浜名湖競艇場は、静岡県浜松市と湖西市にまたがる浜名湖の南岸にあるボートレース場です。全国に24ある競艇場の中でもボートレースの普及にかなり熱心な競艇場であるとされており、初心者の方やボートレースを知らない方を対象としてボートレースの説明会イベントなどが頻繁に開催されています。
浜名湖競艇場の特徴は？
初心者でも親しみやすい一方で、浜名湖競艇場では「誰が勝ってもおかしくない」という意味で予想が難しいとされています。
せっかく浜名湖競艇場に興味を持ったとしても、予想が難しいと聞いて足を運んでいない初心者の方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、浜名湖競艇場のコースの特徴や予想の仕方についてまとめていきます！
ボートレース講座など初心者向けイベントを多数開催
浜名湖競艇場では、競艇場の職員によるモーターボートやボートレースの説明会やゲストを招いてのライブやトークショー、舟券セミナーなどのイベントが随時開催されます。ライブショーの後にはゲストを交えての初心者向け講座も実施されるなど、競艇初心者にとって興味がわきやすくボートレースの理解もできるイベントばかりです。
また、女子選手とのトークショーや引退選手舟券セミナーというものが定期的に開催されており、こちらも初心者の競艇ファンを中心に大きな支持を集めているイベントです。
他にもペアボートによる体験試乗会というものがあり、こちらは毎回応募者が殺到するほどの人気イベントとなっています。なかなか競艇用のボートに乗る機会はありませんから、初心者だけでなく競艇ファンなら一度は乗ってみたいと思いますよね！
ハマナ娘クルーやマスコットキャラクターなど親しみやすい要素満載
浜名湖競艇場では、お客様からのお問合せなどに対応してくれる女性アテンダント「ハマナ娘クルー」が活躍しています。
ハマナ娘クルーは競艇場内の案内からボートレースの楽しみ方まで初心者にも1から丁寧に教えてくれます。
また、「スワッキー」、「クロッキー」、「ローリー」というとてもかわいくて親しみやすいマスコットキャラクターも活動しているなど、浜名湖競艇場は初心者が競艇に興味を持てたり、親子でも競艇場を楽しめる要素が満載の競艇場です。
コースの広い浜名湖競艇場はレース展開もダイナミック
浜名湖競艇場は全24競艇場の中でもかなり広いコース面積となっています。
競艇が初めての方にとっては、浜名湖競艇場の広いコースで展開される豪快でスピード感のあるレース展開はボートレースの魅力を存分に伝えてくれます。
また、浜名湖競艇場は長年通っている方でも予想が難しい競艇場です。その分、浜名湖競艇場のコース特性やレース傾向を読み切ることで予想が当たっていく高揚感も、浜名湖競艇場ならではの醍醐味といえるでしょう。
浜名湖競艇場の特徴と傾向
せっかく競艇場に遊びに行くのなら予想をしてみたい！とはいっても、浜名湖競艇場は予想が難しい競艇場だと聞くと不安に思う方もいるはずでしょう。そこで、まずは浜名湖競艇場の予想を組み立てるために、ボートレース場としての基本情報を確認しておきましょう。
広いコースと穏やかな水面が特徴
浜名湖競艇場は最初にも書いた通り全国でも広い競艇場で、縦幅が550メートル、横幅が170メートルもあります。
水質は海水と淡水の混ざった汽水ですが、水門で遮断されているため海水と考えてよいでしょう。水質自体は比較的柔らかいと言われており、水面は比較的穏やかです。淡水ほどモーターの強さに影響を受けないため、モーターパワーが劣っていても選手の技量次第で十分に補うことができます。
また水門があるため、海水の競艇場ほど満潮干潮や波の影響を受けることはほとんどありません。水面が穏やかで走りやすいですが、スピードに乗った状態での選手のテクニックが重要になります。
チルト角度は広くとられている
チルト角度（モーターの取り付け角度）の制限角度は幅が広くとられています。これはコースが広いため、ボートがスピードに乗りすぎることによる危険がコース幅が狭いコースに比べ低いためだと考えられます。
この角度幅が広いことにより、選手の操縦技術だけでなく調整技術も問われてくるでしょう。
ボートレースはインコースが有利だからと1号艇を狙うのではなく、ぜひ選手の技量も視野に入れて予想をしたいですね。
風の影響を受けてレースの行方が左右されやすい
浜名湖競艇場は風の影響を受けやすく、また夏場と冬場で勝率が変わってきます。浜名湖は第1ターンマーク方向が南、第2ターンマーク方向が北なので、冬場は追い風が多くなっており、これは風向き別の決まり手にも関わっています。
季節ごとに違う決まり手があり、豪快な技を見る機会が多いところは浜名湖競艇場の大きな魅力の一つです。
