浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の予想!峰竜太は全艇フライングの悪夢を振り払えるか!?
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浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の予想!峰竜太は全艇フライングの悪夢を振り払えるか!?

UPDATE:2021.11.08
ボートレース情報

ボートレース浜名湖の周年競走、浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)が今年2回目の開催を迎えます。前回の開催は3月。予選競走において、峰竜太選手を含む6艇全艇がフライングを起こしたことで、大きな話題となりました。

今回も峰選手にあっせんが入り、出場を承諾しています。2021年も快進撃を続ける峰選手にとっては、悪しき思い出を払拭する舞台になるでしょう。その気持ちのままに、見事に勝ち進むことができるかどうか。予想に役立つ情報とともに、この開催の情報を総合的にお届けしていきます。


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浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の詳細情報

「全国のHEROたちが浜名湖に集結!」

今回のPRコンセプトであるアメコミ風にあわせた、浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の30秒PVです。いよいよ開催も近づいてきて、エキサイティングが止まらない内容。3月とはまた違った特徴を持つ11月の浜名湖水面が、数多のHEROたちを待っています。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の開催期間

2021年11月10日(水)~11月15日(月)

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の出場選手

級別 登録番号 選手名
A1 3422 服部 幸男
A1 3557 太田 和美
A1 3623 深川 真二
A1 3783 瓜生 正義
A1 3897 白井 英治
A1 3941 池田 浩二
A1 3959 坪井 康晴
A1 3996 秋山 直之
A1 4025 山本 隆幸
A1 4028 田村 隆信
A1 4044 湯川 浩司
A1 4052 興津 藍
A1 4075 中野 次郎
A1 4148 枝尾 賢
A1 4188 久田 敏之
A1 4205 山口 剛
A1 4207 松下 一也
A1 4297 山田 哲也
A1 4320 峰 竜太
A1 4337 平本 真之
A1 4342 谷野 錬志
A1 4418 茅原 悠紀
A1 4427 秦 英悟
A1 4448 青木 玄太
A1 4451 松崎 祐太郎
A1 4468 大池 佑来
A1 4477 篠崎 仁志
A1 4492 本多 宏和
A1 4494 河合 佑樹
A1 4512 高野 哲史
A1 4522 古澤 光紀
A1 4524 深谷 知博
A1 4545 岡村 慶太
A1 4547 中田 竜太
A1 4573 佐藤 翼
A1 4601 森野 正弘
A1 4682 大上 卓人
A1 4686 丸野 一樹
A1 4739 中村 晃朋
A1 4759 今泉 友吾
A1 4776 竹田 和哉
A1 4787 椎名 豊
A1 4808 松尾 拓
A1 4831 羽野 直也
A1 4832 権藤 俊光
A1 4851 関 浩哉
A1 4856 豊田 健士郎
A1 4886 入海 馨
A1 4908 上田 龍星
A1 4933 板橋 侑我
A1 4959 井上 忠政

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)のアクセスと新型コロナウイルス対策(入場規制の可能性あり)

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)のアクセスと新型コロナウイルス対策(入場規制の可能性あり)

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)は、静岡県湖西市にあるボートレース浜名湖で開催されます。文字通り浜名湖の西岸にある都市で、静岡県の西の端、愛知県境を構成する自治体です。このため、ボートレース浜名湖も静岡支部のホーム水面でありつつ、愛知の蒲郡や常滑を始め、東海地区のボートレース場と縁が深い立地となっています。

2021年9月30日をもって、各地に発出されていた緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は終了しました。イベントの最大収容人数も緩和の方向にむかっており、良い知らせが次々に舞い込んでいます。

しかしながら、新型コロナウイルス(COVID-19)そのものが消えてなくなったわけではありません。今なお新規感染者は全国各地で出ているほか、今後の第6波の到来も危惧されています。

このため、ボートレース浜名湖でも浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の開催にあわせ、引き続き新型コロナウイルス(COVID-19)への感染拡大防止の対策を講じていくことが発表されました。同対策には場内混雑時の入場規制の実施も盛り込まれているため、今開催は有観客で行われるとはいえ、本場内へ入れない状況も考える必要があるでしょう。

