【平和島地区選】「関東地区選手権2024(平和島競艇G1)」は波乱特盛りの予感!舟券勝負に打ち勝つ予想の軸をつくる
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【平和島地区選】「関東地区選手権2024(平和島競艇G1)」は波乱特盛りの予感!舟券勝負に打ち勝つ予想の軸をつくる

UPDATE:2024.02.05
ボートレース情報

“競艇”の時代から変わらぬ2月の”ボートレース”の名物。それは各地区に所属する選手限定で行われるG1競走、地区選手権。通称「地区選」です。

優勝賞金は通常のG1よりも低いものの、「G1競走」であることに違いはありません。B1級選手が出場するような地区もあることから、「地区選は周年とは違う」と思われるのもまた、決して誤りではないでしょう。

しかし、ここから大きな飛躍を果たすレーサー、あるいは長年の苦労が報われるレーサーがいるのも事実です。それはボートレーサーというプロフェッショナルの喜びである以上に、人間にとっての喜びでもあります。

今年の関東地区選手権の舞台は、「いくらなんでもインが弱くてアウトが強すぎる」とファンを嘆かせる、ボートレース平和島。つまり、「下剋上のゴール」が複数あってもおかしくない水面が、選手とファンを待っています。当記事や当サイトおすすめの優良サイトもフル活用して、激アツ舟券予想を作り上げていきましょう。

この記事でわかること

  • 優勝戦では東京支部と埼玉支部が強い!前回の石渡鉄兵圧勝に加えて前々回の事件も紹介
  • 平和島で夢を掴むのは誰だ!2つのドリーム戦の本命は1号艇の濱野谷憲吾と桐生順平
  • ドリーム戦の12人だけが走るわけじゃない!ドリーム戦に出場しないものの下剋上を狙える選手

▼三連単や転がしが当たる優良競艇予想サイト

「関東地区選手権2024(平和島競艇G1)」の詳細情報

開催年(開催地) 優勝選手 所属支部
2019年(平和島) 桐生 順平 埼玉
2020年(戸田) 永田 秀二 東京
2021年(多摩川) 桐生 順平 埼玉
2022年(桐生) 今泉 友吾 東京
2023年(江戸川) 石渡 鉄兵 東京

「関東地区選手権」は、関東地区に属する「東京支部」「埼玉支部」「群馬支部」の3支部のボートレーサーが出場するG1競走です。そして、ここ5年は群馬支部の選手が優勝していません。毒島誠選手などの名選手を抱えているだけに、意外という気持ちがあります。

とはいえ、実は6回前の「関東地区選手権2018(江戸川競艇G1)」で、群馬の金子拓矢選手が優勝していました。どうしてもブレというのは出てしまいますね。

しかも、表題で煽ったわりには、優勝戦はほとんど1号艇が優勝しています。ただ、それは過去5年の話で、それより前は「1コース受難水面ばかりの関東地区」を示すかのように、優勝戦も荒れまくっていました。2015年(戸田)などは、1号艇の毒島誠選手と2号艇の桐生順平選手がそろって敗戦。地元埼玉の須藤博倫選手が3号艇3コースまくりで栄冠を手にしています。

翻って、過去5回で唯一1号艇が勝てなかったのが、2年前の「関東地区選手権2022(桐生競艇G1)」。優勝戦1号艇は東京の中野次郎選手だったのですが、なんとコンマ04のフライング。結果、上からの着順が6-5-4-3-2-1(F)という「これはこれで語り継ぎたくなる結果」をもたらしました。

当時32歳の今泉友吾選手は、この6号艇からの大逆転がG1初優勝。G1の優出自体が2回目でもありました。確かに「恵まれ」ではあるのですが、1周目1マークの差し判断はすばらしく、G1優勝を得るだけの価値がある技巧でした。

1号艇がフライングということで、舟券の大半は返還になったのですが、それでも6-5-4という「普通は買わんわい」と言いたくなる並びです。3連単は9,230円もの配当で、「どういう理論でその目を拾ったのか」と知りたくなる払い戻しとなっています。

