ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の予想！峰竜太が再び戦いに挑むとき！

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)は、ファンによる人気投票の結果が出場の可否に影響する特殊なSG競走です。単純な勝率のみならず、いかにファンを魅了する競走や活動をしてきたかがポイントになるでしょう。

実際、今回のファン投票第1位は5連続でのトップ得票となる佐賀の峰竜太選手ですが、第2位はSG未制覇ながらキャラも競走も濃い福岡の西山貴浩選手でした。

もちろん、ボートレーサーを見るファンの目はシビアです。強さが備わってきたからこその上位ランクインであることは、最近の西山貴浩選手の活躍を見ればよくわかるでしょう。

そんな腕前と人気を両立する選手たちによる夢舞台、ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)について、本記事では予想に役立つ情報や開催にかかわる重要な情報を網羅してお届けします。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の詳細情報

ボートレースオールスター2020(住之江競艇SG)を制したのは、福岡の篠崎仁志選手でした。篠崎兄弟の弟として語られていた篠崎仁志選手は、これがSG初制覇。ついに「篠崎元志の弟」ではなく、「篠崎仁志」としてトップレーサーになった瞬間でした。

兄の篠崎元志選手は大きな怪我以降なかなか苦しんでいますが、「いつかは篠崎兄弟2人でSGの優勝戦に登場してほしい」というのが、福岡支部を始め、ボートレースのファンの多くが抱く願いかもしれません。

この動画は、そんな優勝後の水神祭の様子です。兄の篠崎元志選手だけでなく、人気者の西山貴浩選手も飛び込みましたし、まさかの福岡の大重鎮、瓜生正義選手も一緒に飛び込みました。実に愛されていることがわかるワンシーンです。

ボートレースオールスターは「笹川賞競走」の通称です

2014年からボートレースオールスターという通称がついたこのレース。多くのファンには、「笹川賞」のほうが通りが良いでしょう。

出場資格は実に明白で、ファン投票で上位になることです。そのほか、前年度優勝者、前年グランプリ優勝戦出場者、当年ボートレースクラシック優勝者、選考委員会選出の3名が特別枠として設けられています。

ただし、選出除外の規定に抵触した場合は人気投票のリストにも入れませんし、出場取り消しの規定も設けられていますので、ボートレースの厳しい一面が垣間見える部分でもあります。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の開催期間

2021年5月25日(火)～5月30日(日)

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の出場選手

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)に出場する選手の一覧です。ファンの人気が明確に反映される競走なだけあり、大いに舟券に貢献を果たしてきた選手たちがずらりと勢ぞろいしました。

男子選手に加えて女子選手も多く登場するのが、このSG競走の特徴でもあるでしょう。あらゆる公営競技の中で最も女子選手の活躍が目立つボートレース(競艇)だからこそ、性別を超えたバトルが展開されることになります。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)のアクセスと新型コロナウイルス対策

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)は、福岡県北九州市若松区にあるボートレース若松(若松競艇場)で開催されます。

ただ、2021年5月現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行が止まりません。日本政府は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を各地域に設定し、感染拡大の防止を試みています。

ボートレース若松がある福岡県は、2021年5月12日から緊急事態宣言の対象地域に入りました。この効力は、少なくとも2021年5月31日まで続くことになっています。

かかる状況を受けて、ボートレース若松からは開催に関する重大な内容が発表されました。それは「本場入場は福岡県に在住の方に限り、県外からの来場を禁止する」というものです。

また、福岡県民についても、事前の申し込みを行った先着1,500名のみに限る旨が発表されています。もしこの申し込みによって入場の権利を得たとしても、当日は万全の感染拡大防止対策をするとともに、関係者の指示に従いましょう。

加えて、検温の実施、消毒の徹底、アルコール飲料発売の中止、指定エリアのみでの食事など、いくつもの対策が行われている点に留意しましょう。

参考記事1：SG第48回ボートレースオールスターの入場制限について – ボートレース若松

参考記事2：緊急事態宣言に伴うボートレース若松営業について – ボートレース若松

ボートレース若松(若松競艇場)の住所・電話番号

ボートレース若松(若松競艇場)への電車＆無料バスでのアクセス

ボートレース若松(若松競艇場)の最寄り駅は、JR筑豊線の奥洞海駅です。同駅からは徒歩4分ほどで本場に到着します。

また、門司東本町、小倉砂津、戸畑駅前、黒崎駅前、中間通谷からは無料バスが運行しています。ただし、SG開催期間ながらも感染防止のために減便減席が実施されており、通常とは違うシフトでの運行になっているので注意しましょう。

タクシーの利用も推奨されます。小倉駅からは都市高速利用で25分、黒崎駅と戸畑駅からはそれぞれ15分ほどの道のりです。

ボートレース若松(若松競艇場)への自動車でのアクセス

ボートレース若松(若松競艇場)の最寄りインターチェンジは、九州自動車道の小倉東ICです。若戸大橋を経由して国道199号線を進み、案内板の指示に従いましょう。「奥洞海駅交差点を左折」という部分を覚えておくと便利です。

