競艇ではデータをチェック!予想の質が変わるデータの見方とは?
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競艇ではデータをチェック!予想の質が変わるデータの見方とは?

UPDATE:2024.02.08
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競艇で予想を組み立てる際に必要となる様々なデータ。どこからデータを入手すればいいのか、どのようなデータを分析するべきなのか。競艇初心者にとっては悩みの種だと思います。そこで今回は、データの宝庫である「出走表」の使い方と、ほかにも競艇予想で知っておきたい様々な情報をご紹介していきます。

競艇データの基本「出走表」について知ろう

データ 基本 出走表

競艇ではデータをしっかり分析して予想を行うのが的中への王道です。とはいえ、競艇初心者の方は、具体的にどのようなデータを見ればいいのか分からないことも多いでしょう。そこで、まずは選手やボート、モーターなどに関するデータが確認できる「出走表」についてご説明します。

競艇の舟券予想ではモーターの調子も重要な要素

まず、競艇の勝ち負けを決定する重要な要素として、選手の調子とボートのモーターの調子が挙げられます。特にモーターについては、性能差が顕著に表れてしまう競艇場もあったりします。

ですから競艇の予想においては、選手はもちろんのこと調子の良いモーターもピックアップし、そのモーターが何号艇になっているのかを把握することが重要となります。

選手とモーターの調子を把握し、更にボートのスタート位置を考慮することでどのようなレース展開になっていくのかを考えることが、競艇の舟券予想の基本です。

舟券の予想制度を高めるために「出走表」を使おう!

競艇において選手の調子とモーターの調子をそれぞれ確認する際に使えるのが「出走表」というデータです。「出走表」には、年2回算出される勝率が、選手とモーターごとに載っています。

このデータは毎年5月1日~10月31日と11月1日~翌年の4月30日までの2回行われる、級別審査期間のデータとなっており、例えば5月~10月に算出された勝率は、翌年の1月1日~7月31日まで出走表の全国勝率として載ります。

競艇ファンはこの「出走表」のデータをもとに選手とモーターの調子を読み取り、レースの行方を予測します。なお、出走表のデータは7月にもなると古いものとなってしまうので、「最近勝率」や「近況勝率」が載ることになります。

出走表は競艇場やインターネットでも入手可能!

出走表は競艇場に行けば置かれていますし、インターネットからでもPDFファイルで印刷できます。前日から取り出し可能なレース場もあり、利用者も増えています。

出走表には選手とモーターに関するデータだけではなく、レースに関する基本的な情報も合わせて掲載されています。その日のレーススケジュールも見ることができるので、選手の側も出走表を参考にして1日の行動を決めていたりします。

ほかにも出走表には、表紙面に開催期間などのレースの開催情報が、中面には各レースの出場選手やモーター、今節の成績などが掲載されています。更に裏面には前日の成績なども載っているので、もらさずチェックしましょう!

出走表の見方を解説

出走表 見方

出走表には、選手の最近の成績からモーター、その日のレースなど多くの情報が手に入ります。それらを活用すればその日のレースの大半の様子がうかがえます。しかし、出走表に乗っているデータや数字は、見方を知らない人にとっては意味が分かりづらいものです。ここで、出走表の見方を解説していきます。

まずはこれをチェックしよう!「番号」「色」「選手名」「モーター番号」「ボート番号」

時速70~80kmで水面を爆走していくボートを判別しやすいように、競艇ではボートの番号ごとに、ボートとレーサーのユニフォームに以下のように色が割り振られています。

1号艇…白 2号艇…黒 3号艇…赤 4号艇…青 5号艇…黄色 6号艇…緑

まずは、選手の名前と色、番号をしっかりチェックしましょう。
さらに、競艇ではモーターとボートにも番号が割り振られています。調子のよいモーターもしくはボートはしっかり番号を覚えておいて、予想を組み立てる際の判断材料としましょう。

2-2:選手・モーター・ボートの調子はこれでチェック!「勝率」「2連率」「3連率」
選手、モーター、ボートの調子は「勝率」「2連率」「3連率」という数字データで表されます。

勝率は1着になった回数を、2連対率は1、2着になった回数を、そして3連対率は1~3着に入った回数を、出走回数で割って出した100分率を意味します。例えば勝率が「2.36」と表示されている場合は、過去100回のレースのうち2.36回1位を獲得している、という計算になっています。つまり、数字が大きければ大きいほど、過去に入賞した回数が多いということですね。

初心者にも分かりやすい!ボートレーサーの「ランク」にも注目

データ レーサー ランク

全てのボートレーサーは、勝率や出走回数などにより、「A1級」「A2級」「B1級」「B2級」の4段階のランクに分けられています。

初心者の方は「競艇のレースはランク別に行われるの?」と勘違いしてしまうこともあるのですが、競艇のレースはランクに関係なく行われます。つまり最上ランクのA1級と一番下のB2級のレーサーが同じレースを走ることもある、ということです。出走表にはレーサーのランクもしっかりと明記されているので、見逃さないようにしましょう!