<前回優勝戦回顧>「関東地区選手権2023(江戸川競艇G1)」は石渡鉄兵の圧勝劇

艇番 選手名 所属
1 石渡 鉄兵 東京
2 畑田 汰一 埼玉
3 大池 佑来 東京
4 佐藤 翼 埼玉
5 飯山 泰 東京
6 中澤 和志 埼玉

2022年が「想定外の幕切れ」なら、2023年は「想定内の大団円」だった。そのように表現したいところです。1号艇の石渡鉄兵選手は、G1を3度制している猛者。最後のG1優勝こそ2014年だったものの、それがまさしく「関東地区選手権2014(平和島競艇G1)」でした。

2023年当時の全国勝率は「7.51」。優勝戦メンバーでも最良の数字であり、当地勝率にいたっては「7.89」の高みに達しています。

それでも、いくばくかの不安がありました。「白い石渡はやらかす」と、時としてファンはこぼします。1号艇の石渡選手がここぞという場面で敗戦することを嘆いたもので、そんな石渡選手が1号艇の優勝戦と相成ったわけですから、さあ困ったというわけですね。

そのうえ、2号艇には気鋭の24歳、埼玉支部の畑田汰一選手。なお悩ましいことに、石渡選手の展示タイムは、6艇で最も遅いときました。これはやばいかも。飛ぶかも。そうした気持ちにもなるでしょう。

と、オッズに反映されたファンの動揺も何のその。「石渡鉄兵は江戸川にて最強」とばかりに、まったく危なげない完全勝利でした。スポーツ紙にも”江戸川鉄兵”という呼び名をつけられるほどの江戸川巧者による、面目躍如です。終わってみれば、1-4-5。3連単は9番人気の2,670円でした。

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想&Wドリーム戦と注目選手PICKUP

狂艇ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想&Wドリーム戦と注目選手PICKUP

東京、埼玉、群馬の3支部の選手たちが一堂に会する関東地区選手権。先の優勝選手や優勝戦の傾向から考えても、東京支部と埼玉支部の選手が気になるところです。まして、今回のドリーム戦のメンバーを考えても、この2支部を軸として考えるのが妥当でしょう。

  1. 濱野谷憲吾(3590/東京)
  2. 桐生順平(4444/埼玉)
  3. 福来剛(4095/東京)

よって、この3名の選手をピックアップし、勝ち上がりの有力候補として紹介するものです。カテゴリとして、「2つのドリーム戦の1号艇」と「ドリーム戦に出場していない中で怖い選手」という分け方をしました。

初日と2日目のドリーム戦、各レースの1号艇に選ばれた濱野谷憲吾選手と桐生順平選手、そして波乱の立役者としての資格十分の福来剛選手という流れで、それぞれ紹介していきます。

ドリーム戦①/初日第12R「トーキョー・ベイ・ドリーム」:濱野谷憲吾(3590/東京)

艇番 選手名 所属
1 濱野谷 憲吾 東京
2 中田 竜太 埼玉
3 椎名 豊 群馬
4 齊藤 仁 東京
5 佐藤 翼 埼玉
6 宮之原 輝紀 東京

初日第12R「トーキョー・ベイ・ドリーム」は、上記のようなメンバー。濱野谷憲吾選手が戦績面で図抜けたメンバーであり、よほど本人やモーターの調子が悪くない限りは、きっちり逃げてくれるだろうという並びになりました。

そういう時でも「なぜか荒れる」ことがあるのが、平和島の怖いところといえば怖いところかもしれませんが……。

ドリーム戦①/初日第12R「トーキョー・ベイ・ドリーム」:濱野谷憲吾(3590/東京)

とはいえ、濱野谷憲吾選手は近走もきっちり結果を残しています。お正月開催の「第45回新春特別かどまつ賞(多摩川競艇一般)」でも優出して3着。「BBCトーナメント2024(大村競艇PG1)」は準々決勝4着敗退となったものの、それ以外は「1着3回・2着2回・3着1回」というすばらしすぎる成績だっただけに、トーナメント形式なのが悔やまれました。