  • 入場口は南入場門および中央入場門に限定されています。西入場門は引き続き閉鎖されていますので、ご注意ください。
  • 「ウィンピア」有料席も、引き続き閉鎖が続いています。
  • 密を避けるため、7時から浜名湖8R締め切りまでは入場口でのレース映像の放映が行われません。
  • 入場時にサーモグラフィ、または非接触型体温計による検温が実施されます。このとき、体温が37.5度以上ある人は入場できません。
  • 入場時、および場内ではマスクの着用が義務付けられています。
  • マスク着用の義務は、3歳以上の子どもにも適用されます。
  • 有料席、一般席、レストラン等は密回避のため減席対応を実施しています。
  • 無料直行バスは、当面の間、運行を休止しています。
  • コインロッカーも、引き続き利用停止です。
  • 咳など風邪症状が見られる方は、入場後であっても退場してもらうことになります。
  • 入場時および場内では係員の指示に従いましょう。従わない場合、強制的に退場処分となります。

参考資料:新型コロナウイルス感染防止対策について – ボートレース浜名湖

ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)の住所・電話番号

住所 静岡県湖西市新居町中之郷3727-7
電話番号 053-594-7111

ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)への電車でのアクセス(※無料送迎バスは運行休止中です)

ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)への電車でのアクセス(※無料送迎バスは運行休止中です)

ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)は、電車でのアクセスが容易なボートレース場です。また、本来であれば無料送迎バスも運行しているのですが、こちらはコロナ禍による感染拡大のリスクを防止するため、運行の休止が続いています。したがって、公共交通機関によるアクセスをお考えの方は、電車を利用しましょう。

ボートレース浜名湖の最寄り駅は、JR東海道本線の「新居町駅」です。東海道線の駅ということでアクセスは容易であり、浜松駅からは約15分、豊橋駅からは約20分というロケーションも強みです。また、新居町駅からボートレース浜名湖の本場までは徒歩で約5分。北口から指示標識に従ってすぐですので、ラクに到着できるのもうれしいところでしょう。

ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)への自動車でのアクセス

ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)への自動車でのアクセス

ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)は、約4,000台を収容できる無料駐車場を備えています。付近には有料駐車場も点在しているので、車を停める場所には事欠きませんが、誤って無料が空いているのに有料駐車場に停めてしまわないよう注意しましょう。

ボートレース浜名湖の最寄りインターチェンジは、東名高速道路の浜松西IC、三ヶ日IC、舘山寺スマートICです。いずれも降りてから約30分ほどの走行が必要なので、ナビゲーションシステムなどを活用しましょう。また、新東名高速道路を利用する場合、浜松浜北ICが最も近く、降りてから約50分ほどの距離になります。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)のレース展望

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)のレース展望

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)は特設サイトも公開され、いよいよ開催へのテンションが高まってきています。

そして、この開催を俯瞰するのに有用な、レース展望もボートレース浜名湖の公式で公開されました。JLCアナウンサーの荻野滋夫さんによる、今回の浜名湖賞の展望です。開設68周年記念は誰が中心になるのか。内容を引用し、勢力図を明らかにしていきましょう。

秋の浜名湖に歴戦の雄が集結!

静岡県知事杯争奪戦G1浜名湖賞開設68周年記念は11月10日(水)から15日(月)までの開催。秋の浜名湖を彩るシリーズは見どころ満載です。

中心は現在賞金ランキングトップを走っている峰竜太選手。これに平和島ダービーを制したばかりの平本真之選手が続くほか、地元の深谷知博&坪井康晴の地元2選手にも注目が集まります。

シリーズリーダー候補筆頭は、昨年の最優秀選手の峰竜太選手。今年も堅調で、これまで大村(1月)、大村G1九州地区選手権(2月)、住之江(2月)、住之江(5月)、若松SG笹川賞(5月)、唐津(8月)、唐津(9月)、びわこG1周年記念(10月)で優勝しています。

昨年年は平和島グランプリ優勝を含みV13。優秀選手表彰式典では、「最優秀選手」をはじめ「最高勝率」「最多勝利」「最多賞金獲得」「記者大賞」の5部門を独占しましたが、6年連続の勝率1位は歴代最高。「最強レーサー」というほかありません。浜名湖は2013年の第59回大会で優勝しているなど実績も十分。優勝候補筆頭にほかなりません。

また、平本真之選手は平和島の第68回ボートレースダービーで優勝。コンマ11のトップタイのスタートでぬかりなきイン戦Vを果たしています。賞金ランキングも峰竜太選手に次ぐ2位に浮上。少年のような朗らかさは浜名湖の水面によく似合います。

