唐津競艇場は、早朝8時から舟券が購入できる「モーニングレース」をメインで開催している日本でも有数のボートレース場です。朝から競艇でがっつり勝って迎える一日は本当にすがすがしく気持ちがよいものです。
とはいえ、競艇を始めてみたいけど予想の方法に自信がないためになかなか手を出せない、という方も多いはず。
今回はそのような競艇ビギナーに向けて、唐津競艇場でのレースに勝つために必要な会場の情報についてや唐津競艇場の予想ポイントを解説していくとともに、唐津競艇場での予想が楽しくなるようなファンサービスなどもご紹介していきます。
目次
唐津競艇場とは?
唐津競艇場は、唐津城で有名な佐賀県唐津市にあるボートレース場です。JR筑肥線「東唐津駅」より徒歩5分でアクセスできるほか、東唐津駅から無料送迎バスも運行されています。
また近隣の佐賀市や福岡市などからも多くの来場者が訪れるため、広大な駐車場も完備されています。車で来場する場合は、福岡都市高速より、西九州自動車道唐津インターチェンジ下車約3分となっています。
唐津競艇場の歴史は古く、1953年の開場以来多くの競艇ファンに親しまれてきました。運営は開場当初から唐津市が行っています。
当初、唐津競艇場は同市の松浦川河口にありましたが、干満差が2メートル以上あり、競艇に向かない水面でアクシデントも多かったことから、1975年に現在地に移転しました。
移転以降は選手が比較的走りやすい競艇場として知られるようになりました。
唐津競艇場は全国有数のモーニングレース開催地
朝早くからボートレースを楽しみたいにとってうってつけなのが、競艇の「モーニングレース」です。モーニングレースでは朝8時から競艇場が開場され、9時からレースを楽しむことが出来ます。
モーニングレースを楽しむことが出来る競艇場は、全国24ヶ所の競艇場の中でも徳山競艇場、芦屋競艇場、そして唐津競艇場の3ヶ所のみ。さらに唐津競艇場の場合はほとんどのレースを朝から開催しています。
朝は日中のレースと比べても気温が低い傾向にあります。気温が低下するとモーターの体積比率が変化し加速がしやすくなることからボートの出足が早くなるなど、レースの行方にも影響を及ぼします。
唐津競艇場のお得なファンサービス「からつキャッシュバックポイントクラブ」
唐津競艇場には「からつキャッシュバックポイントクラブ」というサービスがあります。電話投票で唐津競艇場の舟券を購入することで「からポ」というポイントが貯まり、からポが一定数を超えたら現金キャッシュバックもしくはQUOカードとの交換ができるというものです。
舟券の購入以外にもキャンペーンや会員ランク特典によるボーナスなどで、より多くのからポをゲットできます。また舟券の購入金額に応じてランクが設定されており、高ランクになるほど効率よくからポをもらえるようになるので、舟券の購入が楽しくなりますね。
淡水の人工プールを活かしたとにかく広い水面の競艇場
唐津競艇場は人工プールを活用した淡水の競艇場となっています。淡水の場合、水質が固くなるために、海水と比べてモーターの出力の差が出やすいとされています。
また、海水のような干満差はなく浮力も少ないことから水面が乗りやすい一方で、体重の影響を受けやすく、比較的体重の軽い選手に有利とされています。
水面の広さもピットから第1ターンマーク側対岸までの距離は約600メートル、大時計から電光掲示板のある対岸までの距離は124メートルと、全国屈指の広さとなっており、自由にレース展開が出来ます。
そのため、2001年に唐津競艇場で開催された第11回グランドチャンピオン決定戦では、吉田千恵選手が女性選手として史上初のSG決勝戦進出となるなど、近年では女性選手の活躍が見られる競艇場としても知られています。
コース特性はインコースは安定して強く、アウトコースは安定しない
競艇は、インコースの選手ほど有利に働く競技です。唐津競艇場でも1号艇の勝率は52%を超え(2018年10月)、入賞率は8割を超えています。これは唐津競艇場に年間を通じて吹く追い風によって加速がしやすいことなどが原因とされています。
一方、アウトコースの勝率はどれも安定せず、予測をするのが難しいという一面もあります。2号艇の勝率は15.2%、3号艇の勝率は15.0%、4号艇の勝率は12.3%になるなど、あまり差がなく、予想がしづらい状況となっています。
また、追い風がインコースに対して有利に働くことは事実ですが、強すぎると逆に制御が効きづらく、むしろ不利になってしまうことも多いです。
特に夏季は向かい風になり、センターからのまくりや差しが多くなり、ますます予測が困難になります。
風の状況によって試合結果が大きく割れるため高配当が多いとされる唐津ですが、その分癖があり、インコースの強さにばかり注目して安易な予想をしてしまって落とし穴にハマってしまう方もかなり多いのです。