レースの傾向と押さえておくべき3つの予想ポイント
浜名湖競艇場のボートレース場としての特性が分かったのならば、次はレース結果の傾向について勉強してみましょう。ここでは理解をしてもらいやすいように、ポイントを3つに絞ってご紹介していきます。
1号艇の勝率はやや低く、2～5号艇の勝率がやや高め
基本的に競艇ではインコースが強いと言われていますが、浜名湖競艇場では有利と言われている1号艇の勝率が約50%と比較的低い傾向にあります。
例えばインコースが強い大村競艇場の場合は1号艇の勝率は70%を超えるので、1号艇があまり有利ではないことが分かるかと思います。
その代わりに2~5号艇に1着率が振り分けられており、これらはいずれも全国の競艇場の中では比較的高い勝率となっています。
追い風ではインコースが、向かい風ではアウトコースが有利
ボートレースの風向き別決まり手の中で、追い風と向かい風ではっきり傾向が変わってくるのがまくりとまくり差しです。
通常は向かい風のほうがダッシュが利くのでまくりが決まりやすいと言われています。
しかし、浜名湖競艇場は逆の傾向にあるようです。レース結果からみると、追い風の時のほうがまくりが決まりやすくなっています。
逆に向かい風の時に強くなっているのはまくり差しで、また向かい風の中ではインコースの1着率がやや下がっています。ですので、風向きによって、選手の狙いを変えたほうがよいでしょう。
スピード戦に強い選手が活躍
前述のとおり、浜名湖は汽水で柔らかい水質をしています。その水質と穏やかさから、ボートはスピードに乗りやすいためにスピード戦になりやすい傾向があります。
となると、やはりスピード戦に強い選手が活躍するレース場といえるでしょう。
ボートレース公式サイトや専門情報サイトをチェックしてみよう
浜名湖競艇場のコース特性やレースの傾向について理解していただけましたでしょうか？ですが、いきなり自分の予想だけで舟券を買うのはまだ不安が残りますよね。
そこで初心者の方ほど参考にしたいのが公式サイトや競艇情報専門ウェブサイトです。
インターネット上には様々なボートレースの予想サイトがあります。これらは情報をまとめて分析もしてくれているので便利なのですが、もちろん注意も必要になってきます。
そこで予想に使えるサイトを選ぶ基準もいくつかまとめてみました。参考にしてみてください！
まずは公式サイトで選手情報や予想をチェック！
ボートレースの公式HP「BOAT RACE」や浜名湖競艇場の公式HPでは、競艇場のコース情報や、選手の試合結果などのデータ、競艇の基礎的な知識についても無料で見ることが出来るので、競艇初心者の皆さんはもちろん、データをチェックしてしっかり予想を組み立てたいみなさんもチェックしてみると良いでしょう。
マクールで全レースの予想を無料で公開
ボートレース専門誌マクールが毎日更新している競艇情報専門ウェブサイト「マクール」では、レースに関する情報はもちろんのこと、レースの予想も毎日無料で見ることができます！スマートフォン向けのサイトとなっているので、現地でもサイトを確認しながらレース展開を予想することが出来ます！公式ツイッターも開設されているので、ぜひチェックしてみてください！
予想サイトは根拠と情報更新頻度に注目
当たり前かもしれませんか、まずは予想に根拠があることが大切です。この記事でも話してきたとおり競艇場によって特徴があり、その競艇場の特徴をつかめなければ勝つことはできません。
今まで予想結果を一切持っていなかったような予想サイトが”絶対当たる”などど書いているようなサイトは信頼できません。積み重ねた実績と根拠があるかどうかをチェックしましょう。
また、競艇は期間中であれば毎日でも行われています。そうなると情報の更新も早くなってきます。そのような中情報更新が少ないと、今必要な予想に関する情報を手に入れられなくなってしまうでしょう。
選手も人間ですからそのシーズンごとに調子だってあるでしょうし、コースの状態も毎日完璧に同じわけではありません。
情報更新が多ければ自分が競艇場に行った日とサイトの情報とのギャップが少なくて済みます。楽しく予想をするためにも情報の更新頻度は大切にしたいポイントです。
まとめ
浜名湖競艇場は全国の競艇場の中でもコース幅が広く、様々な技を見ることができます。その反面、インコースの勝率があまり高くないなど競艇の定石とは異なるレースが出たりするため予想が少し難しいところもあります。それらの特徴を理解し、自分で予想した舟券が当たった時の喜びは格別なものになるでしょう。
また、浜名湖競艇場は競艇初心者の方も優しくサポートしてくれる仕組みが充実しています。少しでもボートレースに興味があるという方は、ぜひとも足を運んでみてください！