また、地元勢では深谷知博選手でしょう。
2014年に浜名湖賞を取ってから躍進が続き、いまや静岡の顔といえる存在になりました。
相手が強ければ強いほど凛としているのが深谷知博選手。さらなるステージアップの機会としたいところです。

そのほか…
地元の雄であり、アスリートの鑑として憧れの的になっている服部幸男選手

地元浜名湖の実績は十分。水面を知り尽くしている坪井康晴選手

9月の徳山ヤングダービーを制しリズムアップ。自在なレースで判断よく混戦を抜けてくる羽野直也選手

今年はG1タイトルをふたつゲット。心身を鍛えてきた成果が出ている丸野一樹選手などメンバーは実に多士済々です。

11月10日(水)から15日(月)までの開催「静岡県知事杯争奪戦G1浜名湖賞開設68周年記念」にご期待ください。

出典:荻野滋夫のレース展望 – ボートレース浜名湖

令和のボートレースの顔である峰竜太選手、ボートレースダービーを制した平本真之選手、加えて地元の有力勢として深谷知博選手。この3人がトップスリーとして挙げられました。多くのファンが納得のうなずきを返すメンバーといえるのではないでしょうか。

レース展望にもあるとおり、今回の浜名湖賞は「多士済々」。2021年に活躍を積み上げたレーサーも多く、応援には熱が入り、予想は難解ながらも好配当が期待できるでしょう。ぜひとも浜名湖水面の特性を把握しつつ、良い舟券予想を組み立てたいものです。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)が行われるボートレース浜名湖の特徴

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)が行われるボートレース浜名湖の特徴

当サイトでは、3ヶ月前の2021年8月に開催されたレディースチャンピオン2021(浜名湖競艇PG1)でも、ボートレース浜名湖の特徴について取り上げました。

3コース、4コース、5コースと、センター艇からセンターやや外の艇が強いのが浜名湖水面の特徴です。では、季節が移ろい、夏から秋になったことで、これらを含めたほかの傾向に変化はあるのでしょうか。

とにかく広い水面であるボートレース浜名湖の水面。プール型で海水よりの汽水という柔らかい水質もあいまって、多彩な戦術が活かしやすい水面といえます。こうした特徴から、全国の選手から人気の高いボートレース場のひとつに数えられます。

特に、その広さを活かしやすいのがまくり差し。イン艇のターンが少しでも流れたならば、高速旋回からの鋭い差しが懐を捉え、一気に先頭争いに食い込むことになります。

しかし、秋から冬になりつつあるこの時期、ホームで程よい強さの追い風が吹きやすいコンディションもあって、イン艇の数字はほかの季節に比べて比較的良くなります。したがって、まくり差しも春や夏ほどには決まらないと考えたほうがいいでしょう。

ボートレース浜名湖において、四季のなかで最も1コースの1着率が高いのが秋であり、次に冬です。つまり、11月開催の今回は、イン戦は絶対に落としたくない番組になります。反面、イン艇に差しやまくり差しを決められれば、シリーズリーダー争いで優位に立てるのは間違いありません。

たとえ秋であっても、センター艇が全国平均よりも舟券になる確率が高いのは確かです。全速戦でのまくりや華麗なまくり差しを得意にする選手が3コースおよび4コースに入ると見込まれる番組では、強く警戒したほうがいいでしょう。また、それは高配当の使者になる可能性も鑑みると、穴党にとっても待ちに待った開催になるかもしれません。

当サイトでは、ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)について総合的に解説した記事を公開しています。予想ポイントをわかりやすく挙げるとともに、本場で楽しめるスポットなどにも触れているため、浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)をより当てるand楽しむのに十分な情報満載です。ぜひ、当記事とあわせてご覧ください。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)を過去10回の結果から分析する

開催年 優勝選手
2011年 白井 英治
2013年 峰 竜太
2014年(1月) 山崎 智也
2014年(11月) 深谷 知博
2015年 山口 剛
2017年(2月) 菊地 孝平
2017年(7月) 柳沢 一
2018年 茅原 悠紀
2020年 深谷 知博
2021年(3月) 中島 孝平

浜名湖賞の過去10回の優勝選手は、上記のようになっています。前回開催は今年の3月。優勝したのは福井の中島孝平選手でしたが、この開催ではもうひとつ大きな話題になった出来事がありました。

