリベンジの時は来た
昨年の優勝戦の結果は、先の項目でお伝えしたとおりです。勝者があれば、敗者がある。山口剛選手は1号艇で有利な位置を得て、平本真之選手の果敢な挑戦を退け、篠崎仁志選手の差し込みを阻止しながらも、ついに深谷知博選手の抜きを許す結果となってしまいました。
SG競走2着でも大金はもらえます。しかし、「SG優勝」の誉れは手に入れることができません。あまりにも大きな差が、1着と2着にはあるのです。
まだ”競艇”のみが呼び名だった時代、「総理大臣杯2010(平和島競艇SG)」の覇者です。しかし、それから13年もSGタイトルから遠ざかりました。また、遠ざかったままに現役を終えることのほうが多い。それが勝負の世界の恐ろしさです。
そんな山口剛選手の活躍を、赤城雷神杯でもウェイキーカップでも見抜けませんでした。山口選手はこれら2つのG1を含む、「唐津モーターボート大賞2023(唐津競艇G2)」など7つの開催で優勝。これは2015年に並ぶキャリアハイのタイ記録ですが、2つのG1を3号艇3コースからまくり差しで逆転優勝してきた事実が、以前よりさらにレベルアップしていることを窺わせます。
ボートレースダービーでも優出し、全日本覇者決定戦でも準優勝戦3着で優出こそ逃しながら、全9走をオール3連対で駆け抜けました。充実一途、芸州より来たる剛勇の士が、三国水面へと乗り込みます。
シリーズ展開予想③/濱野谷憲吾(3590/東京):東都のレジェンドは真っ向勝負!円熟の主人公がいざ出陣
今年、どうも東京の濱野谷憲吾選手の「走り時」を見逃してしまっています。9月には「トコタンキング決定戦2023(常滑競艇G1)」と「全日本王者決定戦2023(唐津競艇G1)」でG1連勝。後者は恵まれだったとはいえ、かつて「フライングで絶望を味わった濱野谷選手が、今年はフライングを契機にG1タイトルを勝ち取った」というのは、それだけで味わい深さが広がります。
そんな濱野谷選手なら、地元東京の多摩川水面なら予選突破確実だろうと踏んだウェイキーカップ。まさかギリギリで予選突破ならずとは思いませんでしたが、当選した41号機とはなかなかターンで合わなかったのが災いしたようです。
ボートレースダービーも準優勝戦への進出は叶いませんでしたが、5日目から最終日にかけてうっぷんを晴らすかのような3連勝。全日本覇者決定戦では予選突破をしており、調子は上り坂と見たいところです。
2年前、念願のSG制覇。そこからいったんトンネルに入ったものの、今年また光の当たる場所へ戻ってきました。ここで大きく賞金を積み、最高の形でボートレースグランプリを迎える。当然といえば当然ながら、それが濱野谷選手にとっては最も望ましい結末となるでしょう。
【2024年上旬まで使える】ボートレース三国の狙いモーター3選
モーター番号 | 2連対率(%) | 優出 | 優勝 |
36 | 51.4 | 5 | 0 |
59 | 47.0 | 7 | 1 |
28 | 34.5 | 5 | 1 |
ボートレースにおいて大きく勝負を分ける要素になりうる、同時に予想においても重要と呼べるのが「水面特性」と「モーター情報」です。水面特性については、9月に行われた周年競走である「北陸艇王決戦2023(三国競艇G1)」の記事においても、詳しくお伝えしました。
今回のチャレンジカップは11月開催。すでに冬の気配を濃厚にしてきた晩秋です。北陸艇王決戦の記事にも書いた「風」や「各コースの強さ」が、より如実に現れる展開となるでしょう。ぜひ下記の記事をお読みいただき、優良おすすめサイトの情報ともども、そのエッセンスを予想に加えてください。
それに加えて重要なのが、この項目の冒頭で示した3つの好モーターです。現在の三国のモーターは2023年2月28日に使用を始め、約9ヶ月に及ぶデータが蓄積されました。
36号機は現在の三国における最良の2連対率を誇りますが、意外にも優勝歴がありません。その点では、7回の優出と1回の優勝を計上する、2連対率では第3位の59号機のほうが優秀と言えます。今開催でも、この2機は使用者を高みへ誘うでしょう。
一方、2連対率が低いわりに、勝率や近走の優秀さが輝くのが28号機です。4節前に転覆があったものの、前節の「新東通信杯(三国競艇一般)」では立て直し、優出2位の準優勝までを手にしました。2連対率のわりには侮れない性能を有している可能性があり、穴目モーターとして楽しみな存在です。
「レディースチャレンジカップ2023(三国競艇G2)」にも注目!