他にも注目しておきたいデータや情報

データ 競艇

ここからは、勝率や2連率、3連立、ランクなどといったデータ以外に、競艇の予想において注目していただきたいデータや情報をご紹介していきます。

地元選手には注目しておこう!

ボートレース場は全国に24カ所あり、それぞれで特徴があります。競走水面の規格が同じでも、風が強く吹きやすいところや水質が違うところもあり多種多様です。

中には、「難水面」と呼ばれるほど荒れた水面をしている競艇場もあります。よく名前が挙がるのが、江戸川競艇場・びわこ競艇場などです。これらの競艇場は、他の比較的穏やかな競艇場と比べると風などの影響を受けやすくなっています。従って、競艇においてはそれぞれのレース場を拠点にしている地元選手が有利という傾向があります。

例えば、江戸川競艇場では最大で秒速90㎝という速さで潮が上がってきます。これは近くに東京湾があることによる影響なのですが、江戸川競艇場では波浪対策のために、他のボートレース場よりもボートの全長が長く、重いD級ボートというものを使っています。さらに、プロペラの形も江戸川競艇場のボートにあったものに変える必要があるために、江戸川競艇場に慣れていないほかの競艇場の選手は、独特のボート・プロペラの扱いづらさが不利に働く可能性が出てくるのです。

地元勢は特に序盤戦が強い!

地元選手に関するデータをもう一つご紹介します。競艇においては、遠征で来ている選手は、まだ競艇場の特徴やスタート勘がつかめていないために、苦戦する傾向があります。

一方で先述したとおり地元選手は普段からホームの競艇場のコンディションについては知り尽くしているので、ほかの選手が慣れておらず苦労している序盤戦においては、地元の選手はよく走っているコースですから勝つ可能性が上がります。特に初日は地元選手が狙い目といえるでしょう。

展示レースでのタイムやスタート展示のデータも見逃さないように

展示レースでのタイムのデータも、競艇予想をするうえではとても重要なものです。展示タイム通りに着順が決まるということはありませんが、選手の状態や調子、その競艇場との相性を見るのに適しています。

もちろん、スタートの予行練習ともなるスタート展示も見逃せません。スタート展示でインに入った選手が展示レースでのタイムもトップであれば本番でも十分に期待できます。基本的に競艇はイン側の選手が有利といわれていますから、展示レースでもイン側の選手の調子を見ておきたいですね。

イン側の選手を確認するのと並行して、アウトコース側の選手も確認しておきましょう。競艇でインが強いことは競艇初心者の方でもご存知だとは思いますが、イン側の選手がターンを失敗したり、膨らんでしまった時はアウト側の選手が差してくるもあるのです。アウトコース側の選手の調子も見ておくことで、予想の幅は広がります。反対に、アウトの選手が展示レースで最下位であり、コースをつかめていなさそうだったら、本番でも望み薄といえるでしょう。

このように、出走表だけではなくレース本番の直前に行われる展示レース及びスタート展示も、予想を組み立てる際に重要な判断材料となるデータなのです。

風の向きや強さのデータも要チェック!

データ 風

風が強い競艇場の中には、全国屈指の難水面であるといわれる競艇場もあります。風によって競走水面が荒れ、波に艇が持っていかれてしまうこともあるのです。それ以外にも、風向きによって有利になったり不利になったりするコースもありますから、レース当日の風向や風の強さも、競艇において押さえておくべきデータといえるでしょう。

まず追い風が有利と言われているのは、内側の123コースです。イン側の艇はスローといわれ、助走距離が短い分bピードを出しづらくなります。ですが、追い風があるとスピードを出す手助けをしてくれるため、スピードを出しやすくなるのです。スタートからスピードが出ていればアウト側の艇もまくりにくくなるので、追い風はイン側に有利に働きやすいということになるのです。

逆に向かい風が有利なコースが、ダッシュと呼ばれている外側の456コースです。向かい風が外側に有利になるのは、向かい風がイン側の艇に不利だからです。ダッシュである外側の艇は向かい風があっても助走距離が長いため、スピードは出せます。スピードが出しやすい分第1ターンマークなどで技を決める余裕も出てくるので、有利に働くのです。

まとめ

データ ボートレース

競艇ではデータをしっかり分析して予想を行うのが的中への王道です。選手やボート、モーターなどのデータが確認できる出走表はとても重要なデータとなります。

また、基本的に競艇場ごとの情報は各競艇場のHPに掲載されています。どのコースが強いのかや予想のポイントなど、初心者にもうれしい情報が多く書かれています。データもわかりやすくまとめられているので、それぞれの競艇場の特徴などを知りたいときは、まず競艇場公式HPを見るようにしましょう!きっと役立つ情報が手に入るはずです。

ただし、もちろんデータだけでは予測しきれない部分も出てきますから、データをしっかり分析できたと思っても必ず的中するというわけではありません。そんなところも含めて、競艇の予想は面白いのではないでしょうか。