参考記事:ボートレース浜名湖で全艇フライング…即日帰郷の峰「悔やんでも悔やみきれないフライングでした…」 – スポニチアネックス

峰竜太選手を含む、6艇全艇のフライングです。この出来事はあまりにもセンセーショナルだったため、一般のニュースでも報道される事態になりました。

全艇フライング自体は十分に起き得る出来事ですが、G1開催で、かつ一般的な知名度も上昇中の峰竜太選手も絡んでいたことが大きかったでしょう。果たして、今回の開催ではどのようなエキサイティングなイベントが起こるのか……。もちろん、それがポジティブなものであることを願います。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)に登場するSG優勝経験者に注目!

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)に登場するSG優勝経験者に注目!

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)では、初日と2日目にドリーム戦が組まれています。初日には「ヒーローズドリーム戦」、2日目には「ストロングドリーム戦」。今回のアメコミヒーロー風のコンセプトにあわせたタフな名前で、それにふさわしいタフなメンバーがそろいました。

登録番号 所属支部 選手名称
3783 福岡 瓜生 正義
4044 大阪 湯川 浩司
4320 佐賀 峰 竜太
4418 岡山 茅原 悠紀
4524 静岡 深谷 知博
4573 埼玉 佐藤 翼

初日のヒーローズドリーム戦は、上記の6名で争われます。ヒーローズドリームなだけに、「正義のヒーロー」のあだ名で知られる瓜生正義選手が1号艇という粋な計らいです。名前つながりから考えても、舟券で瓜生選手から入りたくなるファンは多いでしょう。

登録番号 所属支部 選手名称
3897 山口 白井 英治
3959 静岡 坪井 康晴
4028 徳島 田村 隆信
4337 愛知 平本 真之
4477 福岡 篠崎 仁志
4686 滋賀 丸野 一樹

2日目のストロングドリーム戦は、こちらの6名です。白のカポックに、「ホワイトシャーク」こと白井英治選手。地元静岡の坪井康晴選手が2号艇にいますが、恐るべき相手と戦うことになりました。

これらドリーム戦に注目しつつ、そのなかでもフィーチャーしてお伝えしたいレーサーについて、ヒーローズドリーム戦から1名、ストロングドリーム戦から1名、さらにドリーム戦にはいない選手を1名、それぞれ見ていきたいと思います。共通点は、SG競走を勝ったことのある「SGタイトルホルダー」という部分です。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の注目SGタイトルホルダー①/峰竜太

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の注目SGタイトルホルダー①/峰竜太

佐賀の峰竜太選手は、やはり今回の浜名湖賞でも注目したい存在です。初日のヒーローズドリーム戦では3号艇に入りましたが、たとえどのコースであろうとも1着を狙えるのが、峰選手の峰選手たるゆえんです。初日からすばらしい競走を見せてくれるでしょう。

何より、浜名湖賞は峰竜太選手にとって因縁の舞台になりました。何度も書いたように、3月の痛恨の全艇フライングで当事者のひとりとなった艇界最強の男、それが峰選手です。浜名湖は峰選手にしては成績が良くないほうの水面に入りますが、それでも勝率は7.11とトップレベルの高さです。22節参戦して10回優出と2回優勝。実績面では文句なしといえます。

最近の調子も上々です。3節前の日刊スポーツ杯(唐津競艇一般)では10走して9走が1着の準完全Vでしたし、2節前のびわこ大賞2021(びわこ競艇G1)も見事なレースで優勝を果たしました。

前節のボートレースダービー2021(平和島競艇SG)でも優出を果たし、SGのレベルにおいても予選突破や優出が当然の次元であることを見せつけてくれました。もっとも、予選1位通過ながら準優勝戦で2着に敗退したことは、本人にとっては非常に悔しかったようです。

ならば、今回の浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)は、そのフラストレーションをぶつける格好の打開です。3月の悪しき思い出を払拭するのとあわせて考えれば、ここでこそ一撃を決めてほしいところでしょう。2021年も賞金ランキング1位を走る艇界の至高の存在が、晩秋の浜名湖水面を駆け抜けます。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の注目SGタイトルホルダー②/平本真之