また、門司ICや八幡ICからも、紫川JCT経由で若戸大橋方面へ向かうことで、同じルートに入れます。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)のレース展望

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)のレース展望について、公式の特設サイトがオールスターならではのレース展望を更新しました。

本内容を引用し、ファンたちが求めた夢舞台をどう舟券予想で攻略するかについて、考えを巡らせていきましょう。

西山貴浩、自己最多の票数に恩返し

今年で48回目の開催を迎えたオールスターも当地は初開催。“記念”すべき大会でのタイトル奪取に誰よりも燃えるのが純地元の西山貴浩（福岡）だろう。昨年末の平和島・ＳＧグランプリ初出場、初優出などの大ブレイクがあり、3年連続5回目の出場となる今回は自己最多の2万9068票のファン投票を集め、初日ドリーム戦の2号艇をつかんだ。

峰竜太、5年連続のドリーム1号艇

言うまでもなく峰竜太（佐賀）は主演男優だ。昨年は史上初の5冠（ＭＶＰ、最多獲得賞金、最多勝利、最高勝率、記者大賞）に輝く快挙。今年も3万4968票と圧倒的な支持を集め、5年連続のドリーム1号艇に君臨する。まだオールスターのタイトルに手は届いていないものの、優出数は他の各ＳＧより多い5回というのが責任感の表れだ。19年10月に制した当地67周年の次は、最高峰のＳＧにターゲットを絞る。

毒島誠、ナイターキングがＶに照準

ただ、ナイターにめっぽう強い毒島誠（群馬）は間違いなくＶ候補の1人。ＳＧは今年3月の福岡クラシックまで62大会連続出場を誇るなど大舞台を熟知する。ＳＧ通算Ｖ7のうち実に6回もナイターで頂点に立ち、当地は18年のオーシャンＣでＶ実績。好相性の水面だけにオールスター初制覇に期待が懸かる。

田頭実、若松を最も知る“ダークホース”

その他にも話題に尽きない役者はズラリと揃う。昨年の住之江オールスターを制した篠崎仁志（福岡）にとって地元で連覇に挑めることは大きなアドバンテージ。近況は不振にあえいだ石野貴之（大阪）は3月のクラシックで9回目のＳＧＶを果たして完全復活を印象づけた。滋賀支部の次世代エース・丸野一樹（滋賀）も3月の当地68周年を制するなど、Ｖ戦線に絡んでも全く不思議はない。

当地のＳＧ2優出Ｖ1、通算はＶ16を誇るなど若松を最も知る田頭実（福岡）や、大会初出場組の坂口周（三重）、興津藍（徳島）、佐藤翼（埼玉）の奮闘にも注目したい。

出典：レース展望 – ボートレースオールスター2021特設サイト

ついにというべきか、レース展望でも西山貴浩選手が峰竜太選手より上にやってきました。パイナップルナイターを擁するボートレース若松は、地元中の地元で「純地元」です。このホーム水面では、特に気合が入るでしょう。

しかし、同じ福岡勢も負けていませんし、同じ九州勢もまた虎視眈々です。佐賀の峰竜太選手の存在は最たるところで、人気投票第1位からドリーム戦の1号艇まで含めて、今節の主役になる可能性は十二分に秘めています。

本記事では、後段の項目でファン投票第1位から第4位まで、すなわちドリーム戦の1号艇から4号艇までの選手について、最近の調子を軸とした活躍の可能性を紐解いていきます。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)が行われるボートレース若松の特徴

ボートレース若松(若松競艇場)の特徴については、本サイトでもたびたび取り上げてきました。ボートレース若松を特集した記事は何よりも詳しく、水面情報以外の部分でも大いに参考になるでしょう。

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今回は、晩春から初夏の若松水面という部分に特化し、今開催における舟券攻略に道筋を作っていきましょう。

5月ごろの若松は、もともとインの強い水面が、さらにインの盤石度合いを増します。これはアウト勢に有利なホーム向かい風が少なくなり、ホーム追い風のコンディションが増えてくる事実に由来しています。

インが強いとき、必要なのは2着3着の正確な狙いです。全体的にはホーム追い風が多くなるため、2号艇4号艇がメインとなる差し巧者に注目すべきでしょう。逆に言えば、2コースからでもまくりを放つ攻め気の強い選手には苦境が訪れます。

ただ、晩春の風が強く吹き、追い風が5m6mと強くなるようだと、今度はインがスムーズにターンするのを阻害します。場合によっては、2号艇や4号艇の頭までの差し切りを警戒すべきでしょう。

また、海水コースだからこその潮の干満がこうした風と絡み合うと、レースの混沌度合いは一気に大きくなります。ホーム追い風のときに干潮から満潮に向かう追い潮の場合、あるいはホーム向かい風のときに満潮から干潮に向かう引き潮の場合、波乱の要素は大きくなるので、思い切った多点買いも視野に入れたいところです。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)に集う人気者たち！

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)は人気選手がずらりとそろう競走ですが、その中でも特に人気の選手は名実をともに兼ね備えた存在といえるでしょう。