前節の「浜名湖賞2024(浜名湖競艇G1)」も優出しており、コンディションに問題はなさそうです。また、浜名湖ではG1勝ちこそあるものの、これは1998年の「ダイヤモンドカップ1998(浜名湖競艇G1)」でのもの。東日本では戸田や三国と並んで苦手なほうの水面なので、好モーターの力もあったとはいえ、健闘しました。

となれば、ここは「関東地区選手権2011(江戸川競艇G1)」以来の地区選V2を狙いたいところです。最多の優勝歴を誇る平和島なら、その可能性はグッと高まるでしょう。

ドリーム戦②/2日目第12R「ピースター・ドリーム」:桐生順平(4444/埼玉)

艇番 選手名 所属
1 桐生 順平 埼玉
2 江口 晃生 群馬
3 長田 頼宗 東京
4 石渡 鉄兵 東京
5 関 浩哉 群馬
6 大池 佑来 東京

2日目第12R「ピースター・ドリーム」。こちらも、1号艇の桐生順平選手が好発を決めたい番組になりました。

もし怖い選手を挙げるとしたら、5号艇の関浩哉選手でしょうか。昨年末の「ボートレースグランプリシリーズ2023(住之江競艇SG)」の優勝戦で、屈辱のドカ遅れスタートでV逸。あまりに悔しい負け方からの、2節前の「BBCトーナメント2024(大村競艇PG1)」での1号艇からの優勝は見事でした。あみだマシーンで1号艇を引き当てるあたりも”持って”います。

ですが、今節最も実績があり、現状でも最強といえる実力を持つ桐生順平選手が1号艇にいる。巨大な現実です。SG優勝3回、G1優勝17回、通算で56Vの37歳は、総合力という点から優勝の最有力候補と断言していいでしょう。

ドリーム戦②/2日目第12R「ピースター・ドリーム」:桐生順平(4444/埼玉)

「ボートレースグランプリ2023(住之江競艇SG)」では本戦に出場してトライアル1stを突破したものの、トライアル2ndで敗退。2度目のグランプリ制覇は成りませんでした。BBCトーナメントも準々決勝で敗退したものの、前節「競帝王決定戦2024(下関競艇G1)」では優勝戦5号艇から3着。前回覇者として、意地を見せた形です。

実際、優勝戦のメンバーは、前々回と同様に西日本の選手がずらりと集まりました。1号艇の優勝した上條暢嵩選手は大阪。2号艇には地元タイトルの死守を託された山口の寺田祥選手。さらに、西山貴浩選手、瓜生正義選手、新開航選手と、福岡支部はベテランから若手まで幅広く優出してきました。

ところが、決着は1-2-5。大阪、山口、埼玉と、福岡支部勢を関門海峡の向こう側に追い返すことになりました。桐生選手にいたっては算定期間の当地3連対率が100.0%で、同開催にようやく5着1回取ったものの、他はやはりオール3連対での締めです。今後も「下関の桐生順平に逆らうな」は継続しそうですし、その勢いで東へと帰ってくるのです。

“桐生順平の大返し”、その結末やいかに。今年の「関東地区選手権」の目玉として、お忘れなきように。

激走注目選手/福来剛(4095/東京)

激走注目選手/福来剛(4095/東京)

東京支部の福来剛選手はたまに降格などもあったものの、長らくA1級として第一線で戦い続けてきたボートレーサーです。1981年6月13日生まれ。2024年2月現在は42歳で、技巧が求められるボートレーサーとしての成長はまだまだ終わらない時節でもあります。

ところが、これまでSGはおろか、G1やG2を勝ったことがありません。G3も1度のみながら、通算では41回もの優勝を誇ります。地元である関東圏で強いのは確かですが、遠く若松や唐津、加えて最西端の大村でも優勝歴があり、「どうかあと一押しを」という側面のあるレーサーと言えるかもしれません。

裏を返せば、それだけ「SGは当然として、G1やG2を勝つというのは偉業」なんです。何ならG3や一般戦とて、優勝とはものすごいこと。開催優勝を経験せずして水面を去る選手が多数いるなかで、40回以上も優勝しているわけですから、やはり福来選手も卓越した実力者と呼ぶべきです。