艇番 | 選手名 | 所属 |
1 | 遠藤 エミ | 滋賀 |
2 | 守屋 美穂 | 岡山 |
3 | 長嶋 万記 | 静岡 |
4 | 平山 智加 | 香川 |
5 | 浜田 亜理沙 | 埼玉 |
6 | 川野 芽唯 | 福岡 |
今回も、チャレンジカップと同時に女子選手の祭典、そして年末の「クイーンズクライマックス2023(多摩川競艇PG1)」への最終便となる、「レディースチャレンジカップ2023(三国競艇G2)」が開催されます。
ドリーム戦のメンバーは上記の6名。ここに名を連ねていないなかでも、田口節子選手などグレードレースで勝負強い走りをするレーサーもおり、チャレンジカップともども手に汗握る熱戦を届けてくれるでしょう。
このドリーム戦ひとつをとっても、実は遠藤エミ選手は「1号艇1コースでの1着率が案外低め」というのが鍵です。ほぼ冬に近い三国水面。モーターや天気、それに風などの条件によっては、ドリーム戦から波乱の展開が待っているかもしれません。
「チャレンジカップ2023(三国競艇SG)」まとめ
2023年のボートレース、最後の決戦へ向けた挑戦権を得るための戦い。それは同時に、SG競走やG2競走といった、単体でも栄誉となる称号をかけた戦いでもあります。賞金は巨額であり、それだけでも魅力は十分。ただ、やはり”明確に未来へつながる戦い”であるところが、チャレンジカップおよびレディースチャレンジカップの魅力でしょう。
当記事では、昨年の結果から今年の注目選手、今後数ヶ月使える三国のモーター情報、さらにもっと長く使える関連記事まで、幅広くお伝えしてきました。おっと、忘れてはいけない、レディースチャレンジカップのシリーズを占うドリーム戦のお知らせにも触れましたね。
これに優良おすすめサイトの情報、さらに当サイトの舟券に効くデータをあわせることによって、さらに「ビッグな舟券の払い戻し」という”結果”を得ることにつながるでしょう。開催の前から後まで、存分にお楽しみいただければと思います。
ボートレース三国のアクセス
1953年4月14日、福井県坂井郡三国町に開業したのが三国競艇場です。当時は九頭竜川につくられたコースでしたが、同河川が一級河川に変更されたことなどが理由となり、現在の位置へと移転しました。
かつて九頭竜川にあったころは、その名前のとおりに荒れ狂う傾向にある水面だったものの、移転後はプール水面になったこともあって走りやすさが担保されています。しかしながら、他の記事でも触れてきたとおり、天候の変わりやすさ、ならびに北風の吹き付けやすさがある点にご注意。全国水準で見れば、やはり難水面に入る場所と言えるでしょう。
住所 | 福井県坂井市三国町池上80-1 |
電話番号 | 0776-77-3131 |
最寄り駅 | JR北陸本線「芦原温泉駅」 ※タクシー 約15分 えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」 ※徒歩 約15分 |
最寄りIC | 北陸自動車道「金津IC」 約15分 |
無料駐車場 | 有(2,300台) |
公式サイト | ボートレース三国 |