唐津競艇場で勝つための3つのポイント
先述の通り、唐津競艇場は「水面が広く、淡水で走りやすい」「一年を通して追い風が吹きインコースに有利だが、風が強いと逆にインに不利になる」「全国でも有数のモーニングレース開催地」といった特徴を持っています。
ではこのような特徴をふまえてどのようにレースを予測すればよいのでしょうか。ポイントを3つにまとめて解説していきます。
秋から春にかけては1号艇・2号艇を軸に選ぶのが盤石
側面に様々な他の要因があり、一概に有利とは言い切れませんが、インコースに有利な追い風が吹く秋から春にかけてはやはり1号艇、2号艇を軸に選んでいくのが無難でしょう。
また水面が広いので、アウトコースから内側へ絞りに行こうとしても、空間にゆとりがあるためインコース勢はそのまま逃げ切ってしまう場合が多いです。順調にレースが進めば1号艇が逃げ切る可能性はかなり高いと言えるでしょう。
センター勢の強さと強風・夏の向かい風に注意
唐津競艇場においてインコース勢は確かに強いのですが、だからといってインコース勢ばかり重視していると思わぬワナにかかる羽目になります。
センター勢である3号艇や4号艇も13%前後の勝率を記録しており、他の競艇場と比べても高い実績を残しているのです。インコース勢のコンディションが良くない場合、センター勢がマクリを決めてくる可能性も考慮しなければなりません。
また、夏になると向かい風が吹きやすくなりインコースに不利な状況になることもあるほか、たとえ追い風であったとしても、風速6メートル以上の風が吹くような強さであれば、かえってインコース勢は制御が効きづらくなり、一層センター勢の追い上げに苦しめられることになります。
インコースの強さにかまけてばかりいると、こういった思わぬレース展開になってしまうケースも多いのが唐津競艇場の重要なポイントであると言えるでしょう。
地の利のある地元選手を選ぶ
風やコースの状況、コンディションなど、様々な点に置いて地元の選手は有利であるといえます。追い風の強い唐津競艇場において、スタートの速さは想像以上だと言われています。
唐津に慣れている地元佐賀支部の選手は、この速さのズレを気にせずレースを進めることが出来ます。またモーターとの相性も良く、初日から本調子でレースに臨むことが出来るため、地元選手の勝率は高いのです。これらを踏まえて予想をしていくと、的中率はぐっと上がるでしょう。
唐津の予想を無料で見られるサイト等まとめ
唐津競艇場の特徴についての知識が理解できても、やはり初心者のうちは自分の予想にどうしても自信が持てないでしょう。そんな時に参考になるのが無料で閲覧できる予想サイトです。皆さんにおすすめのサイトなどを紹介していきます。
マクールで全レースの予想を無料公開
「マクール」は、ボートレース専門月刊誌「マクール」が毎日更新している競艇情報専門のウェブサイトです。レースに関する情報はもちろんのことレースの予想も行っているので、特に競艇初心者ならばぜひともチェックしておきたいですね。
また、スマートフォン向けのサイト構成になっており、競艇場に出かけてからも情報をチェックしやすいのでオススメです。また公式ツイッターも更新しているので、こちらも要チェックです。
公式サイトでコンピューターによる予想が見られる!「BOAT RACE」
競艇のオフィシャルウェブサイトである「BOAT RACE」では唐津競艇場のレース情報、基礎知識についてや競艇場情報とともに、コンピューターによるレース予想が無料で閲覧できます。
競艇公式サイトなので、情報商材系の詐欺なども気にせずに予想を見ることが出来ます。また、選手の情報についても書いてあるので、レース予想には欠かせないサイトであると言えるでしょう。
Twitterで皆の予測と見比べてみよう
Twitterで唐津競艇について検索すれば、他の方々の予想や当日の状況について調べることが出来ます。これらSNSを活用することで、さらにスムーズに予測をすることが出来ます。
まとめ
今回はモーニングレースでおなじみの唐津競艇場についてご紹介してきました.
唐津競艇場のコース特性は、インコースが強いだけでなく、追い風や向かい風、季節や気温などによって結果が大きく左右するため、レース予想は難しいですがとてもやりがいがあります。
朝からレースを行うモーニングレースは大人気であり、からつキャッシュバックポイントクラブという嬉しいファンサービスも行っているので、唐津競艇場は九州各地から競艇ファンが集うスポットです。ボートレースや競艇の予想に少しでも興味があるという方は、ぜひ一度唐津競艇場に足を運び、手に汗握る戦いを楽しんでみてください。