日本レジャーチャンネルの競艇番組で解説をしている佐藤正子さんは、第6回女子王座決定戦の優勝者です。引退後は解説者として活躍している佐藤さんの予想は「正子のお告げ」として競艇ファンに親しまれています。今回は、佐藤正子さんについてご紹介するとともに、正子のお告げについても解説していきます。
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目次
佐藤正子さんとは?
日本レジャーチャンネルの専属解説者
佐藤正子さんは、日本レジャーチャンネル(JLC)の専属解説者です。元々は女子ボートレーサーとして活躍されており、後述するとおり女子王座決定戦を制した実績もある有名な選手でした。
現在は、JLCの専属解説者として蒲郡競艇場でのレースを中心に活動されています。中でも佐藤正子さんが予想を行うコーナー「正子のお告げ」は、素人には考えもつかないようなプロならではの独特な視点からの予想が見られるなど、競艇ファンにとってはもはや名物的なコンテンツとなっています。
女子ボートレーサーとしての活躍・1993年の女子王座決定戦
女子ボートレーサー時代の佐藤正子さんといえば、1993年の女子王座決定戦でしょう。この時代、女子ボートレーサーの世界では、通算優勝回数は女子レーサー史上1位、SGレース準優勝戦出場2回という圧倒的な実績を誇る鵜飼菜穂子選手が、文字通り女王に君臨していました。女子の最高峰を決めるレースである女子王座決定戦でも、鵜飼菜穂子選手は1990年から92年までの3大会を3連覇しており、圧倒的な強さを誇示していたのです。
4連覇がかかる93年の女子王座決定戦でも、鵜飼菜穂子選手は優勝決定戦進出を果たします。しかし、絶対女王の4連覇を阻んだのは、佐藤正子選手でした。
実は佐藤正子選手、鵜飼菜穂子選手が3連覇を果たした3つの女子王座決定戦のいずれも、優勝決定戦に進出していました。つまり、3年連続で鵜飼菜穂子選手の優勝をコースで見届けるという悔しい思いをしており、1993年の女子王座決定戦は、4年越しの悲願を達成するチャンスであったのです。
1993年の女子王座決定戦、レースは第1ターンマークで勝負が決まります。第1ターンマーク、鵜飼菜穂子選手はインコースに位置取ってターンに入ったものの、他のボートがツケマイをしかけてきます。なんとかそのボートを押さえ込みながらターンすることには成功したものの、そのスキをついてアウトコースから一気にトップに躍り出たのが、佐藤正子選手でした。大幅なリードを得た佐藤選手はそのままトップでゴールイン。見事に4年越しの悲願を達成したのです。
佐藤正子さんの予想は当たるのか?「正子のお告げ」とは
「正子のお告げ」とは
佐藤正子さんは現役引退後、JLCの専属解説者として蒲郡競艇場でのレースを中心に活動されています。JLCの番組内では佐藤正子さんが予想を行うコーナー「正子のお告げ」が設けられているのですが、ここで佐藤正子さんは、ときたま素人には考えもつかないプロならではの独特な視点からの大胆な予想を披露しており、競艇ファンを驚かせます。
「正子のお告げ」の特徴
佐藤正子さんの予想の特徴は、予想の根拠をしっかりと言い切ることです。モーター評価や展示評価についてしっかりと評価した上で予想を展開するため、予想ロジックの組み立て方の参考になるといえるでしょう。
特に、佐藤正子さんのように選手としてボートレースを経験していると、選手としてのリアルな経験を活かした、元選手ならではの着眼点から予想を組み立てることができます。選手ごとの特徴を見てどのようなレース展開になるかを読み取ることもできるため、他の競艇解説者などとはひと味違った予想を見せることもしばしばです。
ときたま出現する超大胆な予想
元選手ならではの着眼点や展開予想が「正子のお告げ」の特徴ですが、ときたま出現する超大胆な予想が、競艇ファンにとってはある種の名物的な要素として楽しまれている、という側面もあります。中でも有名なのが「5ー流ー流」という予想でしょう。これは端的に言うと、5号艇が1着に入る可能性が高いが、あとはどのボートがくるのか難しい(ので、色んなパターンの舟券を買うと良いでしょう)という意味です。
競艇の世界には、インコースが有利という定石があるために、5号艇や6号艇といったアウトコースのボートを1着に据えるのはかなり大胆な予想です。にも関わらず、1着に5号艇を持ってくる正子のお告げは、正体不明の自信を感じる一手といえるのです。それに反して2着以降は「分からない」と言い切ってしまうことからは、元・勝負師としての度胸を感じます。
このような超大胆な「正子のお告げ」は競艇ファンの間では半ばネタとしても楽しまれており、蒲郡競艇場などでこれが出現した際には、ツイッターなどのSNSでも「正子のお告げ出た!!」などと大いに盛り上がります。また、競艇に造詣が深い芸人である博多華丸のネタにもされるなど、競艇以外の一般層にも認知度のあるコンテンツになりつつあるのです。
「正子のお告げ」を楽しむには?