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の注目SGタイトルホルダー②/平本真之

峰選手が優勝戦で3着に入ったボートレースダービー2021(平和島競艇SG)。では、その舞台で「ダービー王」に輝いたのは誰か。この問いかけに答えるのが、誰あろう愛知の平本真之選手です。1号艇1コースからコンマ11のトップスタートでイン逃げ。2016年5月のボートレースオールスター2016(尼崎競艇SG)以来、5年ぶりのSG優勝を勝ち取りました。

もともと4日目の1走目まではオール3連対で来ていました。しかし、4日目の2走目、4号艇4コースでまさかの6着を叩いてしまい、準優勝戦は2号艇になってしまいます。この悔しさを晴らす情熱の差しが、1号艇でトップスタートを決めた秦英悟選手を捉えました。その秦英悟選手が優勝戦では2着しているわけですから、運命とは数奇なものです。

愛知の選手ということもあって、浜名湖は決して縁遠い水面ではありません。ただ、成績で突出しているわけではなく、勝率は6.59にとどまります。十分に一流の数字ではありますが、超一流とまではいかないくらいでしょうか。21節参戦して、優出7回に優勝2回。近いからこそ、まだ未熟だったころの数字も影響しているかもしれません。

それでも、直近のSG制覇という看板から考えれば、充実度や上昇度といった部分では、平本真之選手が最大の注目株でしょう。SGの巨額賞金で一気に賞金ランキングもジャンプアップしたとはいえ、さらにビッグレースの勝ちを重ねて、トライアル2ndから登場となる上位6選手に入りたいのは間違いないところです。

算定期間の終了は今月のチャレンジカップまで。平本真之選手は浜名湖賞の次は12月のBBCトーナメント2021(鳴門競艇PG1)に出走を予定しているため、ボートレースグランプリへの賞金の積み重ねは今回が最後の機会になります。勝負の炎が、浜名湖でも燃え盛ります。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の注目SGタイトルホルダー③/池田浩二

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の注目SGタイトルホルダー③/池田浩二

「あっ」という声が出る瞬間。愛知の池田浩二選手はトップレーサーのひとりであり、SG競走でも有力選手なのは間違いありません。その池田浩二選手が、ボートレースダービー2021(平和島競艇SG)の2日目によもやのフライング。まさしく痛苦の瞬間が訪れました。1億円以上の返還が発生し、関係者も頭を抱えたことは想像に難くありません。

それでも、残りのボートレースダービーの節間はすべて6着なし、かつ1着1回2着1回3着2回を叩き出しているのですから、相当なものです。技量の面において、SGでも上級レベルにあることを示したといえるでしょう。

今年は全日本王者決定戦2021(唐津競艇G1)と大渦大賞2021(鳴門競艇G1)、2つのG1に加えて5つの一般戦を制していた池田浩二選手。2020年以上に良い調子で勝ち進んでいただけに、ここでのフライングは痛恨です。

フライング時点で賞金ランキング第13位だった池田浩二選手は、12月のBBCトーナメント2021(鳴門競艇PG1)まで出走してフライング休みに入りますが、休み期間中のボートレースグランプリには賞金額18位以内が維持できていれば出走可能です。言うまでもなく、際どい条件です。

であればこそ、この浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)は一種の「勝負駆け」の様相を呈してきました。一流のレーサーとして、F2だけは避けたいところですが、ビッグな賞金加算は狙いたい。かつて年間MVPにも輝いたプライドとともに、厳しい勝負の世界での駆け引きに臨みます。

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)のまとめ

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)のまとめ

浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)は、注目ポイントの多いG1競走であり、ボートレース浜名湖の開設を祝う周年競走です。何より、今や2021年も11月。シーズン終了が近くなるとともに、ボートレースグランプリへの出場権をかけた戦いもラストスパートに入る時期になりました。

ボートレースグランプリの本戦に出られるか、せめてボートレースグランプリのシリーズ戦には駒を進められるか。そんな野心と願望の激しいぶつかり合いが、浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)の舞台でも見られることでしょう。

本場での来場観戦を予定されている方は、この開催においても、入場規制の可能性があることに留意してください。加えて、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行が小康状態でもなお続いている以上、感染拡大防止対策は万全に行うことが必須条件です。主催のボートレース浜名湖からも、その旨のアナウンスがなされています。

みんなでつくる好レースに良開催。何事もなく無事に華々しいG1が始まり、そして終わるように、全面的に協力していきましょう。