そこで、今回はドリーム戦で1号艇から4号艇に入る、ファン投票上位4選手をピックアップしました。いずれ劣らぬ異能の資質は、間違いなくボートレースオールスター2021(若松競艇SG)で光り輝いてくれるでしょう。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の人気投票ベスト4／峰竜太

偉大なる賞金王は浜名湖賞2021(浜名湖競艇G1)での悪夢のフライングを背負ったまま戦い、ようやくフライング休みが明けました。

改めて、佐賀の峰竜太選手です。2020年はボートレーサーとして5冠を達成。「ボートレースを語るなら、峰竜太なくして語ること能わず」とさえ言うべき存在が、水面へと帰ってきました。しかも、予定通りにSGの水面に間に合ったことは、誰もをホッとさせたことでしょう。

休み前はボートレースクラシック2021(福岡競艇SG)、太閤賞2021(住之江競艇G1)、ダイヤモンドカップ2021(大村競艇G1)に出場していましたが、いずれも峰選手に求められる高いポテンシャルには届かない結果でした。

賞金ランキングからの離脱を避けるためにも、F2だけは避けなければならない。そんな状況でも、太閤賞では3号艇での優出まで果たしたので、図抜けたレーサーだと再認識させてくれます。

今、峰竜太選手を縛りつける呪縛は何もありません。ホームといえる九州地区のSG競走で、主演俳優としての堂々たる戦いを取り戻すときが来ました。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の人気投票ベスト4／西山貴浩

福岡の西山貴浩選手は、本サイトでもたびたび取り上げているお祭り男です。人気に実力が追いつき、その結果としてさらに人気が爆発的に伸びた稀有な存在で、とにかくボートレースを楽しい存在にしてくれていると言えるでしょう。

最近も好調は継続しており、前節のモーヴィ下関オープン2周年記念モーヴィ下関杯(下関競艇一般)は見事に優勝。2021年5月17日現在はトーキョー・ベイ・カップ2021(平和島競艇G1)に参戦し、勝ったり負けたりの大暴れを継続中です。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)を、ひいてはボートレースを楽しみたいのであれば、西山貴浩選手はチェックし続けなければなりません。追いかけるほどに楽しさがあふれ出てくるレーサーです。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の人気投票ベスト4／大山千広

福岡の大山千広選手は、女子選手ながらに大人気のボートレーサーです。スタートセンスは天下一品で、2019年にはレディースチャンピオンを制して最年少女王にも輝きました。

しかし、そんなすばらしい才能が、今やA1級からの転落の危機に瀕しています。原因はフライング。結果として、すべてのレースが勝負駆けになったうえに、このボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の後から1ヶ月のフライング休みに入らなければなりません。

男女混合戦でも高い成果を残してきた才能なだけに、ここでも魅力の存在なのは間違いありません。しかし、状況の悪さはいかんともしがたく、今開催でも苦戦を強いられるでしょう。

それでも、持ち前のスタートセンスと巧みなターン技術によって、トップクラスの矜持を見せることができるか。試練の開催が始まります。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)の人気投票ベスト4／毒島誠

群馬の毒島誠選手がドリーム戦の4号艇に入ったことは、実に不気味というほかありません。先の項目のレース展望にもあったとおり、毒島選手はとにかくナイター開催での勝負強さが目立ちます。制したSG競走の7回のうち6回がナイターと言われれば、まさに「夜の帝王」と認めざるを得ない貫禄です。

ただ、近況はいささか苦戦気味です。宮島ダイヤモンドカップ2021(宮島競艇G1)もツッキー王座決定戦2021(津競艇G1)も大きな着を叩いて予選落ち。さらに、前節の地元桐生のナイター開催、第48回上毛新聞社杯(桐生競艇一般)では準優勝戦まで順調に進むも、まさかの1号艇1コースで壁なしまくりの一撃で失速し、6着敗戦を喫しました。

とはいえ、毒島誠選手にとっての大一番がボートレースオールスター2021(若松競艇SG)なのは、誰の目にも明らかです。実際、前節の最終日は貫禄の連勝フィニッシュを飾っており、状態は上がりつつあると見られる感触もあります。

であれば、今回の開催において、ついに夜の支配者としての一撃が披露されるかもしれません。ドリーム戦のみならず、節間を通じて注目していきましょう。

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)のまとめ

ボートレースオールスター2021(若松競艇SG)は、笹川賞の名称で親しまれてきた人気の高いSG競走です。ボートレース住之江やボートレース福岡といった都市型競艇場で開催される傾向がありましたが、今回、初めてボートレース若松での開催の運びとなりました。

多くの女子選手も参加する華やかなSG競走ですが、彼女たちのレベルもまた当然にトップクラスです。「女子選手は男子選手に劣る」という誤った考えを持っていると、妙味のある配当を次々に逃すかもしれません。

SGという舞台に敬意を払い、そこに登場して命がけで戦うレーサーたちにリスペクトを持ちましょう。そのうえで冷静かつ冷厳な目で舟券予想を組み立てることで、良い買い目が浮かび上がってきます。

残念ながら、限られた人数のみに制限しての開催とはなりますが、インターネットなどを駆使して、全国から大いに応援していきましょう。