それを証明するかのように、2節前の「モーターボート大賞/江戸川634杯2024(江戸川競艇G2)」においても勝ち上がりを決め、優勝戦では5号艇から2着まで健闘しました。1号艇のSG4冠、大阪の湯川浩司選手を捉えるには至りませんでしたが、福来選手の実力を示す結果だったと考えていいでしょう。

前節の「BOAT KIDS PARKモーヴィ戸田杯(戸田競艇一般)」は4日間の短期開催で、優勝戦には進めませんでした。ただ、節間に「1着4回」と「2着2回」。2日目と3日目に大きな着を取ってしまったのが響きましたが、若干厳しめの動きのモーターを整備し、A1級の実力を示してくれました。

今度こそ、ええ、今度こそのG1タイトルへの挑戦です。「平和島にて福来たる」となるだけの資質が、福来剛選手には備わっています。ドリーム戦には選ばれていませんが、前回の算定期間における期別成績では優出7回と優勝1回。さらに、2023年の大晦日を飾る競走「第42回日本モーターボート競走会会長賞(平和島競艇一般)」が最新の優勝歴です。

その優勝戦は、4号艇4コースからコンマ11のトップスタートで、1号艇の濱崎直矢選手(埼玉)を打ち負かす「抜き」での逆転優勝でした。

同じくかつて平和島で行われたSG競走、「ボートレースクラシック2020(平和島競艇SG)」では、「SG初出走」「SG初勝利」「SG初優出」のトリプル水神祭も行われています。2020年3月のことでした。そろそろ、次の水神祭の機会が来てもいい時期かもしれません。

「関東地区選手権2024(平和島競艇G1)」まとめ

「関東地区選手権2024(平和島競艇G1)」まとめ

地区選は「格下のG1」だなんて、とんでもない誤解です。地区選とは登竜門であり、宿願の場所であり、「親しい選手が多いからこそ負けられない」戦いです。

地元または近隣での開催に限定されるがゆえに、「この水面は慣れていないから」という言い訳も効きません。

「今、この瞬間に、この地区で一番強いやつは誰なんだ」

その疑問にひとつの回答を示す戦い、地区選手権。今年の地区選の始まりは関東地区の平和島から。いずれこの競走が多くの思い出で語り継がれる、そんなドラマに満ちることを期待します。

そして、その鮮烈な記憶を最良のものにするためにも、良い舟券予想を組み立てましょう。この記事で提供したデータや推察、当サイトの集めた情報、そして優良サイトの賢者の知恵によって、皆さんが楽しい6日間を過ごせることを願っています。

ボートレース平和島のアクセス

ボートレース平和島のアクセス

ボートレース界における「どのコースからでも一撃を狙える意味で”平等な平和”をもたらす平和島コース」。都市型競艇場の代表格のひとつに数えられる「ボートレース平和島(平和島競艇場)」が、今年の関東地区選手権の舞台となりました。

直近3ヶ月、すなわち2023年11月1日から2024年1月31日までの1コースの勝率は、わずか「44.9%」。しかも、イン逃げ勝利は90.9%に留まり、技量による逆転、すなわち「抜き」での勝ちが8.2%もあります。

今年の関東地区選手権は、例年にも増して「エキサイティング」なことになるでしょう。6コース進入艇でもガンガン絡むコース特性のように、ファンにとっても直接見に行くのに適したロケーションです。

住所 東京都大田区平和島1丁目1-1
電話番号 03-3768-9200
最寄り駅 JR東海道本線(京浜東北線)「大森駅」
※無料バスorワンコインバス 約10分
※無料バスのみ京急大森海岸駅を経由
京急本線「大森海岸駅」
京急本線「平和島駅」
※無料バス 約5分
※徒歩 約10分
最寄りIC 首都高速1号羽田線「平和島出入口」
※約5分
無料駐車場 無(付近に有料は複数在り)
公式サイト ボートレース平和島