「正子のお告げ」を楽しむには、競艇のライブ中継を専門に取り扱っているコンテンツプロバイダーである日本レジャーチャンネル(JLC)のコンテンツを見る必要があります。JLCは住之江競艇場で開催されたSGレース「第19回笹川賞」よりレースの実況中継を開始しており、現在はスカパー!プレミアムサービスで競艇レース専門チャンネル「レジャーチャンネル(ボートレース専門TV!)」を配信しているほか、以下のとおり様々な媒体でコンテンツ提供を行っています。
・スカパー!会員スマートフォン向け無料映像サービス「JLCスマート」
・スカパー!オンデマンド 「レジャチャンオンデマンド」
・インターネット映像配信サービス「BOAT RACE BB」
・ニコニコ動画「ニコニコ動画BOAT RACE@JLC」
・競艇専門雑誌「BOAT Boy」
・電子書籍「BOAT Boy デジタル版」
スカパー!プレミアムサービスで「レジャーチャンネル」に登録
まず、ご自宅などでスカパー!を観られる環境が整っている方は、「レジャーチャンネル」に登録することで、競艇のレースの生中継やレースダイジェスト、競艇のバラエティ企画番組などを観ることができます。特にレースの生中継については、SG、G1、G2、G3といったグレードレースのほか、オール女子戦やナイターレースが全日程生中継されているので、色々な競艇レースを観戦したい!という方にはオススメです。視聴料は税込みで月額1,058円。スカパー!の月額基本料421円と合わせて月額1,479円となっています。
ニコニコ動画で「ニコニコBOAT RACE@JLC」に登録
スカパー!を観られる環境ではない!という方は、動画配信サイト「ニコニコ動画」で「ニコニコBOAT RACE@JLC」に登録することで、パソコンから観られるようになります。
「ニコニコBOAT RACE@JLC」では、基本的にはスカパー!プレミアムサービスで「レジャーチャンネル」とほぼ同じ内容の動画が観られます。レースの生中継も観られますし、「ブラマヨ吉田とういちの男舟」などのバラエティ企画番組も観られます。チャンネル月額会費は税込みで540円となっているので、スカパー!よりも安く競艇のレースを楽しみたい!という場合にはニコニコ動画がオススメといえるでしょう。
まとめ
今回は、日本レジャーチャンネルの競艇番組で解説をしている元女子ボートレーサーの佐藤正子さんについてご紹介するとともに、佐藤さんの予想である「正子のお告げ」ついても解説してきました。
時に超大胆な予想を繰り広げる「正子のお告げ」。競艇ファンにとってはネタ的な扱われ方もされることもあるのですが、時にはズバッと的中させることもあり、何より元・ボートレーサーならではの視点は、予想を組み立てる際の勉強にもなります。もし佐藤正子さん、「正子のお告げ」が気になるという方は、ぜひJLCのコンテンツを見るなどしてみて下さい!